フリー・ダイビングとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 主義・方式 > 競技 > スポーツ競技 > フリー・ダイビングの意味・解説 

フリー‐ダイビング【free diving】

読み方:ふりーだいびんぐ

ウエットスーツシュノーケルどの道具を使わない素潜り


フリーダイビング


フリーダイビング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 15:49 UTC 版)

プールでモノフィンを用いて距離を競うダイナミック・アプネア・フィン有り(DYN)
プールの水面で呼吸を止めている時間を競うスタティック・アプネア(STA)

フリーダイビング: freediving)とは、呼吸するための器材を使わないダイビングのうち、無呼吸状態で到達深度などを競う競技。アプネア: apnea, apnoea [ˈæpniə])とも呼ぶ。

ヘルベルト・ニッチュ。AIDA Internationalが認定する8つのすべての分野の世界記録保持者。

特徴・定義

レクリエーションとして楽しむスノーケリング、スキンダイブとは異なり、器材を着けずに無呼吸状態において泳ぐ距離・潜る深度・無呼吸時間を競う競技をフリーダイビングと呼ぶ。

フリーダイビングは少なくとも3つの基本概念が、スキンダイビングやスノーケリングとは異なる。

  1. より長い無呼吸状態により、より深い深度・距離・時間を競う競技性。
  2. スポーツとしての身体的かつ精神的な達成感を強調する。
  3. スノーケラー、スキンダイバー、スキューバダイバー用の器材とは異なる器材を使う事もあり、使用方法も異なる。

競技種目

競技として以下のものがある。

プール種目

  • スタティック・アプネア(STA)

呼吸を止め、水面に浮き、その時間を競う。世界記録は11分35秒。

  • ダイナミック・アプネア・フィン無し(DNF)

呼吸を止め、フィンをつけること無く泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。

  • ダイナミック・アプネア・フィン有り(DYN)

呼吸を止め、フィンをつけて泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。

  • ダイナミック・アプネア・バイフィン有り(DYNB)

呼吸を止め、バイフィンをつけて泳ぎ、水平に何メートル潜水できるかを競う。モノフィンは禁止されている。

海洋種目

  • コンスタント・ウェイト・フィン有り(CWT)

呼吸を止め、フィンをつけて自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。

  • コンスタント・ウェイト・バイフィン有り(CWTB)

呼吸を止め、バイフィンをつけて自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。モノフィンは禁止されている。

  • コンスタント・ウェイト・フィン無し(CNF)

呼吸を止め、フィンをつけることなく自身の泳力だけで垂直に何メートル潜れるかを競う。潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。またガイドロープをつたって潜降、浮上してはならない。

  • フリー・イマージョン(FIM)

呼吸を止め、フィンを装着せずにガイドロープをつたって垂直に何メートル潜れるかを競う。潜水中、ウェイトの量を変えてはならない。

  • ヴァリアブル・ウェイト(VWT)

ザボーラという乗り物に乗って潜降し、ロープを手繰って浮上する、あるいはフィンで漕いで浮上する。潜水中、ウェイトの量を変えても良く、主に、細心部分にウェイトを含む機材から離脱して浮上する。

  • ノー・リミッツ(NLT)

ザボーラという乗り物に乗って潜降し、浮上する。浮上にエアリフトなどを使用しても良い。また浮上にガイドロープをつたってたり、フィンで漕いで浮上してよい。

フリーダイビングの生理学

一般的に息を止めて深くまで潜るとが締め付けられ、スクイズ(スクイーズ)と呼ばれる障害が発生する。肺にスクイズが発生した場合、胸壁から肺が剥離し、非可逆的な損傷を受ける。このため過去には、人間が息をこらえて潜る理論的な限界水深は30数メートル程度と言われていた。しかし、ジャック・マイヨール1976年に-100mの素潜りに成功。2007年6月現在のノー・リミッツでの最高記録はヘルベルト・ニッチュの-214mである。現在では、閉息大深度潜水時には、水圧により腹部の内臓が横隔膜ごと肺の方向に押し上げられ、肺のスクイズを防ぎ、肺ならびに周辺組織の不可逆的損傷を防いでいることが明らかになっている。より深度を深めるためのテクニックが複数考案されている。

著名な選手

関連項目

日本フリーダイビング協会


フリーダイビング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:15 UTC 版)

にしおかすみこ」の記事における「フリーダイビング」の解説

2007年2月4日開催の フリーダイビングの大会BIG BLUE Indoor Cup静岡)ダイナミック・アプネア・ウィザウト・フィン女子の部において潜水記録88mを達成し世界大会AIDA Individual Indoor World Championship 2007スロベニア)に日本代表選手一人として出場、この大会模様2007年8月20日の「Qさま!! 芸能人潜水選手権完結編世界選手権出場してきましたSP!〜」にて放送された。2008年第9回ベストスイマー賞受賞した他、同年24時間テレビ31における「津軽海峡縦断リレーメンバーにも選ばれた。

※この「フリーダイビング」の解説は、「にしおかすみこ」の解説の一部です。
「フリーダイビング」を含む「にしおかすみこ」の記事については、「にしおかすみこ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「フリー・ダイビング」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フリー・ダイビング」の関連用語

フリー・ダイビングのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フリー・ダイビングのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ダイブネットダイブネット
COPYRIGHT©2025 DIVENET LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフリーダイビング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのにしおかすみこ (改訂履歴)、山本化学工業 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS