alcyoneとは? わかりやすく解説

アルチヨーネ【(イタリア)Alcyone】

読み方:あるちよーね

イタリア詩人・小説家劇作家ダヌンツィオ詩集1904年刊。


アルシオーネ

英語 Alcyone

アルシオーネは、スバル星団のなかでひときわ明るく輝く星の名前。初代85年6月発売

スバル初のスペシャリティカー2+2クーペ。リトラクダブルヘッドランプ、ドアハンドルまで面一化したボディ特徴だった。ベースレオーネで、2465mmのホイールベースは共通。エンジン水平対向1.8L・SOHCターボだけで、最高出力は135ps(グロス)を発生した駆動方式FF4WDがあった。4WDシステム油圧多板クラッチ方式によるMP-Tで、状況応じ自動的にFF4WD切り替え可能だった手動切替えボタン付いていた。ミッション5速MT3速ATがあったが、FF車前者設定しかなかった。4WD車の足まわり電子制御エアスプリングによるエレクトロ・ニューマチック・サスペンションで、4輪独立オートレベリング、車高2段階調節、減衰力可変ダンパーなどを備えていた。価格東京地区189万円2315000円

1986年3月FF車VSにもATを採用4WD車にスチール脱着サンルーフ仕様新設定

87年7月スバル初の3ナンバー車2.7Lエンジン搭載VX登場水平対向エンジン6気筒自然吸気最高出力150ps(ネット)。フルタイム4WDの、電子制御アクティブ・トルクスプリット(ACT-4)方式新しかったドライバー意志走行条件状況に応じて最適な駆動力配分を行うメカニズムミッション電子制御4速ATで、ABS関連して総合的に制御する機構だった。電子制御エアサスペンション付き。1.8Lターボ既存モデル変更VRAT車アクティブ・トルクスプリット、同MT車センターデフ4WDVSVR電子制御4速ATに進化した

91年9月SVX(90年代グランドツーリングカー提案するSubaru Vehicle Xを象徴した呼び名)がデビューしたスタイリングイタリアのイタルデザインに依頼キャノピーガラス理に特徴があった。定員5名のクーペボディ。エンジン水平対向6気筒DOHC自然吸気で3.3L、最高出力240ps。電子制御4速ATで、フルタイム4WDはバリアブル・トルク・ディストリビューション(VTD)により、前後輪のトルク配分を常に最適にコントロールした。ATはマニュアルモードにもなった。同位相となる4WSグレードによって選べた。ABS標準装備だったが、SRSエアバッグオプション東京地区価格はLが3995000円、Eは3333000円。

94年11月特別限定車S3追加95年6月運転席助手席SRSエアバッグABSBBS鍛造アルミホイール、リヤ・ビスカスLSDなど、ほぼフル装備S4(SVX発売4周年特別仕様車)を追加東京地区価格3166000円で7月発売その後変更もなく、96年12月生産停止となった

アルシオーネ

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

Alcyone


アルキュオネー

(alcyone から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 19:00 UTC 版)

『アルキュオネー』 1915年、H. J. ドレイパー画。海岸で夫を捜している。頭上を飛ぶのは2羽のカワセミ

アルキュオネー古希: Ἀλκυόνη, Alkyonē, ラテン語: Alcyone) は、ギリシア神話の女性である。同名の女性が複数知られており、有名なものでは、

がおり、あまり有名でないものにステネロスの娘、エレペーノールの母がいる。また『イーリアス』によれば、メレアグロスの妻クレオパトラーはアルキュオネーのあだ名で呼ばれたという[1]

アイオロスの娘

この女性はアイオロスとエナレテーの娘で、クレーテウスシーシュポスアタマースサルモーネウスデーイオーンマグネースペリエーレースカナケーペイシディケーカリュケーペリメーデーと兄弟[2]。一説にアイオロスとアイギアレイアの娘[3]

ケーユクス明けの明星ヘオースポロスの子)の妻[4][5]

この夫婦は傲慢さからお互いをゼウスヘーラーにたとえた。そのためゼウスはケーユクスをカツオドリに、アルキュオネーをカワセミに変えたという[4]

オウィディウスによるとアルキュオネーとケーユクスは大変仲の良い夫婦であったが、ケーユクスは神託伺いのために航海に出て、嵐に遭い、海で死んだ。夫の死をで知ったアルキュオネーが海岸に行くと、海に1体の死体が漂っていた。アルキュオネーはそれが夫であると悟り、夫のもとに行こうとしていつの間にか鳥になっていた。そして夫のもとに飛んで行くとケーユクスもまた鳥になった。神々によって鳥に変えられたのであり、二人は鳥となった後も仲睦まじく暮らした。

なお、オウィディウスではアルキュオネーの父アイオロスは風神アイオロスと同一視されており、自分の子孫であるカワセミが冬、海上でを孵す7日間だけ風を閉じ込めて海が荒れないようにすると述べている[5]

系図

 
 
アイオロス
 
 
 
ヘーオスポロス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アルキュオネー
 
ケーユクス
 
ダイダリオーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヘルメース
 
 
 
 
 
 
 
キオネー
 
 
 
 
 
 
 
アポローン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アウトリュコス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピラムモーン
 
アルギオペー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アイシモス
 
ラーエルテース
 
アンティクレイア
 
アイソーン
 
ポリュメーデー
 
タミュリス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シノーン
 
オデュッセウス
 
クティメネー
 
イアーソーン
 
プロマコス
 


古典作品への登場

アトラースの娘

この女性はプレイアデスの1人で、アトラースとプレーイオネーの娘、マイアターユゲテーステロペーエレクトラケライノーメロペーと姉妹。アルキュオネーは海神ポセイドーンから愛され、アイトゥーサ、ヒュリエウスヒュペレーノールを生んだ。子供たちのうち、アイトゥーサはアポローンとの間にエレウテールを生み、ヒュリエウスはニュムペーのクロニエーとの間にニュクテウスリュコスをもうけた[7]

パウサニアースによると、アルキュオネーとポセイドーンの子はヒュペレースとアンタースである。2人はトロイゼーンの古い王で、ヒュペレイア市とアンテイア市を創建した[8]。アンタースはボイオーティア地方のアンテドーン市の王だったという説も述べている[9]。さらにヒュギーヌスはエポーペウス、ベーロス、アクトールの名前を挙げている[10]

なお、10世紀頃の『スーダ』はトラーキア出身の音楽家オルペウスをアルキュオネー(すなわちアトラース)の子孫と伝えている[11]

その他のアルキュオネー

脚注

  1. ^ 『イーリアス』9巻。
  2. ^ アポロドーロス、1巻7・3。
  3. ^ ヒュギーヌス、65話。
  4. ^ a b アポロドーロス、1巻7・4。
  5. ^ a b オウィディウス『変身物語』11巻。
  6. ^ A. E. Taylor, (2001), Plato: The Man and His Work, page 552. Courier Dover Publications
  7. ^ アポロドーロス、3巻10・1。
  8. ^ パウサニアス、2巻30・8。
  9. ^ パウサニアス、9巻22・5。
  10. ^ ヒュギーヌス、157話。
  11. ^ 『ソクラテス以前哲学者断片集 第1分冊』p.4。
  12. ^ アポロドーロス、2巻4・5。
  13. ^ シケリアのディオドロス、4巻12・7。
  14. ^ アポロドーロス、摘要(E)3・11。

参考文献

関連項目



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