第1部より登場
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「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」の記事における「第1部より登場」の解説
年齢は第1部時点。第2部にも登場する人物の第2部時点の年齢は記載されている年齢+5歳。
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第1部より登場
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巨摩 郡(こま ぐん) 主人公。第1話時点では北稜高校2年生。身長187cm、体重75kg。鋭い目付きをしており、寝癖のように所々が跳ねた髪が特徴。 3歳から16歳までアメリカで暮らした後、ビジネスマンとして成功した父と別れ、高校から日本で一人暮らしをしている。峠道でオートバイを飛ばすのが趣味の一高校生に過ぎなかったが、美由紀の誘いでサーキットでのレースに参加するようになる。高校生チームのライダーとして、鈴鹿8時間耐久ロードレースのサポートレースである鈴鹿4時間耐久ロードレース(鈴鹿4耐)にスズキ・GSX-R400(F3仕様)で参戦。ライバルの聖秀吉とコンビを組み、終盤に怒涛の追い上げをみせて優勝する。レースへの情熱はそれほど大きいものではなかったが、秀吉の峠での事故死を契機に本格的にレースの世界にのめり込む。 工学系の大学に進学しつつ、イチノセレーシングチーム (IRT) より全日本ロードレース選手権・250ccクラスに参戦。ライバル星野アキラの台頭や、市販ホンダ・RS250Rのハンディに苦戦するが、名チューナー島崎の手で改良されたマシンを得て、最終戦鈴鹿の劇的な勝利によりルーキーチャンピオンを獲得する。 翌年はホンダに活躍を買われ、一気に海外のWGP500ccクラスにステップアップする。WGPでは型落ちのホンダ・NSR500を与えられ、第3戦イタリアGP(ミサノ)で初勝利を獲得。特別チューンされた最新スペックのマシンを託され、ヤマハの天才ラルフ・アンダーソンと異次元のチャンピオン争いを展開する。 作中では「グン」とカタカナ表記されることが多い。海外のファンからは「GUN」というローマ字表記から「ガン・ボーイ」と呼ばれる。背が高いことから秀吉から「ノッポ」と呼ばれていた。負けず嫌いな性格で腕っ節が非常に強く、喧嘩相手を一発で倒すパンチ力や、車のドアを一撃で破壊するキック力を持つ。 ライディングスタイルはコーナーに高速で突っ込み、豪快なパワースライドで旋回するファーストイン・ファーストアウト走法。転倒の危険もいとわず、暴れるマシンをねじ伏せて最速を追求していく攻撃的過ぎるスタイルは「破滅的」「クレイジー」と評される。ガードレールのある車線でスピードを出し過ぎた際、持ち前の強烈なキック力を活かしてガードレールを思い切り蹴りながら転倒を防止しつつ車体の向きを変えるガードレールキックターンという技を持っており、後のサーキットでの事故の回避にも使っている。 プライベートでの愛車はホンダ・CB750F。「しび子ちゃん」と呼ぶほど愛用していたが、秀吉の事故時のどさくさで盗まれたためホンダ・NS400Rに変わり、普通自動車免許を取得してからは叔父から借りたマツダ・RX-7 (FC3S) も乗りこなす。 伊藤 歩惟(いとう あい) ヒロイン。第1巻時点では高校1年生。性格に幼さを残す、ショートカットの明るい少女。 グンが通う高校の下級生で、当初はアイドル映画の影響で「オートバイを乗り回す姿がかっこいい」という理由だけでグンたちにくっついていたが、グンたちが本格的にレースに参戦するようになると、チームの一員としてピット作業を手伝うようになる。やがて、グンを異性として意識していることに気付き、グンから交際を申し込まれる形で相思相愛の仲となる。 グンに横恋慕するヨーコの企みで拉致されるが、駆けつけたグンによって救出され、全日本最終戦後に「一緒にヨーロッパに行ってほしい」と求婚される。婚約者としてグンと共にWGPのレースを転戦し、HRCのムードメーカー兼マスコット的存在となった。 4人家族のごく普通の家庭で育ち、弟の歩樹(あき)もグンの大ファン。父親は当初レーサーと言う職業を理解していなかったが、実際にレースを観てグンを応援するようになった。 聖 秀吉(ひじり ひでよし) グンのアマチュア時代最大のライバル。関西育ちの自称「裏六甲のウンチーニ」。峠道ではグンと「ウサギとカメ」と題した追い抜き競争で腕を鍛え、一度もグンに抜かれなかった。グンの走りを道楽息子の遊びと見なしていたが、急成長と爆発的な速さについては認めている。 中学の頃に交通事故で両親を亡くし、妹の知世と2人でグンたちと同じ高校に転校してきた。「早くプロのレーサーになって、自らの力で家計を支えたい」という志向が強く、グンや美由紀が鈴鹿4耐参戦のためのチームメイトを探していることを聞きつけると、美由紀らの前で土下座してチーム入りを懇願。仲の悪かったグンと組むことが決まっても、レースに勝つためには当然のことと受け入れた。 ライディングスタイルはグンとは好対照にステディかつシュアであり、小柄ながら愛車スズキ・GSX750Sカタナを巧みに乗りこなす。鈴鹿4耐ではグンの派手な活躍の陰で、自身はマシンを労わる職人的な走りに徹した。高根沢の妨害に遭って転倒しながらもグンにマシンを託し、見事優勝してグンとのいがみ合いも解消する。 ポップ吉村の眼鏡にかない、高校卒業後はプロチーム入りすることが内定。グンを連れて峠の走り収めに出かけたが、転倒したライダーを避けようとしたところ対向車線から来た乗用車と衝突して死亡する。その後は作中には登場していなかったが、第3部のクライマックス直前で重要な役割で再登場する。 因みにしげのは秀吉を死なせた理由について、「存在がでかくなりすぎて主人公を喰う可能性があったから」と、『頭文字D拓海伝説』(1998年発売)の中のインタビューで語っている。 一ノ瀬 美由紀(いちのせ みゆき) グンたちの高校での同級生。グンと比呂からは「みぃ」という愛称で呼ばれている。大人びた感性を持つ、ボーイッシュな少女。父親は大企業の経営者で、「イチノセレーシングクラブ」のオーナーでもある。 日本製マシンが席巻するWGPへ、チャンピオンを狙える日本人ライダーを送り出したいと望んでいる。峠道で出会ったグンの素質をいち早く見抜いてサーキットへと誘い、高校生ライダー4人による鈴鹿4耐参戦を計画する。自身のライダーとしての腕も相当なもので、当初はグンも彼女から技術を吸収していた。公道での愛車はホンダ・VT250F。 はじめはグンに片思いだったが、鈴鹿4耐後に比呂の想いを受け入れ、交際している。 沖田 比呂(おきた ひろ) グンと同じ高校に通う親友でバイク仲間。髪をリーゼントに決めた、ノリの軽いお調子者。イチノセレーシングの一員となり、美由紀とのコンビで鈴鹿4耐に出場し、転倒した美由紀をかばいながら完走を果たした。 グンほどの走りの才能が自分に無いことをコンプレックスに思ってたが、努力は怠らず、「4耐出場のトレーニング期間で、もっとも成長したのは比呂」と市川に評価された。美由紀にずっと片思いだったが、鈴鹿4耐のあと相思相愛に。高校卒業後は整備士養成の専門学校に通いながら実家の八百屋の手伝いもしており、将来はバイク屋を経営したいという夢を抱いている。愛車はカワサキ・Z400GP。 市川(いちかわ) イチノセレーシングの監督兼チーフメカニック。元中学校の教師。美由紀のことは「お嬢さん」と呼ぶ。ベテランらしい経験を持ち、初めてグンの走りを見て「このままでは君はバイクで死ぬことになる。もっと考えて走れ」と苦言を呈した。鈴鹿4耐まではグン/比呂、美由紀/秀吉の組み合わせだったが、本番ではあえて犬猿の仲のグンと秀吉にコンビを組ませて成功した。 メカニックとしては4サイクルエンジンのスペシャリストであり、ゆえに全日本250ccのシリーズ途中からチーフメカを島崎にバトンタッチする事になった。 太田 信一(おおた しんいち) イチノセレーシングの若手メカニック。アマチュア時代からグンと関わり、島崎のもとについてWGPを転戦し、Tカーを担当する。第2部以降登場機会が少なくなった比呂の代わりとして、主にコメディリリーフ的な役割を担当する。愛車はヤマハ・FZ400R。 聖 知世(ひじり ともよ) 秀吉の妹で高校1年生。両親の交通事故の後に秀吉と共に転校し、歩惟と同じクラスになる。秀吉がバイクに乗ることを快く思っておらず、秀吉がバイクで出掛ける度に心配している。その心配は最終的に兄の事故死によって現実となり、兄の死を告げられた後、再び転校する。第2部の途中で再登場し、秀吉が耐久レースを行った会場を観に行った際に美由紀に会い、生前の秀吉のレースでの戦いぶりに感激したことを伝え、最後に別れを告げて物語からも姿を消す。 西城(さいじょう) グンの通う高校の番長。ボクシングを習っており、強面で顔に傷がある。当初はCB750Fに乗るグンを快く思っておらず、仲間の不良達と共にグンに喧嘩を売ったが、逆に殴り飛ばされてしまった。 以降は美由紀が不良グループに誘拐されたことを知った際、仲間のスクーターを借りて追い掛け、車に乗っていた不良メンバーを脅して美由紀を病院へ連れて行かせるなど、気の利いた一面を見せた。 秋山(あきやま) グンと同じ高校に通う軟派な不良。比呂の中学時代の同級生だが、中学時代に留年しているために1歳年上。歩惟を口説こうと近寄ったことで、グンと歩惟の仲が一時的に険悪になる。 4輪ダートレースの経験者で、峠道でグンに勝負を仕掛けたが敗れる。秀吉の死後はグンに「お前が死んだのかと思った」と嫌味と悪意に満ちた発言してグンを怒らせ、喧嘩の末殴り倒された。 サトル イチノセレーシングに所属するライダー。筑波サーキットでの占有走行中、初心者のグンをからかって怒らせた挙句、あっさりと抜かれた上にオーバーペースで転倒する。 密かに美由紀に想いを寄せていたが、裕福な家庭で育った彼女と貧乏な自分の格差を妬んでいた。不良仲間と美由紀を誘拐し、強姦する一歩手前のところでグンと比呂によって殴り倒された。その後、レーシングチームを辞めることを伝え、歯止めの利かない自分を止めてくれたことを感謝した。 剛田(ごうだ) サトルの旧知のライダー。無謀運転のオートバイのせいで妹が事故死したことを恨み、峠の走り屋達をガードレールにクラッシュさせる復讐行為を繰り返し、「峠の殺し屋」と恐れられる。グンと秀吉のコンビプレーによって復讐を食い止められ、改心して鈴鹿4耐に出場した。 高根沢(たかねざわ) ハヤミ・レーシングチームのエースライダー。ハンサムで女性にもてるが、うぬぼれ屋で自己中心的。サーキットでの出来事を逆恨みし、イチノセレーシングに対して妨害行為を働くようになる。鈴鹿4耐ではシケインで秀吉の走路をわざと妨害して転倒させる。さらにピットで悪態をつき、観客から物を投げられた。 松井(まつい) 鈴鹿4耐に出場した「ノービス最速」と謳われるライダー。スズキのワークス・チーム・浜松レーシングに所属する。鈴鹿4耐では首位走行中にペアライダーが転倒し、一時周回遅れとなる。そこからグンと共にハイペースで追い上げ、レース最終盤に首位を捉えたが、優勝はグンに譲る結果となる。
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