条約内容とは? わかりやすく解説

条約内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 05:36 UTC 版)

日清修好条規」の記事における「条約内容」の解説

日清修好条規は、平等条約ではあったものの、その内容両国がともに欧米か押し付けられていた不平等条約内容相互に認め合うという極めて特異な性格をもっていた。 具体的に両国互いの「邦土」への「侵越」を控える(第1条外交使節交換および双方領事駐在させる(第4条第8条両国交渉には漢文用い和文用いときには漢文添える(第6条制限的な領事裁判権お互いに認める(第8条第9条第13条両国開港場では刀剣携帯禁じる(第11条通商関係については欧米列強準ずる待遇協定関税率等)を互いに認め合う といった内容であった日本当初要求した最恵国待遇得られず、逆に日本もまた清国対し最恵国待遇をあたえなかった。領事裁判権に関しては、両国とも自国相互争いそれぞれの国法により当該国領事裁判おこない日清両国民間争いについては双方官吏協議して裁判するものとし、関税に関して関税率相互協定によって決めこととした(協定関税制度)。日本側としては、自主裁判権関税自主権ほしいところであったが、それを得るには清国に対して同様の権利認めざるをえず、特に清国国法過酷とみられたために、これを望まないところから以上のような規定となった。そして、清国おそらくは日本領事派遣しないであろう見越しそうなれば現実には日本側が一方的に治外法権獲得できるとの見込み立てたであった

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条約内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 09:00 UTC 版)

ベールヴァルデ条約」の記事における「条約内容」の解説

歩兵騎兵は、フランス資金常備するフランスは、帝国通貨スウェーデン資金援助する。 スウェーデンは、神聖ローマ帝国におけるカトリック信仰保障するスウェーデンは、フランス盟友であるバイエルン選帝侯攻撃しない。 フランス・スウェーデンは、向こう5年間、単独同盟単独講和結ばないフランスリシュリューの下で神聖ローマ帝国対す帝国政策が執られた。宰相となった1624年対ハプスブルク同盟締結したリシュリューは、これらの友好国の中でスウェーデンの軍事力に着目していた。一方スウェーデンハプスブルク家普遍主義対抗するため、スウェーデン普遍主義による世界帝国理念があった。そのための軍事資金を必要としていたのである当初リシュリューは、直接的な武力行使控え介入間接的に留めていた。これはリシュリューにとって主要な敵スペイン・ハプスブルク家であり、オーストリア・ハプスブルク家に関しては、同盟者による武力介入によってオーストリア・スペインの両ハプスブルク家分断しフランススペインとの対決を図る、これがリシュリュー思惑であった。しかしカトリック国家プロテスタント国家同盟結んだ事は、カトリックのみならずローマ教皇からも激し非難呼び起こす事となる。

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条約内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 01:51 UTC 版)

ペトロポリス条約」の記事における「条約内容」の解説

以下に、ペトロポリス条約合意した項目の概要を示す。 ブラジルボリビア国境線定める。アブナ川西経69度まではアクレ川(英語版スペイン語版)の水路に従って国境線とする。これらの範囲外国境線は、地形急峻な部分または水路沿って両国委員からなる国境線確定のための委員会決定する領土移転について領域属す全ての権利と、民法原則に従って国民外国人獲得した財産権維持尊重義務由来する責務移転する領土移転による行政執行から生じ訴訟は、ブラジル政府代表一名ボリビア政府代表一名ブラジル政府認定した外国公使一名による仲裁裁判所審議し判断されるブラジル政府賠償としてボリビア政府200英ポンド支払う。ボリビア賠償金二国間貿易交流発展させるための鉄道建設などの資金にする。賠償金条約批准後、3ヶ月以内100万ポンド1905年3月31日までに残り100万ポンド支払う。 批准書交換後、1年以内に両政府国境線確定のための混成委員会委員それぞれ任命する。そして任命後、半年以内本条約に従った国境線確定する作業着手する委員会解決できない問題は、イギリス王立地理学会仲裁案を仰ぐ。 両国は、両国陸上輸送河川航行について、それぞれの領域での財政および警察力規制の下に、最大限の自由を原則とした通商航海条約を、8ヶ月以内締結しなければならない。またこの規制は、航行貿易可能な限り有益なければならず、両国可能な限り同一なければならない。しかし、両国法律対象とならない貿易河川航行は、これに含まれないことを確認する輸出入通関業務のため、ボリビアは、ブラジルベレンマナウスコルンバマデイラ川マモレ川設置した税関所に税関職員を置くことができる。同様にブラジルは、ボリビアのビジャ・ベリャにある税関事務所またはボリビア国境設置した他の税関所に税関職員を置くことができる。 ブラジル政府は、ブラジル領内マデイラ川サン・アントニオ港(現在のポルト・ヴェーリョ)からマモレ川のグアジャラ・ミリンまでの本線と、ヴィラ・ムルチーニョ(伯: Vila-Murtinho)または他の地点とビジャ・ベリャまでの支線を持つ鉄道建設する4年以内完成努力する鉄道使用に関して関税率と税免除について両国同等権利を持つ。 ブラジルは、ペルーとの国境線についての紛争ジャバリ川から南緯11度付近について、和解到達するように努めペルー政府直接議論する。また状況によらずボリビア政府責任を負う

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条約内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 13:34 UTC 版)

リューベック条約」の記事における「条約内容」の解説

1629年5月22日デンマーク王クリスティアン4世リューベック和約調印した和平条約次の5点にまとめられるデンマーク王はそれがホルシュタイン公および帝国侯爵としての彼に関わる限りにおいて帝国問題介入する今後紛争交渉あるいは仲裁裁判官の助けによって平和的に調停される双方とも損害賠償あきらめとともに帝国内の何人にもデンマーク王対す請求権申し立てることを許さない同様にデンマーク王帝国内の何人に対して請求権申し立てないデンマーク王には賠償金なしで占領されデンマーク領および彼にレーエンとして与えられていた北ドイツ公爵領および侯爵領を返還される皇帝軍はここから即座に撤退する双方捕虜即座に解放されるスペイン王ポーランド王スペイン領ネーデルラント総督オーストリア全体選帝侯そのほか帝国身分ならびにイングランド王フランス王スウェーデン王ネーデルラント連邦共和国和平当事者となる。 バルト海および北海諸島シュレスヴィヒ=ホルシュタイン=ゴットルプ侯爵領に返還され軍隊はこの島々から撤退する

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:03 UTC 版)

満洲還付条約」の記事における「条約内容」の解説

1902年4月8日(露暦3月26日光緖28年3月1日)に北京調印され満洲還付条約交収東三省条約)では、ロシア帝国は、満洲大清帝国一部として、清国政府権威同地回復することを承諾しなおかつ満洲ロシア軍占領以前の状態に復元することを約束した。そして、満洲進駐ロシア軍第1次から第3次までの3回分けそれぞれ半年ずつの期間を設けて1年半18か月)かけて南から順に満洲全土から撤兵し、最終的に同地清国主権返還することが取り決められた。 撤退次数撤退範囲撤退期限第1次撤退 盛京省西南部(遼河の線以南)からの撤退、および鉄道還付 1902年10月8日 第2次撤退 盛京省残部遼河以北)および吉林省からの撤退 1903年4月8日 第3次撤退 黒竜江省からの撤退 1903年10月8日 ウィキソースzh:交收东三省条约の原文あります。 ただし、その条件として、 ロシア軍撤退完了まで満洲における清国軍の駐屯地兵数規模ロシア軍務省との話し合いによって決められること 撤兵済んだ後は清国側自由に委ねることとするが、その後も兵の増減ロシア側に知らせること 清国政府ロシア軍撤退した地域他国軍の駐兵許さないこと 南満洲における新規鉄道敷設はあらかじめ露清両政府間で協議の上なければ認められないこと 清国返還され鉄道については、ロシア経営修繕のために支払った費用清国負担すること などが盛り込まれた。 交渉あたったのは、ロシア側が駐清公使のパーヴェル・ミハイロヴィチ・レサール(ロシア語版)、清国側慶親王奕劻であった従来、露清交渉担当してきたのは、しばしば親露的とみられていた北洋大臣李鴻章であったが、彼は1901年11月死去し、代わって折衝あたった慶親王は、小村寿太郎外相ほか日本の外交筋から多く情報アドバイス受けたロシア軍満洲撤退は、この条約もとづいて実行されることになったが、ロシア果たしてこれらの規定をどの程度遵守するかが日本をふくむ列強大きな関心事となった

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条約内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 05:42 UTC 版)

セーヴル条約」の記事における「条約内容」の解説

イスタンブールとその近辺地域を除く東トラキアギリシャ割譲小アジアスミルナ地方ギリシア行政権下に入る。 マラシュ・ウルファ・アンテプ各州フランス勢力圏に、コンヤ・バルクエスィルを結ぶ線以南アナトリア南西部イタリア勢力圏に。 アルメニア独立容認クルディスタン建国のための地域制定するボスポラス海峡とその一帯国際機関海峡委員会」(英: International Hydrographic BureauIHB)の管理下におかれるオスマン帝国軍5万700人以下まで軍備縮小帝国財政はイギリス・イタリア・フランスが決定権を持つ(オスマン債務管理局)。カピチュレーション継続外国人特権復活規定された。 アラビア半島におけるヒジャーズ王国独立容認。 イラク・パレスチナはイギリス、レバノン・シリアはフランス委任統治下におかれるエジプトイギリス、モロッコ・チュニジアはフランス保護下に入る。

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