山野淳一郎製LBX
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「ダンボール戦機」の記事における「山野淳一郎製LBX」の解説
山野淳一郎が製作したオリジナルLBX(パッケージにはYAMANO HANDMADEと記されている)。本稿では開発したコアスケルトンも含める。 アキレスD9(アキレス ディーナイン) アキレスの後継機。ナイトフレーム。山野博士を中心とする開発チームが対オーレギオン用に開発した最初のLBX。ミゼルに対抗するべく、世界中の協力を得て開発された。世界中のLBXメーカーやプレイヤーのデータを結集し、すべての性能が高い次元で両立されている。動力源として、エターナルサイクラーを搭載している。 原作ゲーム版では、竜源から提供された残り最後のスタンフィールインゴットでエターナルサイクラー搭載を実現した。一方アニメ版では、スタンフィールインゴットを使わずにエターナルサイクラーを搭載した初のLBXだが、熱の問題をどう解決したかについては触れられていない。 アーマーフレームのデザインは初代アキレスとペルセウスの意匠を併せ持ち、戦闘特性も剣士としてのベーシックなもの。飛行能力を持たないため、空中移動にはライディングソーサや飛行形態となったオーディーンMk-2などのサポートを必要とする。 機体の性能を高める「WVモード」を発動可能。背中のバックパックには、計八本のソードビットが展開される。これはオールレンジ攻撃が可能となるほか、自機もしくは僚機が飽和攻撃にさらされた場合の同時多目標防空誘導弾としても機能する。初陣ではイカロス・ゼロからその場で機種転換してバンが使用、2機のベクターを鎧袖一触に葬り、さらにオーレギオンをも追いつめた。そして、エネルギー基地防衛戦後にヒロに託された。基本装備は、右手用の片手剣「オートクレール」と左手用のレイピア「デュランダル」。 イカロス・ゼロ 山野バン専用LBX。ナイトフレーム。プロト・Iを改修して作られたLBXで、無変形で飛行が可能。高次元多関節機構により、ウェポンフォーム(2本の剣)へ変形する能力をもつ。ウェポンフォームに変形したイカロス・フォースを手に構えることで、合体必殺技「メテオブレイカー」を放つ。基本装備は、槍「ゼロ・ランス」と盾「ゼロ・シールド」。 アニメのミゼル編ではトリトーンがブレイクオーバーしたジンがトリトーンの装備を持った上で使用している。 イカロス・フォース 大空ヒロ専用LBX。ナイトフレーム。プロト・Iを改修して作られたLBXで、ペルセウスと同じく高機動タイプとなっている。無変形での飛行も可能。高次元多関節機構により、ウェポンフォーム(大剣)へ変形する能力をもつ。ウェポンフォームに変形したイカロス・ゼロを両手に構えることで、合体必殺技「00ソード」(ダブルゼロ ソード)を放つ。基本装備は剣「フォース・ブレード」の二刀流。 アニメのミゼル編ではリュウビがブレイクオーバーしたユウヤがリュウビの装備を持った上で使用している。 イプシロン 山野バン専用LBX。ナイトフレーム。オーディーンに次ぐ機体として開発された次世代型LBX。基本装備は双槍「イプシロングレイブ」と、ビームシールド「イプシロンガーダー」。 『ブースト』のPVや公式サイトでは「3番目の主人公機」とされているが、実際のところはクリア後のボーナス機体扱いであり、本編ストーリーに直接絡むことはない。イプシロンUC(イプシロン アーバン・カモフラージュ) 性能の高さはそのままに、都市迷彩を施したイプシロン。通常プレイでは登場しないDLC専用機体。 AX-00(エーエックス ゼロゼロ) イノベーターが開発したコアスケルトン。ナイトフレーム。あくまでもコアスケルトンの名称であり、青い外装パーツはただのカバーパッドに過ぎないが、ゲームシステム上は青いカバーパッドを装備したLBXを便宜上AX-00と呼んでいる。 シナリオ開始当初はLBX図鑑内でもメーカー不明扱いだったが、ある程度ストーリーを進めると山野淳一郎のアイコンに切り替わる。『W』では考案当時の技術では実現不可能とされていた「AX-000」の設計思想を実現可能なレベルにして生み出された機体とされている。基本装備は、鉄の棒「鋼鉄棍」。 なお、イノベーター研究所内で造られたこのAX-00をはじめ、AX-02、03(のアーマーフレーム、カバーパッド)の胴体には、「X」の字の付いた半透明の球形パーツがある。AX-00の場合、装着するのをカバーパッドでなく、タイニーオービット社で製作されたアキレスにすると、その文字が「V」になる。また、ジ・エンペラーの胸部にもほぼ同様な球状パーツがあり、「M」と記されている。これらの機体はまた、何らかの自律稼働に関連したテストプログラムが搭載されている点も共通する。 AX-000(エーエックス トリプルゼロ) 山野博士がイノベーター研究所で設計した、後の山野製LBXの原点とも言えるコアスケルトン。ただし、設計自体は山野博士がタイニーオービット社研究開発室時代に開発を進めていたプロト・Iよりもさらに前に開始されていたらしい。イノベーター研究所に所属していた頃の設計ながらも、現存するLBXを遥かに凌駕する性能から、「究極のプロトタイプ」と称される。それゆえ、発案当初の技術では実現不可能とされ、後に実現可能なレベルにして生み出されたのが「AX-00」と「アキレス」であり、また「オーディーン」や「プロト・I」の改修型である「イカロス」もこの設計思想から派生した形で考案・開発されたLBXである。 山野博士が里奈を研究所から脱出させた際に、イノベーターの手に渡らぬようデータを消去したが、バン達がミゼルへの対抗策を得るために研究所に潜入して、サーバーに残留している設計図の痕跡からデータを回収し、遥がデータを復元してエターナルサイクラーなどの開発に必要な素材を収集したことによって実現可能となり、これを素体として究極のLBX「オーレギオン」が開発された。 エルシオン 山野バン専用の戦士型LBX。ナイトフレーム。ディテクターに対抗するために極秘に開発された3機のLBXのうちの1機。Σオービスでは頭部、腕部、脚部、バックパックを担当。同時期に設計開発されたペルセウスやミネルバと比べると、スピードとパワーを両立したバランス重視型となっている。装甲は新素材によって軽量化が図られているが、オーディーンのような可変機能は無い。 基本装備は槍「エルシオンハルバード」と、盾「エルシオンシールド」。特殊モードとして「ナイトモード」を搭載しており、遠距離攻撃をはじき返すことができるようになる。 オーディーンMk-2 (オーディーン マークツー) オーディーンの後継機。ナイトフレーム。青紫を基調としたオーディーンとは異なり、白を基調としたカラーリングとなっている。デザインもまた、旧オーディーンの基本的レイアウトを踏襲しつつも、神話的意匠から一変、ジェット戦闘機をイメージした外観となった。 エネルギー基地防衛戦後に山野博士がアキレスD9をヒロに託したバンのために製造した機体で、アキレスD9の開発時に得られたノウハウを元に開発されており、アキレスD9と同等の基本性能を持つ。エネルギー源としてエターナルサイクラーを搭載しており、推進力が大幅に強化されたことで、通常形態での飛行も可能となった。さらに、飛行形態に変形すれば超音速で飛行可能となる。 基本装備は、槍「リストレイター」と盾「ネオビームガーダー」。一時的に機体性能を高める「WXモード」のほかに、アキレスD9との合体必殺ファンクション「ダブルレイウイング」を発動できる。 オーレギオン 山野博士が持つLBXの技術をすべて結集したという究極のLBX。ナイトフレーム。究極のプロトタイプLBX「AX-000」が素体。エネルギー源としてエターナルサイクラーを搭載し、そのコアボックスの素材には、起動の際に生じる過剰なエネルギー熱に耐える耐熱性を持つレアメタル「スタンフィール・インゴット」が用いられている。飛行形態への変形機構を持ち、ハカイオーの「我王砲」やハンター「スティンガーミサイル」、オーディーン「JETストライカー」といった特定の機体の専用必殺技をも発動することができる。基本装備は、「レギオンランス」と「レギオンシールド」。その能力は凄まじく、LBXベクターはおろか空母「カール・ジョンソン」を旗艦とするA国第9艦隊を全滅させるほど。防御力も桁外れであり、A国国防軍によるミサイル空爆を受けても傷一つ付かない。 ミゼルへの対抗手段として開発されたが、AX-000の設計図データの時点で彼のウイルスに感染していたことによってバンの制御を離れてミゼルの手に渡り、以降は彼のLBXとなる。 エネルギー基地の制圧戦では後詰として参戦し、ヒロのイカロス・フォースを一蹴するが、援護に来たアキレスD9との戦闘で小破したために撤退した。その後、修復が完了した後にミゼルが自身の精神(データ)をオーレギオンに転送したことによって機体が変貌し、「ミゼルオーレギオン」となった。 キャプテントリトーン ジンのトリトーンを、山野博士が改修したLBX。肩のスラスターが大型化され、推進力が強化されている。頭部は、アイパッチや海賊帽を模したデザインになっている。 ジ・エンプレス ランキングバトルに登場する女性騎士型のLBX。ストライダーフレームながら、ナイトフレームに匹敵する装甲値を誇る。また、付加属性に強いことが多い従来のストライダーフレームとは打って変わって、パンツァーフレームにも匹敵する凄まじい物理耐性も持ち合わせている。そのかわりに、付加属性に対する耐性は光属性以外は極端に低い。 外観はジ・エンペラーに似ているが、カラーリングはアキレスに近い。基本装備は金色のメイス「聖鎚アフロディーテ」。 『ブースト』では設定が「ストライダーフレームのようなシルエットをもつナイトフレーム」に変更されており、ナイトフレームとして扱われる。 『WARS』では、ナイトフレームからストライダーフレームに設定変更され、元に戻っている。 Σオービス LBXエルシオン、ペルセウス、ミネルバの3機がコアスケルトンごと分離し、変異結合型電磁石で機能的に結合した大型LBX。ペルセウスを母体にエルシオンが増加パーツ、ミネルバが武器に変形する構成になっている。各部の出力・強度は大幅に強化されており、従来のLBXを凌駕する「スーパーLBX」と呼べる機体。バンが姿勢制御・ヒロが攻撃・ランが防御を担当する。 基本装備は、二つの銃身を持つビームライフル「Σツインブラスター」とビームシールド「Σガーダー」。また、バックパックのミネルバの腕は分離させて防御兵器として利用できる。Σツインブラスターの銃身から巨大なエネルギー刃を発生させ相手を切り裂く専用必殺技「Σドライブソード」を持つ。 『ミゼル編』では、ダークパンドラ、ゼノン、イフリートの3体を倒したバンたちの前に新たにミゼルが放ったバーチャルLBXとして登場した。高い戦闘力でバンたちを苦戦させるも、バンたち3人のコンビネーションまで再現できなかったことが災いし、ランに攻撃から防御に切り替えるときに隙ができることを気づかれ、その隙をつかれて撃破された。 ジャンヌF(ジャンヌ フォックス) ジェシカのジェンヌDを山野博士が改修したLBXで、耐久力が増している。耳や尾が付いており、名前のとおりキツネをイメージしたデザインになっている。 Bキッド 謎のヒーロー「マスクドB」専用LBX。ナイトフレーム。基本装備は槍「ラグナランス」。 プリンセスM 謎のアイドル「マスクドM」専用LBX。ストライダーフレーム。基本装備は杖「ラグナハート」。 ペルセウス 大空ヒロ専用の戦士型のLBX。ナイトフレーム。ディテクターに対抗するために極秘に開発された3機のLBXのうちの1機。Σオービスでは、頭部、胴体、腰部バックパックを担当。装甲には軽量な新素材を用いており、エルシオンやミネルバと比べ機動力重視の機体となっている。 基本装備は、クラブソード状の双剣「ペルセウスソード」。特殊モードとして、スピードを大幅に向上させる「ストライクモード」を搭載している。 マスカレードJ 謎の仮面男「マスクドJ」専用LBX。ストライダーフレーム。各部に市販のLBXには見られない独自の機構が採用されている。基本装備は、細剣「デュエルレイピア」。 ミネルバ 花咲ラン専用の女性型LBX。ストライダーフレーム。ディテクターに対抗するために極秘に開発された3機のLBXのうちの1機。Σオービスでは、武器と各部のブースターを担当。ペルセウスやエルシオンを凌駕するパワーと厚い装甲を持つ、近接格闘戦用の機体。 基本装備は、爪付き手甲「ミネルバクロー」。優勝者の手に渡るようにシブヤタウン武道大会の副賞として用意された。特殊モードとして、攻撃力を大幅に向上させる「バーニングモード」を搭載している。ミネルバ改 ミネルバの改修型。Σオービスへの変形合体機能を廃止し、宇宙用LBXへと改修強化したもの。各所に多数のスラスターが設置されており、大気圏内外で単独飛行が可能になっている。両腕は武器腕「ミネルバストライク」となり、ナックルに加え単発銃の機能も加わっている。最終決戦では、アキレスD9を庇ったミゼルオーレギオンの我王砲によって大破される。 リュウビホウオウ ユウヤのリュウビを山野博士が改修したLBX。背中に翼が生え、頭や脚も鳥を模したデザインになっている。
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