四季世代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:50 UTC 版)
第3期より登場。星谷より一学年上で、柊世代より一学年下にあたる。第1期OVA第14幕にて柊世代の華桜会メンバーによって選ばれた新しい華桜会であり、前・華桜会である柊世代に引き続き5人体制となっている。 メンバーは2019年3月15日に公開されたアニメ第3期キービジュアルにてイラストが初お披露目され、3月20日より国際展示場駅コンコースエスカレーターにて期間限定で登場したキャラクター看板では名前が明らかとなった。姓名には季節が用いられている。 遥斗世代や柊世代が成し遂げることができなかった偉業を達成しようと、老朽化した野外劇場の立ち入り禁止に始まり、ミュージカル学科候補生たちが使う稽古棟の新設、平等性を重視し、ミュージカル学科候補生によるテストステージは全て綾薙歌劇場で行うよう取り仕切る等、綾薙ブランドの更なる発展のために新たなる伝統を自分たちの手でつくり出そうと学園の改革を進めており、中でも最も優先すべきプロジェクトとして次期華桜会を学園内外に早期アピールするべく、新企画として綾薙祭のオープニングセレモニーの実施を宣言した。 四季 斗真(しき とうま) 声- 浪川大輔 所属:綾薙学園高等部3年MS組 身長:177cm、血液型:AB型、誕生日:6月28日 柊世代によって選ばれた華桜会首席。パフォーマンス力に優れ、中等部時代は成績トップだった冬沢と肩を並べていた。スター枠時代はスター・オブ・スター枠に属していた。大勢の中にいる時は目立たないタイプで、舞台に立って初めて存在を認識されるほど周囲からの印象が薄く、また自身もパフォーマンス以外で目立つことを好まない性格故に表舞台に立つことはほとんどないため、華桜会の首席であることはあまり知られていない。自分から目立つような行動を極力取らないようにしているが、独自の理由により華桜会入りを決める。華桜会を務めるにあたり、個人よりも組織の意思を尊重しているが、無意識に息苦しさも感じている。特技はどこでも寝られること。華桜会入りしてからは目的のために春日野や入夏から心配されるほど働いているが、本来の性格はどちらかというと面倒くさがり屋であり、華桜会に入る前は授業をサボることも少なくはなかった。食事よりも睡眠を優先することが多いため、食事はエナジーバーなど手軽に食べられるものを好むが、甘いものは定期的に取るようにしており、春日野や入夏とよく行きつけの甘味処に足を運んでいる。また、飲み物も紅茶やコーヒーよりジュース派。学内では時計塔や屋上を訪れることが多い。中等部からの付き合いである冬沢のことは多面的な考え方ができる人物として尊敬の念を抱いており、表舞台に立つことを苦手としている自身の代わりとして頼ることも多い。 前述にあるように立場上、華桜会の意思を優先しているが、野外劇場の閉鎖に落ち込む星谷を見かねてたまにであれば立ち入りを許可するなど優しさも垣間見せており、冬沢とは対照的に非情になりきれずにいる。一方でteam柊抜きでクラス公演を行うことになった現実を受け止めきれず、気持ちの切り替えが出来ない星谷に対し、「指導者である鳳がいなければ何も出来ないのか」と一喝する等、厳しい一面も見せており、結果として星谷が華桜会にカンパニー全員での出演を交渉する後押しをした。 冬沢 亮(ふゆさわ りょう) 声 - 斉藤壮馬 所属:綾薙学園高等部3年MS組 身長:178cm、血液型:B型、誕生日:1月11日 柊世代によって選ばれた華桜会メンバー。同じ華桜会の四季とは中等部からの付き合いであり、四季から最も信頼され、表舞台に立ちたがらない彼の代わりに首席代行として動くことが多く、華桜会の総意で推し進めている改革も中心に立って進めている。スター枠時代は四季と共にスター・オブ・スター枠に所属しており、チームリーダーも務めていた。高い実力を持ち、中等部時代は音楽コースの特進クラスでトップの成績を収めており、高等部に上がってからも首席の座を貫いている。優秀であることには自信を持っているものの、一方で優等生な自身に面白みがないとも感じている。幼い頃はか弱く見られることが多かったが、成長と共に身長が伸びたことによる圧迫感から周囲に怖がられることが多くなった。また、怒ると怖い人物として同じ華桜会の春日野や入夏からも恐れられており、星谷ら2年生がストライキを起こした際には怒る前に入夏が彼らを庇ったり、オープニングセレモニーの楽曲が遅れている入夏に対して春日野が注意を呼びかける等、本気で怒らせないように周囲が気を遣うほど。中等部3年の頃は生徒会長を務めており、一つ下の南條とも面識がある。ライトベジタリアンであり、食べられないものが多いことから調理実習は苦手としている。また、口の中から無くならない食感から餅も苦手。 華桜会の一員としても一パフォーマーとしても非常にシビアな考えを持ち、現2年生の中では首席であった柊が選んだチームであることから正統派な実力を持つteam柊を気にかけ、次期華桜会も彼らに任せたいと考えている。故に改革案の一つである次期華桜会候補の発表の場として設けたオープニングセレモニーもteam柊に任せる方向で話を進めているが、ある程度の犠牲は致し方ないという考えからteam柊に対してクラス公演よりもオープニングセレモニーを優先するように強要するなど、目的達成のためであれば自らが暴君になることも厭わない覚悟を示した。team柊のオープニングセレモニー出演に反対する星谷たちに対してはクラス公演も行うも行わないも自由だとし、決定を覆す気はないという態度を示しており、team柊からカンパニー全員での出演を交渉された際にも「その他大勢の面倒を見るつもりはない」と頑固として意見を曲げようとはしなかった。 同じ華桜会メンバーであり、幼馴染でもある千秋とはある出来事をきっかけに犬猿の仲であり、自身のサポート役という認識こそしているものの本人を目の前にして「役に立たない」「期待していない」と口にする等、険悪な雰囲気を漂わせている。また、実力は認めているが、結果として首席の座を奪われてしまった事や、華桜会本来の目的よりも、星谷たちの気持ちを汲んでやりたいと考える四季に対して、複雑な想いも抱えている。 春日野 詩音(かすがの しおん) 声 - 山下大輝 所属:綾薙学園高等部3年MS組 身長:168cm、血液型:A型、誕生日:3月21日 柊世代に選ばれた華桜会のメンバー。短い猫っ毛 の髪が特徴。何をされても驚かない大人しい性格だが短気であり、通信簿にも書かれるほど怒りっぽい。四季や入夏からは「怒りっぽいのが玉に瑕」だとも言われており、カルシウムの摂取を勧められるほど。占いが趣味でよく学校の屋上で占っているが、あくまでもデータという認識であり、千秋からオカルトだと言われたことを即否定する等、超能力めいたものはあまり信じていない。2年の誕生日も把握しており、星谷の水難、虎石の女難、北原の動物による災難、蜂矢のドジを当てるなど占いの的中率は高い。唯一の答えが出るものを好むことから数学や理系の科目を得意としている。周囲からは変わっていると言われることが多いが、自覚はない。好きな飲み物は抹茶やおしるこで、和菓子も好むことから四季や入夏とよく甘味処に足を運んでいる。常にタロットカードを持ち歩いており、四季が借りていた「運命の輪」を返した際には、彼が星谷と運命に導かれて出会ってしまったことを少なからず気にかけていた。 スター枠ではなく一般枠出身であり、並々ならぬ努力を積み重ねてミュージカル学科入りを果たした。当時「スター・オブ・スター」に属していた四季に入科オーディションの練習を見てもらっていた時期があり、四季のことを心から慕っている。また、チーム内ですれ違いが生じた際にはチームメイトともう一度話し合えるよう背中を押してもらっており、その時に貰ったコインを今でも大切にしている。四季の望みを叶えることに尽力しており、彼が辛い想いをしていたら自分自身が許せなくなるほど心酔し、何かと気にかけている。そのため、当初は冬沢や千秋より話が通じそうという理由で対話を持ちかけてきた星谷らに対して、四季の悲願であるオープニングセレモニー成功のために彼らの意見を聞き入れないようにしていたが、友人から貰ったものを大切だと語る星谷やチームメイトのために必死になる那雪の姿に自身を重ね、入夏同様、華桜会としてのスタンスは変えられないとしながらも彼らの思いを受け入れた。入夏とは一般枠の頃からのチームメイトであり、星谷らがストライキを起こした際に彼が冬沢から2年を庇ったことに気づく等、入夏の言動をよく理解しているが、同時に冬沢を怒らせる一歩手前だった彼に対して注意を呼びかけるなど何かと世話を焼いており、星谷らが対話の相手として選んだことも面倒見がいいからではないかと四季からは評価されている。 入夏 将志(いりなつ まさし) 声 - 逢坂良太 所属:綾薙学園高等部3年MS組 身長:173cm、血液型:O型、誕生日:7月27日 柊世代によって選ばれた華桜会のメンバー。褐色の肌と色素の薄い髪、碧眼が特徴でよくハーフと間違われる。春日野とは1年次に同じ一般枠のチームに所属していた頃からの付き合いであり、「カスガちゃん」と呼んで親しんでいる。春日野と同じく、自分たちを救ってくれた四季には恩を感じている。両親は有名な音楽家で、自身も音楽制作をこなしており、アーティストを自称するなど音楽制作に関しては自信を持っている。小学生の頃は祖母と暮らしていた。好物はかき氷と無限海ぶどう、祖母が作ったチャンプルー。空閑が以前アルバイトしていたカフェの常連。 お祭り男で、アツイ人間やアツイ展開を好む。一方で争いごとは好まないため、調停役を買って出ることもあり、星谷ら2年と華桜会が対立した際には自ら2年の説得を名乗り出ている。が、報われなければ何をやっても無意味だという自論が逆に2年を焚き付けることになってしまい、少なからず責任を感じていた。故に星谷らがストライキを起こした際には冬沢が彼らに処分を下す前に遠回しに庇う行動に出る。一方で星谷らが自分たちのことを知ってもらおうと華桜会にアピールし始めた際には道具運び等、彼らを雑用代わりに扱う場面もあった。華桜会プロデュースのオープニングセレモニーでは楽曲制作を担当していたが、team柊の実力に合わせた楽曲を作りきれず行き詰まってしまい、時間にルーズな性格も相まって一時は楽曲の提出を催促する冬沢を本気で怒らせる寸前にまでなってしまう。春日野から注意を呼びかけられるも「アーティストとして完璧なもの以外は提出できない」と完成するまでの時間を稼ぐために逃げ回っていたが、華桜会に楯突いてでもオープニングセレモニーへの出演を諦める気配のない星谷らを見守っているうちに彼らが自分たちと同じで大好きな仲間たちと何かを成し遂げたいだけだということに気付き、華桜会としての意見は曲げられないとしながらも、一個人として彼らを認めるようになる。また、行き詰まっていた楽曲制作においても星谷らからインスピレーションを得たことで彼らをイメージした楽曲を手がけた。 千秋 貴史(ちあき たかふみ) 声 - 小西克幸 所属:綾薙学園高等部3年MS組 身長:177cm、血液型:B型、誕生日:10月25日 柊世代によって選ばれた華桜会のメンバー。長髪を一つに束ねているのが特徴。髪が長いことから周囲にチャラいと思われがちだが、単に髪を切る暇がないため伸ばしたままとなっている。冬沢とは児童劇団時代からの幼馴染みだが、現在はある出来事をきっかけに犬猿関係。が、中等部時代は共に生徒会役員を務めるなど、図らずも関係は続いており、複雑な感情を抱いている。悪態をつくことも少なくないが、その一方で冬沢の言動は気にかけており、たびたびちょっかいをかけている。生徒会役員時代に副会長であった南條とは顔なじみであり、「コウちゃん」と呼んで親しんでいる。口癖は「ノーセンス」。下に弟妹がいる長男。手先が器用で、弟妹が学校で使う雑巾も毎年のように手縫いしており、そのせいか特技が雑巾の早縫いになった。朝食の支度や弟妹と遊ぶ時間を作るなど面倒見がいい性格をしており、妹が作った弁当は残さず食べるようにするなど家族想い。弟妹の面倒を見ることが多いせいか、年下に弱く、自身が導いてきたteam千秋の生徒たちに対しても、彼らが無事にミュージカル学科に入れるよう力を尽くしている。餅つき大会で冬沢が餅を不味そうに食べている様を目にしたことから自身も餅が苦手になった。
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