パフォーマーとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 22:01 UTC 版)
「マーシャ・P・ジョンソン」の記事における「パフォーマーとして」の解説
自身のドラァグ・パフォーマンスのスタイルについて、マーシャは「真剣なもの」ではないと語った。当時、ハイ・ドラァグやショー・ドラァグと呼ばれるドラァグクィーンによるパフォーマンスは、クイーンが豪勢で煌びやかな装飾を身に纏う事が多く、マーシャにはその様な高級な服を買う余裕がなかった。マーシャはマンハッタンの花市場にある机の下で夜を明かし、その日の残りの生花を貰い頭飾りとしていた事が多かった。背が高く、細身で、花柄のドレスや光沢のあるドレス、明るい色のウィッグと真っ赤なプラスチック製のハイヒールを好んで身にまとったマーシャは街では目立つ存在であった。ゲイ文学作家のエドマンド・ホワイト(英語版)によるとマーシャは男性性と女性性の狭間を現す格好を好んでしたという。 中にはマーシャが煌びやかなハイ・ドラァグ・ショーをしている資料も存在するが、マーシャのパフォーマンスの多くは政治性や喜劇性のある小劇団の一員としてだった。マーシャが歌やパフォーマンスで参加した団体で特に有名なものとして、1972年から1990年代までメンバーとして活動したHot Peaches、またサンフランシスコ出身の The Cockettes主催の劇団 The Angels of Lightなどがある。1973年には The Angels of Lightのコホーテク彗星についての演劇でジプシー・クイーンの役を演じた。1975年にはアンディ・ウォーホルの「レディース&ジェントルメン」シリーズのモデルとなる。1990年には Hot Peachesと共にロンドン公演を果たした。
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