卓球部団体戦メンバー(レギュラー陣)
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「灼熱の卓球娘」の記事における「卓球部団体戦メンバー(レギュラー陣)」の解説
旋風 こより(つむじかぜ こより) 声 - 花守ゆみり 誕生日:7月24日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:オールラウンド 主人公の中学2年生。雀が原中学に転校し、卓球部に入る。転入後のクラスは2年3組で、あがり、ハナビとはクラスメイトになる。左右の側頭部を白いリボンで短く纏めた赤い髪が特徴で(興奮したときなどに髪が「まげ まげ」と跳ねる描写がある)、ハナビにいじられ遊ばれていることも多い。「ドキドキする」が口癖。高所恐怖症。コスプレ犬「わん子」のグッズを集めることが趣味(右手のリストバンドや練習用シャツ、ラケットケースもわん子のマーク入り)。 卓球の実力は本物で、前の学校では県ベスト4に入賞したこともある。苦戦していても笑顔で楽しみ、相手にあわせて柔軟なプレーをしながら、打てば打つほど威力が増すスマッシュで、試合後半から追い上げるオールラウンドプレーヤー。勝敗に関係なく卓球を楽しむことを考えていたが、あがりの「全国を目指す」という言葉に影響され、全国の強者と「もっとドキドキする」試合をしたいと、あがりと共に全国に行くことを望むようになる。大会直前の部内ランキングでは2位。団体戦ではシングルス4に出場。 卓球のことにおいては冷静な観察眼などを発揮することもあり、体も柔らかいが、卓球以外の運動や勉強、行事は苦手で、忘れ物も多く、どんくさい。普段はおどおどしており人見知りが激しく、初対面の相手と目を合わせて話すことができないが、卓球のことになると急激に態度が変わり、積極的になる。あがりと出会い、入部直後に助けてもらってからは特に彼女になつくようになり、よくあがりの服の袖や裾などを摑んでいる。出身地や過去については不明。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはNittakuのフライアットカーボン(FL)。 上矢 あがり(かみや あがり) 声 - 田中美海 誕生日:7月24日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:ドライブ主戦型 こよりのクラスメイトで準主人公の中学2年生。髪型は紫色のツインテールで、上向きの矢印の髪留めをしている。またきのこグッズ集めが趣味で、幼い頃にきのこ柄の服を着ていたり、きのこの本を読んでいたり珍しいきのこを見て興奮したりしている様子があるほか、アニメでは自室にきのこのぬいぐるみなどが置いてある。自宅で「お姉ちゃん」と呼ばれる場面があり、弟か妹が居るらしい。 こよりが入部するまでは部内ナンバーワンの実力を持ち、都ベスト8の経験あり。幼い頃から勝ち気で負けず嫌いだったが、何をやっても凡庸でなかなか自分が一番になるものに出会えなかったところ、自分と適正のあった卓球にのめり込むようになった。真面目で努力家であり、卓球で一番になるための練習などは欠かさなかった。だが、こよりの出現により部で後輩の注目を奪われ、プライドを傷つけられてしまう。ランク1位を賭けたこよりとの最初の部内試合では、激しいラリーの応酬の結果敗北を喫するが、その対戦の中、勝敗にこだわるあまり忘れていた卓球の楽しさを思い出すことでプレーの幅を広げ、一歩成長する。以降もこよりをライバルと認め度々対戦しているが、勝率はほぼ五分。また相手にも真剣勝負を求めるタイプであり、スランプ状態のこよりに対して喝を入れたりアドバイスしたりしたことがあるほか、地区大会の決勝で対戦した紅真深にも本気を出すよう求めている。アニメでは練習試合での「(負けたけど)上出来」「気楽にいこう」というキルカの発言をネガティブと捉え、怒ったところも描かれている。 「ドライブ四天王の一角」「北のドライブマン」の異名があるほど、ドライブ戦法を得意とし、ループドライブからのバックハンドスマッシュを決め技にしている。一方で、スマッシュは打撃力に劣るバックハンドのみにし、失敗率が高かったフォアハンドを封じていたため、決定力に欠けるという弱点を持っていた。だが、こよりに負けた日から、苦手だが好きだったフォアハンドスマッシュを練習して使えるようになり、以後は状況に応じフォアとバックを使い分けるようになっている。 それでもフォアハンドスマッシュの威力不足を指摘されていたが、非常に強力なループドライブで相手のボールを高く浮かせ、その時間のうちに助走をつけてスマッシュを叩き込むという強化版スマッシュ(通称「100%あがり」)を練習し続け、大会での紅真深との試合中に完成させた。 大会直前の部内ランキングでは1位。団体戦ではシングルス3に出場。 普段は優しく友人(部活仲間)思いで、面倒見が良い性格。転入してきたこよりとクラスメイトになった後、卓球以外のことでは失敗が多いこよりの面倒をよく見ており、母親のように振る舞うこともある。だが友情や親切心といった本音を言葉で表せず、すぐ照れて誤魔化そうとする、いわゆるツンデレ。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはNittakuのルデアック(FL)。 天下 ハナビ(てんか ハナビ) 声 - 高野麻里佳 誕生日:8月8日 / 利き手:右 / ラケット:日本式ペンホルダー / ラバー:裏 / プレースタイル:前陣速攻型 部員の2年生。こより・あがりのクラスメイト。跳ねた黄色の髪を後ろで2つ結んでおり、「チクチクする」「刺さる」と言われるほど剛毛。八重歯があり、ボーイッシュな外見で、サバサバしていつも明るくハイテンションな雰囲気。素直な性格で、友情など思ったことをストレートに口や態度に出す。こよりのことを(結んだ髪の毛をちょんまげに見立て)「まげまげ」と呼び、こよりには自分のことを「ハナちゃん」と呼ばせている。ほくととは幼なじみの親友で、彼女の実家の卓球ショップでアルバイトをしている。他人の髪で遊ぶのが好きで、こよりやほくとの髪をいじって遊ぶことが多い。 小学生5年生の時、いつも実家の手伝いをして他の子と遊べなかったほくとの家の卓球店に通い、ほくとの手伝いをしながら卓球に興味を持つ。当時病弱だったハナビだが、卓球くらいの運動なら大丈夫だろうと思ってハナビの母は許可を出し、本格的に卓球を始めた。いつも首からお守りを下げているが、これは病弱だった彼女に対して、ほくとが百度参りの後にあげたもの。 雀が原中レギュラー陣の中ではただひとりシェークハンドではなくペンホルダー(日本式)のラケットを使用し、多少のミスを覚悟の上、速度で攻める前陣速攻型。その速さは部内でトップクラスで、こよりの入部前はあがりに次ぐ部内ランク2位だった(キルカは当時休部中でランク外)。大会直前の部内ランキングでは4位。団体戦ではシングルス1に出場。作中ではレギュラー陣で唯一勝利の描写が無い。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはBUTTERFLYのサイプレス JP III。 本作の前身であり作者のデビュー作でもある『卓球☆だいありー』では上矢あがりの立ち位置であり、性格もあがりに近かった。 出雲 ほくと(いつも ほくと) 声 - 桑原由気 誕生日:3月13日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:(やや速攻寄りの)前陣攻守型 部員の2年生。クラスは2年4組。水色のショートカット。ウサギが好きで、前髪はウサギをイメージしたように纏めており、ニンジンの髪留めをしている。尻尾にあたる、後ろ髪を団子状に纏めて白いカバーで覆った部分は、よくハナビに「もふもふ」といじられている。クールな性格であまり表情を変えないが、無表情に冗談を言うことも多い。また、特に親友のハナビのことになると熱くなることがあるものの、そういった面をなかなか表面に出そうとしない。いつもジャージの襟やマフラーなどで口もとを隠し、「ほくほく」と擬音を出している。 実家は「うさ耳卓球」という店名の卓球ショップをしているため幼い頃から卓球に触れており、客の好みに合わせたラケットのラバーを提供できる特技がある。部員にも実家の商品を売ろうとすることがあり、あがりから「相変わらず守銭奴」と表現されている。また相手が使用しているラバーを見てプレースタイルなどだけではなく、下着柄まで当てることもでき、こよりを「桃パンツ」ムネムネを「紐パン先輩」あがりを「白パンツ」などと呼んでいるが、ハナビだけは特別で、名前呼びしている。キルカのことも「部長」とだけ呼んでいる。 部内随一の技術の持ち主で、多種多様のサーブで相手の返球をコントロールする戦法が得意。だが長いラリーはあまり得意ではない。また、サーブでボールにかけられる回転が弱いという弱点があったが、後にハイトスサーブでこれを補うようになっている。大会直前の部内ランキングでは5位。団体戦ではシングルス2に出場。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはDONICのブルー フィーリング(FL)。 大宗 夢音(おおむね むね) / ムネムネ 声 - 今村彩夏 誕生日:12月24日 / 利き手:左 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:ドライブ主戦型 副部長の3年生。通称「ムネムネ」。部内のランク表も「ムネムネ」としか書かれていない(本名が明らかになったのは原作では対燕女学園戦、アニメでは入部時の回想シーン。アニメのスタッフロールでも表記はムネムネ)。1年生の時の入部直後より他の部員から「ムネムネ」と呼ばれ、当初は本名を主張していたが、こよりの入部時には自ら「ムネムネ先輩だよ」と名乗るようになっている。 髪はピンク色で、ややウェーブの癖がかかったセミロング。巨乳でおっとりした性格。後輩からまでその巨乳を「やわらかおっぱい」「パワフルおっぱい」などと言われてからかわれ(ムネムネが出ているコマの大半には「ぱいーん」と擬音がつく)、また同学年のキルカにはよく胸を枕にされており、恥ずかしがっていつも抗議しているが、温和なためあまり怒れない。 スマッシュは部内一の強打を誇るが、身体が重くフットワークに難があることもあり、その他の技術については劣る。そのためシングルスではチャンスメイクが苦手で、ランキングもレギュラーの中では低い方である。大会直前の部内ランキングでは6位。キルカとは仲が良くダブルスのペアを組んでいて、団体戦でもキルカとのダブルスで出場し、キルカのチャンスメイクにより持ち前の強打の威力を最大限に発揮させる。キルカとペアを組むことを決めてから、それまで自分がつけていたヘアバンドを、キルカがつけていたカチューシャと交換してお互い身につけている。雀が原中レギュラー陣の中ではただひとり左利きだが、箸を持つのは右手。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはBUTTERFLYのインナーフォース・レイヤー ALC-FL。 後手 キルカ(うしろで キルカ) 声 - 東城日沙子 誕生日:4月1日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:カット主戦型 部長の3年生。黒色のかなり長いポニーテールで糸目。「タイクツ(退屈する・しない)」が口癖であり、暢気で飄々とした性格。普段はシャツや制服などの襟元を崩し肩を出しており、部員には罰ゲームとして猫耳着用などのコスプレ衣装を強要することが多い。だが指導自体や自分の練習はしっかりと行っている。 返球がネットに引っかかりやすい回転をボールにかけたカット戦法を得意とし、相手のミスを誘って得点することを基本戦術としている。機動力に優れ、卓球マシン2台を相手に練習できるほどの広い守備範囲を誇り、ムネムネとのダブルスにおいてもその鉄壁の守備を活かす。技術が高い反面、戦い方は慎重であり強打が苦手で決定力には欠ける。小学生の時に市大会で優勝したことがあるものの、雀が原中学卓球部でその弱点を思い知らされ、また先輩の陰口を聞き弱気になってしまうが、ムネムネに励まされたことにより、自分とムネムネでダブルスを組み、互いの欠点を補いあって全国大会を目指すことを提案した。 こよりが転校してくる以前に脚を怪我し休部して、大会も欠場。こよりの入部後に、卓球部に復帰する。 部内ランキングでは、こより・あがりに次ぐ実力者であり、休部前はあがりと1位争いを繰り広げていた。復帰直後も、あがり、こより以外の部員18人と連続で勝負して全員から5点取り、相手には1点も取らせなかったほど(それでもムネムネは、キルカは本調子ではなかったと見ている)。大会直前の部内ランキングでは3位。ムネムネと組んだダブルスの試合では、大会で無敗の記録を作っている。 アニメ公式サイトによると使用ラケットはDONICのデフプレイセンゾー(FL)。
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