燕女学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 19:57 UTC 版)
大会地区予選決勝戦の、雀が原中学の相手校。以前の大会(キルカが休部時)では雀が原に勝っている。お嬢様学校と言われる私立の女子校であり、学校だけでなく卓球場を多く経営していて、あちこちから選手を引き抜いていると噂されている。 アニメでは紅真深は原作と異なり、雀が原の合宿出発直前(11話)に登場。他のキャラクターは12話に姿のみ登場(狐姫のみ1話にも描かれているカットがある)。 月ノ輪 紅真深(つきのわ くまみ) 声 - 上田麗奈 誕生日:7月25日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:カット主戦型 2年生。クマを彷彿させるお団子頭が特徴で、うなじ部分を一本結びにしている。1年生の時は雀が原中卓球部に在籍しており、あがりとは友人でありライバルであった。だが、後にあがりとの卓球勝負を避けるようになり、その後事実上燕女に引き抜かれる形で、こよりが雀が原に転校してくる少し前に転校している。あがりのことは「あーちゃん」と呼んでおり、ハナビには「くまみん」、ほくとには「フリル(ぱんつ)」と呼ばれていた。 腹話術が得意で、形相の悪いクマの髪飾り(クマの助)を逆さに付けており、クマの助で喋るときは乱暴な口調になって、毒舌や暴言を(自分に対しても自虐的に)吐く。その時には自分でクマの助を叩くなど、一人二役のように腹話術を使っている。だが紅真深本人が動揺すると腹話術ができなくなる。地区大会でのあがりとの対戦中は、自分自身の別の一面と接するかのようにクマの助と会話していた。 幼い頃より母親の趣味で色々な習い事をやらされており(腹話術もその一環)、天才肌で何をやってもすぐに一番にやっていたが、あまり熱中できなかった。だが子供卓球大会であがりに負けて初めて挫折を経験し、以後はずっとあがりを意識して本格的に卓球に打ち込むようになって、雀が原中であがりと再会した形になる。だがその時にはあがりを超える実力になっており、更に、自分に負けて悔しがっているあがりを見て喜び、卓球で一番になるというあがりの目標を壊そうと考えるなど、歪んだ裏の性格をもつようになっていた。だが、あがりの人間的な魅力に触れて罪悪感を覚えるようになり、あがりの笑顔が見たくて、密かに勝ちをあがりに譲るようになる。しかし思い切り卓球ができないフラストレーションをかかえるようになり、その後卓球場で偶然出会った狐姫と全力で卓球するうち、全力で卓球したいという気持ちと、あがりに対する気持ちの葛藤に耐えきれなくなり、あがりとは決別して燕女学園に転校した。 プレースタイルはカット主戦型で、ボールに横回転をかけて相手を左右に揺さぶる戦法をとる(あがりに「くまバリアー」と命名されている)。 地区予選決勝戦ではあがりと対戦し、前半は過去のこともあって本調子が出なかったが、あがりが本気を出すように挑発した後に本性を表し、プレースタイルをドライブ主戦型へと切り替え、速攻とスピードドライブを使用してあがりを追い詰めるようになった。この、スイングスピードが非常に速く決定力があるスピードドライブは、熊(ベア)と矢(アロー)をかけて「ベアロー」とイロリに命名されている。さらにくまバリアーとベアローを併用してあがりと接戦を繰り広げるが、フルセットの激闘の末に敗れる。 その結果こよりに対し、あがりを強くしてくれたという感謝と、あがりにとっての一番を自分から奪ったという嫉妬の混ざった、愛憎混じった感情を抱くようになった。 神楽坂 狐姫(かぐらざか こひめ) 誕生日:10月5日 / 利き手:左 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:ドライブ主戦型 部長の3年生。金髪のロングヘアーで三つ編みをしている。お嬢様口調。言葉で部員たちの空気を変えるカリスマの持ち主。学園理事長の娘。 実はこよりと同じくわん子オタクであり、わん子の姉の「はん子」がお気に入り。そのことは紅真深以外の人には内緒にしている。 燕女の卓球部を大切に思っており、どんな手段を使ってでも卓球部を強くしようと、各地の卓球場で有望な選手を見つけて引き入れようとしている。また自ら「自分のお気に入りが側にないと気が済まない性分」と言っており、卓球場で偶然出会った紅真深のことを気に入って、彼女を燕女に引き抜いた。 魁 ねむり(さきがけ ねむり) 誕生日:7月29日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:表裏 / プレースタイル:前陣速攻型 1年生。癖のある黒髪を左右で纏めている。1年にもかかわらず、先輩のイロリを事あるごとにからかっている一方、イロリ本人には言わないが彼女の実力や努力は認めている。実力はあるが、面倒くさがり屋のお寝坊さんであるため、手練れ相手でないと実力を発揮しない。大会ではハナビとの速攻同士の勝負となった。 「トラタロウ」という名前のネックピローを愛用している。 色埴 イロリ(いろはに イロリ) 誕生日:1月1日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:前陣攻守型 3年生。茶髪のサイドテール。成長を見越して大きめのジャージや制服を買ったが、全く成長せずいつも裾をあまらせているほど小柄であるため(イロリが登場するコマの多くには「ろりん☆」と擬音がつく)、ねむりからは「ロリ先輩」と呼ばれからかわれており、そのたびにヒステリックに反発する。語尾に「ですの」を付けて話す。狐姫とは幼なじみ。 ラリー技術に長け、特にフォア面とバック面との間(ミドル)を狙った返球が得意で、“鎧刺し(エストック)”と名付けている。大会ではその技とラリーでほくとを翻弄した。 宝条 焔(ほうじょう ほむら) 誕生日:6月21日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:ドライブ主戦型 3年生。赤毛をアップにしていて、ボーイッシュな口調で話す。吹雪とダブルスを組んでおり、そのコンビは燕女学園において「ここ10年の内で最強の実力」と言われるほど。燕女の中で一番強打に力がある。 藤宮 吹雪(ふじのみや ふぶき) 誕生日:12月22日 / 利き手:右 / ラケット:シェークハンド / ラバー:裏裏 / プレースタイル:前陣攻守型 3年生。水色の髪で、三つ編みをアップにしており、大きなボタンのような髪飾りを付けている。焔とダブルスを組んでいる。台上プレーに長け、繋ぎの返球が得意。左脇腹が弱く、焔によくつつかれている。
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