作中に登場するアイテム・メカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 08:39 UTC 版)
「ピコピコポン」の記事における「作中に登場するアイテム・メカ」の解説
ピコピコポン パッキーとムンムが一番大切にしているモノで、形状はラッパに似ている。赤、緑、黄、ピンク、オレンジの5色を揃えると空が飛べるという不思議な力がある。通常はピコポン1号の動力源として同機に取り付けてあるが、外してラッパのように吹くことでも飛行が可能である。また、赤と黄色の2つのみを吹くと制御不可能な「めちゃくちゃ」飛行をし、これに緑を加えた3つのみを吹くと吹いている者が地面に穴を掘ってしまう。いずれも冒険の際に何度か使用している機能である。また、2つの組み合わせで緑とピンクの場合は、吹いた者ではなく周りにあるものを「めちゃくちゃに」飛ばすこともできる。実は「キングの3点セット」のうちの1つ、「ポンの食器」である。 ピコポン1号 パッキーとムンムが使用している宇宙船で、てんとう虫のような形をしている。操縦者は持ち主であるパッキーとムンム以外に、後に操縦方法を覚えたガルガリ博士の三名がいる。コックピット上部から前方に向かって触角のような管が伸びており、その先端にピコピコポンを取りつけることで空を飛ぶことができる。また、後述のびっくり石のような外部エネルギーを用いて馬力や出力を上げる機能も搭載されている。 グーグー島など別の星に滞在するための居住空間としての機能も有しており、そのための寝室や修理を行うための部屋はそれなりに広く設けられているが、一方でコックピット内の広さは本来はパッキーとムンムの2人乗り用に造られているため、ガルガリ博士とドコドンが乗るとかなり狭い。作中でいちばん活躍をしていると同時に、ガルガリ博士の運転ミスやダルーからの攻撃により一番壊れるメカでもある。 ピコドコポン ガルガリ博士が造った掃除機を模ったピコピコポンを探すための機械。レーダーがついており、ピコピコポンを見つけると自動的に吸い込み回収する。探索能力だけでなく吸引力も高く、大柄なドコドンさえも吸い寄せるほどである。最終的に博士がフルパワーで稼動させたことで壊れてしまい、更にミーニャに妨害された事で赤と黄色の二つだけが手元に残ったものの、一時とはいえ五つ全てを短時間で探し当てるほど高性能。 ポンポンスペシャル ピコドコポンの同等品で、ガルガリ博士が造ったポンの食器を探すための機械。こちらは飛行中のピコポン1号を吸い寄せるほどの吸引力を誇るが、目的を達成できなかった。 また、予定よりも急ピッチで作製したためか取り出し口が設けられておらず、吸い込んだ物を取り出すのにその都度部品を取り外さなければならないなど、ピコドコポンよりも吸引力は勝っているものの全体的な性能は劣る。 ガボット ゴーストタウン探検用にガルガリ博士が作ったロボット。ガルガリ博士が作ったロボットなのでガボットと命名された。2本のレバーがついた無線リモコンで操縦する。探検前日のお披露目の際にドコドンに壊され修理不能となったため、探険当日はドコドンが中に入りガボットのふりをした。しかし、ゴーストタウン到着直後に居眠りをしてパッキー達とはぐれてしまい、それから程なくして暑さに耐えれなくなったドコドンがパーツを脱ぎ捨ててしまった挙句に、それを石の怪物に悪用されるなど期待されていたが全く活躍することはなかった。 キャンディママのキャンディ キャンディママがパッキーたちに冒険をさせ、それらが成功する度に与えていた。全部で赤・黄・緑・黄緑・オレンジ・ピンクの6つある。単体では味がしないが、冒険したうえで6つ全てを集めると冒険のエキスが濃縮された状態になり、キャンディママが一舐めするとパワーアップする。 なぜいらず草 キャンディママの風邪を治すためにパッキーとムンムが探しに行った薬草。5枚の花弁で手のような形を構成しており、じゃんけんのグー、チョキ、パーをそれぞれのパターンにしたがって出している。通常では全く抜けないが、そのじゃんけんに勝つことで抜くことができる。 ボンベの実 カラカラ砂漠のゆっくり岩の下にある実で、ピーナッツのような形をしている。中に酸素が入っている天然の酸素ボンベ。酸素は1時間しか持たない。 ピッコリの木 Pの字の形をした木で、先端に赤青黄の三色の実がなる。実の中の一つに、ピコオイルというピコピコポンを鳴らす機械の燃料となる油が詰まっている。ピコポン星の植物と思われるが、水の星のグーグー島にも生えている。 ニガニガ人参 グーグー島に不慣れな者がしばしばかかるという「グーグー風邪」の特効薬である、高麗人参のような見た目の植物。名前通り非常に苦いが栄養価が高く、煎じて飲むとたちどころに風邪が治る。葉の数が多いほど育ちが良い。 お知らせロケット グーグー島にいるムンムたちに、ピコポン星の危機を伝えにきたトンボ型のロケット。長旅の影響で壊れてしまったが、後にガルガリ博士に改良されピコポン星への旅に利用された。「ゴジー編」でのピコポン星の水不足解決の際には、勝手にピコポン1号に乗っていったガルガリ博士を追うためにパッキー達が利用。その際には操縦席が設けられていた。 キングの3点セット ピコポン星で王になるための道具で、ピコの包丁、ピコの鍋、ポンの食器の3つである。いずれも王の儀式に必要な道具。 ピコの包丁はフラーラの園に隠されていた。最初は4本あるように見えたが、その包丁を組み合わせることでピコの包丁となる。包丁の先が十字型に組み合わさった形をしている。パッキーたちが見つけた直後に、その様子の一部始終を窺っていたダルーに襲われ横取りされた。 ピコの鍋は当初は鉄板状(鍋の材料)として箱に収められ、ドンマイ先生の住む森に隠されていた。プレスツリーという木に加工してもらう事でピコの鍋になる。形状は3つのプリン型を合わせた形。鍋に仕上げてもらうも、ダルーの謀略にまんまと乗ってしまったガルガリ博士が、お金欲しさにダルーに売り渡してしまった。 ポンの食器はピコピコポンのことであり、元からパッキー達の手元にあったことになる。詳細はピコピコポンの項目を参照。 しるべの木の葉 ドンマイ先生の住む森に生えている木の葉っぱ。八枚もいで四つに分けて空に投げると、空中で何枚かに別れ、ピコの鍋が埋まっている所に落ちる。 みちびきのノート ダルー編でパッキーとムンムが城の中に侵入した際に、レフトダルーから教えられた「ペシャンコルーム」の室内で見つけたノート。その名の通り困った時にこのノートを開くと、その状況に応じた解決方法が載っている。パッキー、ムンムに色々な知恵を授けるも、火の石のある部屋に入ったときに燃えてしまった。 オケライザー ダルー編で登場する虫たちが即席で作ったオケラのような形をした乗り物。最前部に動力源となるガルガリ博士が乗せられており、その頭上にピコピコポンが装着されている。後部にも数人が乗れるスペースがある。ガルガリ博士の金銭欲エネルギーがピコピコポンと連動し動く。 お知らせ大砲 ダルーが自ら造り上げた、遠くの者へメッセージを伝達する大砲。旧式の固定砲台のような形状をしており、装填口付近に発射用のレバーが取り付けてある。 伝達するメッセージを書いた紙を装填して発射すると、上空にそのメッセージが煙の文字で浮かび上がる。数字を伝える事も可能で、その際は数字の分だけ小石を装填する事で煙文字を作成出来る。実用性の高い道具で、当初は小馬鹿にしていたレフトダルーも「魔王なんて辞めて町の発明家になれ」と感心する程。 作中ではダルーがピコの鍋とポンの食器を手に入れるべく、ガルガリ博士を利用するためのメッセージを打ち上げ、この作戦にまんまと掛かった博士はダルーにピコの鍋を売り渡してしまった。その後のエピソードでも城門前などに設置したままの様子が描かれているが、使用される事は無かった。 王の実 ピコポン星の城の中庭に生えている木に1年に1個だけなる実。サッカーボールほどの大きさである。この実をキングの3点セットで調理して食すことにより正式にピコポン星の王になることができる。作中ではドコドンが生で食べてしまい、ダルーの計画は頓挫した。 爆弾リーフ ドンマイ先生の頭に生えている葉っぱ。ドンマイ先生が食べて、しばらくすると腹の中で爆発する効果がある。爆発した際に、ドンマイ先生の身体の岩が飛ばされ、それがダルーにぶつかり、ダルーを倒す事になった。 スーパーファン 巨大な風車(かざぐるま)の形をしたファン。ゴジー編においてミーニャを消滅させるべくムンムが考案した。ピコポン1号の先端に装着し、ミーニャの回転方向と逆に回すことでミーニャの回転を止めて消滅させようとした。一度は効果があったが、ミーニャはスーパーファンが回転している間しか消えないため、結局は失敗し、ムンムたちは吹き飛ばされてしまった。 えんぴつぐも、がようしぐも、けしぐも パッキー一行が邪魔ものミーニャを消そうとし、失敗した後に過って辿りついたブンボウ雲の上で見つけた。けしぐもは書かれたものだけではなく、人や動物など実在の物でも消すことができる(ただし、後述の宝の山内部で遭遇した石像のように、簡単には消せない場合もある)。後の2つはセットであり、がようしぐもにえんぴつぐもで絵を描くことでけしぐもで消したものを蘇らせることができるが、その時に使うえんぴつぐもは一番長いものでなくてはならない。ガルガリ博士は宝を一人占めしようとし、他の3人をけしぐもで消したものの、結局は寂しくなって復活させている。 なお、けしぐもはミーニャを撃退した後でも使用されており、宝の山の探検にて襲いかかってきた石像を倒す際に使ったが、使い過ぎてどんどん磨り減ってしまい最終的に無くなってしまった。 グーグー島大百科事典 グーグー島に関することなら何でも掲載されている事典。ガルガリ博士は自らが消した仲間たちを復活させた際に、この事典でブンボウ雲のことを調べた。なお、「たからさがし編」にて双子池探険前に、宝の山周辺を調べるためにガルガリ博士とドコドンが、この事典と見た目や用途がよく似た「グーグー島のたから」というタイトルの書物を読んでいたが、関連は不明。 スッキリツリー ドンマイ先生の住む森に生えている木。5枚生えている葉の中で、一つだけ違う葉が、腹痛に効く薬となる。パッキーとムンムが、タコ焼きの食べすぎでお腹を壊したドコドンのために与えた。 しかし、最初に一つだけ違う葉は縞模様がある物と思ったが、実際は他の4枚は裏返しになっていただけで、すべて縞模様だった。実際は5枚の内、枝の下側に生えていた葉が正解で、違う葉を食べたドコドンは一時的に身体が小さく縮んでしまった。ただし、腹痛を治す効能自体は健在で、身体が縮む効果は副作用のようである。 びっくり石 グーグー島の東の沖にある虹色のサンゴ礁の下に眠る石。ピコポン星に水を送るための発電所のエネルギーが足りなくなってしまったために探すことになったが、後にゴジーとパッキーたちの間で争奪戦が繰り広げられた。非常に高いエネルギーを秘めた石で、触るだけで熱い。グーグー島では昔からその存在が知られているらしく、島の民謡にも歌われている。 しゃっくりロボット 怪物に変身したゴジーに対抗するべくガルガリ博士が作った、組み立て式のロボット。外見は前述のガボットをひと回り程小さくしたようなもの。動力源には、ガルガリ博士が密かに確保していたびっくり石を使用しており、名前はそれに肖ったものである。夜間の冷えた外気を強力な冷凍ガスに変換し、それを口から噴射する機能を持つ。やや頼り無げな風貌とは裏腹に非常に高性能なロボットであり、リモコンを必要とせず言葉による命令で動くだけでなく、冷凍ガスによって怪物化したゴジーを一方的に追い詰める程である。しかし、あと一歩という所で夜が明けて冷凍ガスを噴射出来なくなり、ゴジーも変身が解けて元の理性を取り戻してしまったため、決着を付けることが出来なかった。
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