下界の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/11 08:25 UTC 版)
下界とは空の上にあるゆりかご界から見て、地上に位置するのでこう呼ばれる。海や砂漠、山地などの地形がある。意磨久爾曰く「想いが叶う地」であるとのこと。 女将(おかみ)/パチャヤラ 秋桜一行が最初に到着した町にある宿屋の美人女将。財布を落とした一行に仕事を世話した。連載時は無名であったが、単行本で本名が「パチャヤラ」だと明かされた。 ズビルバ 羊に似た家畜「アクビ」の牧場を営む老人。仕事先として紹介された秋桜と桜子の雇い主。物語唯一、名前を持った男性キャラ。 キルイ 砂漠の泉に住む人魚の美女。下界の旅人達を試す存在。グレイブを武器にし、空を浮遊する力を持っている。
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下界の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 01:56 UTC 版)
松田さん(まつださん:松田幸代 / まつださちよ) 声 - 鈴木れい子 ブッダとイエスのアパートの大家。パーマをかけ、カバンの中にお菓子を入れ、思ったことを遠慮無く口に出すステレオタイプのオバちゃん。自分の名前は「まちゅだ」と呼ぶ。少なくとも2人の孫(中学生と小学生)がいる。 当初は外見が日本人で無い2人の入居に難色を示していたが、2人が部屋を綺麗に使ってくれることに感心し、車が必要になったら貸すとまで言ってのけ、1度引越しを決意した2人を思いとどまらせた。 クリスマスに押しかけたミカエル達を追い出しており、彼らのポケットがパンパンになるまで菓子を詰めて恐れられている。その後四大天使と遭遇した際「目が悪くなるから」とパッチン留めと台所用ゴムでミカエルとラファエルの髪を留めて涙目にさせた。 家出と出家は違うと主張するブッダに対し、どこが違うのか質問し、目覚めた(悟った)ブッダの心に一点の曇りを発生させている。 高齢だが初対面の梵天と一緒にマリオカートで対戦する、ブッダの携帯電話のボタンを速く打つなど機械には強く、普通自動車の運転免許も所持している。 竜二(りゅうじ) 声 - 立木文彦 背中にお釈迦様の刺青を入れたヤクザ(極道さん)。市民プールのサウナでイエス達と知り合う。 網走刑務所に7年間収監されていた。イエスの勘違い及び彼の話への勘違いにより、イエスを極道(大きな組の二代目)だと思い込んで「二代目」「3日柵越えの聖の兄貴」と呼び慕うようになる。ブッダのことはイエスの舎弟と勘違いしている。その後も出会う度に勘違いが進み、イエス達への尊敬の念を深めている。 妻子持ち。松田さんの孫や娘の愛子が通う小学校での運動会がきっかけで、イエス達とは家族ぐるみで付き合うようになる。イエスから聞いたサロメの話が原因で、妻共々「娘には一般的な社会人になって欲しい」と考えている。愛子のことは溺愛しており、嫁入りなどはもってのほかと考えている。 後に妻子のために足を洗う覚悟を決めたが、ブッダとイエスの勘違いや、持参したお土産へのお返しとしてブッタの私服を渡されたことから「ブッダの影武者を任ぜられた」と思い込み、髪形をパンチパーマに変更することになったが、イエスとブッダを娘のひな祭りに招待した時には再び元の髪型に戻している。 なお、登場してからしばらく「極道のお兄さん」と紹介されていたが、40話目で名前が明かされた。 静子(しずこ) 竜二の妻。極道の妻らしい気丈な女性。家庭的な一面もあり、ブッダとは仲良しだが家庭の問題には辛辣でブッダの過去をえぐる発言が多い。イエスの発言にはたびたび肝を冷やしている。 娘には女子力を磨いて、将来は玉の輿な結婚をして欲しいと思っている。 愛子(あいこ) 竜二と静子の娘。小学生。おてんばで好奇心旺盛。父親からは溺愛されている。イエスとは仲が良く、ブッダには「将来お嫁さんになる」と約束している。 実写ドラマ版では松田さんの孫娘との設定で登場(第II紀9話)。 おもちゃ屋の店長 声 - 高乃麗 イエスのバイト先のおもちゃ屋「ことりや」の店長。やや年配の女性。イエスのことを「イエスちゃん」と呼び親しく接する。イエスがブッダの誕生日にバースデーカードに書いた「天上天下唯我独尊」を見て、ブッダのことを暴走族と勘違いした。 相沢実(あいざわ みのる) 大学デビュー前の学生。19歳。デビューに備え服を選びに来たが、ブッダとイエスのセンスに脱帽して撤退した。 吉川先生(よしかわせんせい) イエスとブッダが松田さんから頼まれ、松田さんの孫の運動会に参加した時に出会った小学校の女教師。借り物競走で、「相沢先生」を連れてくることになったイエスが、相沢先生を見つけられずに、偶然その場にいた彼女を改宗させ「相沢」という洗礼名をつけて連れていこうと話しかけるが、それがプロポーズしているようにしか聞こえずに、勘違いされてしまう。 その時は、イエスの「来るものは拒まず」を誰にでも口説く軽い男と勘違いして嫌いになったと思われたが、イエスのことを気に入っていたらしく、松田さんが仲人としてイエスとくっつけようと画策した際には吉川先生自身もかなり乗り気になった。だが、イエスは改宗するのだと勘違いしていて、父さんの話を振ったところ、結婚したら親と同居すると勘違いし、イエスのことを諦めている。 緒方さん(おがたさん) 立川の商工会の会長さんで松田さんの幼なじみ。H・Rグランプリを主催しており、ブッダとイエスに急遽参加を要請した。2人を消防団に誘ったこともある。また、H・Rグランプリでの活躍から、ブッダとイエスに商店街のコミュニティ局のラジオ番組に出演を依頼している。 DJたっちぃ ハッスル商店街のコミュニティラジオ局の番組「ハスラジ」でDJを行っている。放送自体はあまり人気が無く、商店街以外では聴かれていないが、ブッダが商店街で買い物をしている時、夕食のメニューや買い物のアドバイスを放送で聴いているため、ブッダは「導師」「主婦の守護神」「生き神様」と崇め、頻繁にメッセージを投稿している。 神父 ハッスル商店街近くの教会の外国人神父。クリスマスの日にイエスに声をかけ布教しようとし、ブッダを慌てさせる。翌年、イエスが下界でもクリスマスが自分の生誕を祝う日だと知ったが、自分よりもサンタクロースの方が存在感が大きいことにショックを受け、妬んでしまい、いたたまれなくなり、教会へ足を運んだ際にイエスから告解を受ける。 目の前の人物がイエスだとは知らないため、イエスのことを「自分がイエス・キリストだと思い込んでいる迷える子羊」と思っている。他にも、教会にはミカエルやルシファーやユダが告解に来ているが、すべて「自称○○な迷走している子羊」と思い込み、自分の目前で物凄い奇跡が起きていることに気付いていない。 保地丁夫(ぽじ ていぶ) ポジティブ・シンキング評論家で、それに関連する本を多数出版している。ユダがネトゲ廃人から脱出しようとした際、偶然著書を手に入れはまってしまい、講演会に行くために下界に来るようになり、その影響で一時期妙にテンションの高いキャラに変貌した。その姿を見たペトロやアンデレからは改宗ラインギリギリになってしまっているのではないかと心配されている。 安藤勇(あんどう いさみ) ブッダが買った「安心きのこ」を作っているおじさん。パッケージに写真付きで名前が載っている。セールなのに300円で売っていた。 ブッダ曰く、キノコで食中毒を起こして死んでからキノコがトラウマになったため、産地のしっかりしている高い物しか買えなくなったらしい。 きよし イエスの母さん、マリアのお気に入りの歌手でフルネームは不明。本人未登場だが「その68」の中でマリアの祈りの対象として「七三分けの髪形をしている若手イケメン歌手」の姿で登場している。イエス曰く、孫みたいで可愛いというのがお気に入りの理由らしい。ライヴを見るために頻繁に下界へ降臨し、ライヴで知り合ったきよしファンの婦人たちと仲良くなり、流行のスイーツ等の情報を教えてもらっている。 山風(やまかぜ) ミカエルたち四大天使が目標にしている3人組のアイドルグループで、イエスの母さん、マリアもお気に入り。ミカエルはコンサートに行くためにかなりの大金を使いネットオークションでコンサートチケットを落札したが、急な仕事が入り泣く泣くイエスとブッダに無料で譲り渡す。 コンサートに行ったことのないイエスとブッダは、朝8時から5時間待ちでコンサートグッズを手に入れることを苦行だと認識し、派手なコンサートの演出をミサと思い込み、山風を自分たちと同じ同業者(神)と勘違いしている。 小学生 仮称。ブッダの額にある白毫を「ボタン」扱いし、彼を見るとそれを押そうと襲い掛かる。同一人物とは限らないが、基本的に顔は一緒で集団で襲ってくることもある。ブッダのことを「ボタン星人」と呼ぶ。飛び道具(オモチャ)も使ってくる。夏休みの観察日記用の朝顔がブッダの手違いで満開になったことがある。 幽霊たち 成仏せずに下界をさまよっている魂たち。天界の住人から見れば真面目に天界に行こうとしない不良扱いされており、ブッダやイエスたちと出くわすと怒られるのを恐れ、逃げ出す。 成仏した霊たちは霊たちで天界の門で公開されているPVを観て、ペトロたちの「笑ってもいいです宣言」を聞くまでは複雑な顔をしている。 ケイオス 売れないミュージシャン。ヴィジュアル系ラップという斬新なジャンルで活動しているが、普段は10人入るか入らないかの規模だという。風貌がイエスにそっくり。 イエスと間違えて声をかけたブッダを、引退ライブでサポートドラマーを務めてくれる人と勘違いする。一方、彼のマネージャーもイエスをケイオスと間違えて舞台に上げてしまい、ドッペルゲンガー現象が起こった。聖人2人のおかげで引退ライブは今までにない大盛況で、「モテたい」というバンドを始めたきっかけを思い出すもブッダのドラミングにより煩悩を祓われた。
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