grave
「grave」とは、お墓や墓穴のことを意味する表現である。
「grave」とは・「grave」の意味
「grave」は英語で「墓」を表わす名詞であるが、「墓」を表わす単語には「grave」の他に「tomb」もある。この2つの単語には「地面に直接埋めるか埋めないか」という違いがあり、「grave」は土葬の場合は遺体の入った棺、火葬の場合は骨つぼを直接埋めるための「地面に掘った穴のある墓」を指し、「tomb」は建造物の中にある棺や骨つぼを置くための「安置室や納骨室のある墓」を指す。厳密な使い分けのルールはないが、墓地にある普通のお墓を表わす場合は「grave」、エジプトのピラミッドや日本の古墳などを表わす場合に「tomb」を使うことが多い。なお、墓地を表わす単語としては「graveyard」と「cemetery」があるが、graveyardは教会に隣接しているあまり手入れをしていないような墓地を指し、管理の行き届いた公共の墓地を指す場合はcemeteryを使うのが一般的である。また「grave」には「重大な」や「深刻な」という意味の形容詞や、音楽用語としての使い方もある。形容詞の例としては「grave situation(深刻な状況)」や「The man who had a grave expression.(重々しい表情の男)」などのような表現になる。音楽用語ではクラシックにおける「ゆっくりと荘厳に」という曲想を表わす速度記号のひとつで、深刻さを感じさせるような重苦しさを表現する場合に使われる。
「grave」の複数形
「grave」の複数形は「graves」である。「grave」のスラングとしての意味
「grave」は、英語と同じくスペイン語やフランス語でも「深刻な」「重大な」という意味を持つ単語である。英語でのスラングはないが、スペイン語やフランス語のスラングでは相手に対して強く共感する「本当だ!」や「その通り!」などの意味がある。なおスラングとは少し意味が違うが、英語では同じ「深刻な」という意味で使われる「serious」よりも状況が悪いことを表現する場合にgraveを使うことが多い。「grave」の発音・読み方
「grave」の発音記号は、アメリカ英語とイギリス英語とともに「gréɪv」である。カタカナ表記では「グレイブ」であるが、実際に発音する場合は「レ」にアクセントが付いて「グレェィヴ」のようになる。「grave」の語源・由来
「grave」は名詞で「墓」、形容詞で「深刻な」という意味がある同音異義語で、どちらもイメージ的に共通するものはあるが、語源・由来としての関連はない。名詞graveの語源は、インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)をルーツとする言語のひとつ「ゲルマン祖語」における「掘って作る」を意味する「ghrabh-」で、後に墓を指す「graba」に変化し「grave」となった。形容詞graveの語源は同じインド・ヨーロッパ祖語の「gwrehus(重い)」で、ラテン語の「gravidus」から英語の「gravis」に変化し「grave」となった。
「grave」の使い方・例文
「grave」を「墓」の意味で使う場合の例文としては、「I went to visit my grandfather’s grave last Saturday.(私は先週の土曜日に祖父の墓参りに行きました)」や、「There is my family's grave, so you can't build it.(私の家族のお墓があるので、そこに建てることはできません)」、「She put flowers on her mother's grave.(彼女は母親のお墓に花を供えた)」などがある。また、直訳すると「誰かが私の墓の上を歩いている」となるが、何かに恐怖を感じて肌がぞわっと泡立つような場合に「Someone is walking over my grave.」と表現することもある。「深刻な」という形容詞で使う場合は、「He has a grave responsibility.(彼には重大な責任があります)」や、「They all looked grave.(彼らは全員深刻な表情に見えた)」などの表現となる。
「grave」の関連知識
グレイブ・アクセント
フランス語やイタリア語、ベトナム語などのラテン文字を用いる言語の表記で、「à」や「ù」など母音字の上に付くアクセント記号のことを「grave accent(グレイブ・アクセント)」と呼ぶ。主に同音異義語の区別として使われる記号で、発音する際の強勢の位置を示している。WARDで入力する場合は、日本語入力をオフにしてからCTRLキーとSHIFTキー@キーを同時に押し、続けてアルファベットを入力する。
グレイブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 16:34 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動グレイブ(英: glaive)は、槍の穂先を剣状にしたような形状の棹状武器。中世の欧州で用いられた薙刀の類[1]の呼び名。グレイヴと表記することもある。
概要
グレイブは鋭く大きな剣状の刃を持つため、突くだけでなく切りつけたり振り回したりする使い方にも有用な武器である[2]。ただし穂先に幅があるため、スピアーなどの槍と比べると幾分重量がある[2]。
グレイブは、グラディウス(ラテン語: gladius)を語源にしており、13世紀ごろから使用が始まった。16世紀になると儀礼用としても使用されるようになり、見栄えのする大きな刃と豪華な装飾を備えた物が増えた。 ファルシオンに長柄を取り付けたという見解もある。
また、それとは別に18世紀末に起こったフランス革命で農民や庶民が牛刀や洋出刃(ようでば)などの肉切り包丁を棒の先に付け簡易の薙刀にしたものもグレイブと呼ぶ。これは、以降ナポレオン軍内において農民から有志を募った義勇軍(後に正規軍化)にもさらに大型化に改作・新作されたものが用いられた。
いずれの物も日本の薙刀に似た大きな刃を持つ形状の長柄武器である。西洋の書籍では、日本の薙刀をグレイブの一種に分類して紹介しているものもある[1]。
刀身の背の部分に鉤を設けているものもあり[1][2]、このように鉤や鍔をつけたグレイブはフォチャード(英語: fauchard)、フォシャール(フランス語: fauchard)とも呼ばれる。また、装飾を施した儀礼用のものにクーゼ(ドイツ語: kuse)がある。
脚注
関連項目
グレイブ(Glaive)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 14:18 UTC 版)
「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」の記事における「グレイブ(Glaive)」の解説
ソール、ディアナの幼馴染。金髪で後ろに縛っている。心優しい性格でディアナに好意を抱いているものの、それを表には出さずあくまでソールとディアナの中を見守る。
※この「グレイブ(Glaive)」の解説は、「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」の解説の一部です。
「グレイブ(Glaive)」を含む「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」の記事については、「ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士」の概要を参照ください。
- グレイブのページへのリンク