タギルのクロスローダー
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「デジモンクロスウォーズの登場人物・世界」の記事における「タギルのクロスローダー」の解説
ガムドラモン 声 - 渡辺久美子 成長期・小竜型デジモン・ワクチン種。 タギルのパートナーとなったデジモンで、新主役デジモン。尻尾にサンゾモンに付けられた緊箍児をはめている。先端がハンマーのような形状をした尻尾は自在に伸ばすことができ、お好み焼きのコテやスクリューとして使うなど器用に扱う。小さな羽で飛ぶことも可能。 一人称は「おれっち」で、下町のべらんめえ口調で話す。やんちゃな性格で自身も「暴れん坊として知られている」と称し、デジタルワールドでは怪盗のベツモンと一緒に弱いものを虐めるようなデジモン相手に暴れまわっていた。しかし、デジモンキングとなったシャウトモンには頭が上がらず、睨まれると極端に恐れることもしばしばだが、時折反抗的な態度をとって対抗心をむき出しにする。 デジモン界のスーパースター、あるいは王者を目指しており、「人間と手を組むとすごい力を得られる」という話を聞いたことでクオーツモンによってデジクオーツに自身が落とされた際、デジクオーツに迷いこんできたタギルを勧誘し、パートナー関係を結ぶ。 最初はタギルを利用するために近づいたが、タギルの捨て身の行動で命を助けられた後で「似たもの同士」と言われたことで初めて意気投合し、超進化の力を得た。その後は喧嘩もするがお互いに強い信頼関係で結ばれるようになっていく。 クオーツモンを倒し、デジクオーツが崩壊したことでデジモンと人間が元ある場所に帰り、別れることになるが、その際タギルと互いの絆を確かめ合い、再び会うことを約束して別れた。その後活気を失っていたタギルと再会し、二人で再びデジモンハントへ出た。 漫画版本編では登場していないが、単行本第3巻のカバー裏では、彼のパートナーであるタギル、リョウマ、レン、アイルと共に登場し、Web漫画ではシルエットで登場しており、本編の第21話(最終話)では「XROS HEART」のライブの観客として描かれている。ガムクロックモン 第1話(通算第55話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。クロックモンとデジクロスした姿で、柱時計型の外見をしており、耳が針、尻尾が振り子になっている。振り子になった尻尾を回して攻撃するが、小さすぎるため時計屋のおやじからは「それじゃ敵に当たらないぞ…。」と突っ込まれた。 クロスアップ ガムドラモン&コテモンデジクロス形態 ガムドラモンがコテモンの着衣を装備する。武器として竹刀を使う。 アレスタードラモン 成熟期・竜型デジモン・ワクチン種。 緊箍児が解かれたガムドラモンが超進化した姿(初進化時はメタルティラノモンにより緊箍児ごと尻尾を噛み砕かれた状態で進化した)。特殊なラバー装甲をまとい、巨大化した翼で高速飛行能力も手に入れた。尻尾のテイルアンカーが武器。必殺技は尻尾で切りかかる「スピンカリバー」と無数の光となって相手に斬り進んで行き通り抜ける「プリズムギャレット」等がある。 エカキモンのUMAを倒す際はショウタの描いた消しゴムを尻尾に装着し戦った。第76話のクオーツモンとの戦いでは、太一、大の言葉によりタギルとの絆でスペリオルモードに高次元(スペリオル)進化を遂げた。最終回ではブレイブスナッチャーを手に、仲間や歴代英雄の力を背負いクオーツモンに立ち向かった。 クロスアップ アレスタードラモン&メタルティラノモンデジクロス形態 ラバー装甲がメタルティラノモンのように硬い装甲に変化し頭と手袋にも装甲が追加される。 アレスタードラモン&サゴモンデジクロス形態 クチバシを始めとしたサゴモンの特徴と武器を得る。カマイタチのような斬撃を放つことが可能。ベストハンターを決めるリョウマとの戦いでも使用された。 アレスタードラモン&ドーベルモンデジクロス形態 下半身がドーベルモンの体になり、アレスタードラモンのパワーに加えドーベルモンのスピードを得る。 アレスタードラモン&スパロウモンデジクロス形態 シャウトモンX5(制限があるため未登場)のように頭、背中、左腕にスパロウモンを装備し、高い飛行能力が備わる。 アレスタードラモン×ブロッサモンデジクロス形態 翼が草に変わり、胸にブロッサモンの顔、背中と尻尾から多数の蔦が生え相手を補足する。 アレスタードラモン&ギガブレイクドラモンデジクロス形態 頭部や下半身にギガブレイクドラモンの特徴が現れる。自身では力を制御できず暴走してしまうが、ギガブレイクドラモンのように頭部に現れるレバーで操縦することができる。 タギルの操縦によりクロスアップ・サブマリモンと共に「インフィニティプリズムギャレット」でダゴモンを撃破した。 アレスタードラモン&オーガモンデジクロス形態 頭、腕にオーガモンの特徴が現れ、骨棍棒を武器とする。 アレスタードラモン&アスタモンデジクロス形態 リョウマのアスタモンとダブルクロスした姿。アスタモンの衣装を纏い、二丁のマシンガンによる連続攻撃が可能となった。 アレスタードラモン スペリオルモード 完全体・竜型デジモン・ワクチン種。 パートナーであるタギルを守りたいという思いから、緊箍児の力により更なるパワーアップを遂げたアレスタードラモンの新たな姿。第76話では単独でクオーツモンの一部を倒すほどの力を見せる。 口が開いて牙は剥き出しとなり、手足からは金の鱗が生えており爪も鋭くなった。胸には金の宝珠が現れ、尻尾のテイルアンカーと翼は金色となってさらに巨大化した。 クロスアップ アレスタードラモン スペリオルモード&ブレイブスナッチャーデジクロス形態 クオーツモンにより砕かれたブレイブスナッチャーをデジクロスで修復し合体した姿。頭や腕にバグラモンの特徴が現れ、尻尾にブレイブスナッチャーを装着している。クオーツモンのルーツを破壊しハントした。 メタルティラノモン 声 - 岸尾だいすけ タギルが初めてハントしたデジモン。デジクオーツでリョウマ達に狙われていたが、アスタモンをも退けるパワーを見せつけた。 その後タギル、ガムドラモンと戦いガムドラモンの尻尾を緊箍児ごと噛み砕くが、超進化したアレスタードラモンによって倒されタギルに捕獲される。 防御力に優れる反面、素早い相手を苦手としている。 サゴモン 声 - 千葉繁 河童のような外見のデジモンで、奇声を発するのが特徴。 小学校で「消えたい」などとネガティブな感情を抱いている子供達を探しては、デジクオーツに引き込んでいたデジモン。ただでさえ素早い動きを誇っていたが、加えて「消えたい」と願う子供達の心を利用して姿を消す能力を得たことでさらに強化され、タギル達を苦しめた。しかし駆け付けたシャウトモンの加勢もあって盛り返され、最後はタギルによって捕獲された。 ギガブレイクドラモン 声 - 岸尾だいすけ ピノッキモンが檜トキオ(声 - 岡村明美)らロボット部の人間を唆して作り上げさせた機竜型デジモン。強大な破壊力を持つが、未完成であるために暴走しており、リョウマは「制御出来ないデジモンは不要」として手を引いている。最後はタギルが捕獲した。ギガブレイクダメモン 第3話(通算第57話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。ユウがクロスローダーを使用しダメモン(この時点では復活していない)とデジクロスした姿で、頭部およびドリルがダメモンのような外見になっているが、ドリルを回した際に目を回していた(その際、シャウトモンは「ダメだー! 全然強そうに見えねー!」と突っ込まれ、ユウは画面外で「やっぱりダメダメ~…。」とダメモンの口癖を真似していた)。 ブロッサモン 声 - 草尾毅 須藤ミホ(声 - 水橋かおり)の心の闇に惹かれ現れたデジモン。通常のブロッサモンとは色が違い、レン曰く「レアな種類」らしい。ミホの「成績上位者を妬む」気持ちを利用していた。多数の触手による強力な拘束攻撃に優れており、レンも手を焼いていた。ミホが改心したことで動揺したところを巻き返されクロスハートの連携に敗れ、タギルが捕獲した。ドンドコッサモン 第4話(通算第58話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。タイキがクロスローダーを使用しドンドコモンとデジクロスした姿で、バチを装備している。乱れ打ちした際に自分の顔を叩いてしまい、ダメージを受けていた(その際、タギルに「自分の顔を叩くのか、痛そー!」と突っ込まれた)。 コテモン 声 - 納谷六朗 剣崎ムサシ(声 - 大浦冬華)に剣を教えたデジモン。デジクオーツにいながら、理性を失っていなかった。温和な性格であり、「強さ」を追い求めるあまり暴走するムサシに「本当の強さを学んで欲しい」という願いから、タギルにも剣術を仕込んでいる。レンによってハントの対象として狙われるが、襲い掛かってきたヤシャモンを打倒するためにタギルのクロスローダーへと自ら入り、そのまま仲間となった。コテボルモン 第6話(通算第60話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。リボルモンとデジクロスした姿で、リボルモンのテンガロンハットと赤いスカーフを身に着け、両手が銃口に変化している。ガムドラモンからは「剣士なのに拳銃使っていいのか?」と言ったが、銃口に変化した左手で彼を攻撃し「それで剣道するのかー!?」と突っ込まれた。 パグモン 声 - 西村ちなみ お好み焼きの匂いが大好きなデジモン。店主をデジクオーツに引き込み、お好み焼きを焼かせていたが、タギルによって捕獲された。後にパグモンのせいでジャガモンのハントに失敗した際にタギルとガムドラモンが一時的に喧嘩別れする原因を作った。タギルがお好み焼きを食べさせるとなぜか体色が白くなり増殖して暴走し、町中の料理店をデジクオーツに引き込んだが、ガムドラモンの活躍によって元に戻り、反省してクロスローダーに戻った。パグバステモン 第7話(通算第61話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。バステモンとデジクロスした姿で、お尻にくっついてしまった。 ハーピモン 声 - 櫻井孝宏 ネネの父の娘を思う気持ちに漬け込んで悪さをしていたデジモン。ネネに近付く男を排除するため、ネネの周辺で怪現象を起こしていた。ジェットメルヴァモンを撃退するなど強力なデジモンであったが、最後はスパロウモンとクロスしたアレスタードラモンの「ウィングスパイラルシュレッダー」によって敗れ、タギルに捕獲された。ハーピモン&ジジモンデジクロス形態 第10話(通算第64話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。タイキがクロスローダーを使用しジジモンとデジクロスした姿だが、ハーピモン自体はジジモンの頭部を鳥の巣にしていた。 フレイウィザーモン 声 - 阪口大助 人のやる気を吸い取って自分の力にする能力を持つデジモン。やる気を吸い取った人間の性格や性質を自分に反映することもでき、タギルのやる気を吸い取った際はヒーローさながらの不屈の精神を得て、シャウトモン達を苦しめるが、タギルが新たなやる気を捻出したことで逆転され、捕獲される。 声を担当した阪口は第2期で登場したメルヴァモンの弟であるイグニートモンも担当している。フレイウィザーモン&ワイズモンデジクロス形態 第11話(通算第65話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。タイキがクロスローダーを使用しワイズモンとデジクロスした姿で、本(漫画)を出現させたが、自分の魔法で燃やしてしまい、焦げてしまった。 オーガモン、フーガモン 声 - 大友龍三郎(オーガモン)、高戸靖広(フーガモン) デジクオーツでラーメン店を経営していた二匹のデジモン。特製の激辛ラーメンが辛すぎるスープのせいでデジクオーツで流行らず、解決策として人間を利用することを考え、ラーメン店主のカツジ(声 - 山崎たくみ)をデジクオーツに引き込む。二匹の打ったコシのある麺は元々完成度が高く、カツジの特製スープと組み合わせることで話題性のある美味しい味となるが、「美味い」と言われることに快感を覚えるが故に少しでも不満を述べる客がいれば「美味い」と言うよう脅すなど悪い兆候が出始める。その後父を取り戻そうとするカツジの息子であるマサル(声 - 浦和めぐみ)とのラーメン勝負に敗れ、激昂し戦いとなるが、タギルに倒され二匹とも捕獲される。二匹とも根は悪い性格ではなく、捕獲された後はカツジに「良ければ麺の作り方を教える」と協力的な態度となった。 オーガモンの声を担当した大友は第2期で登場した元ブライトランドのデスジェネラルであったアポロモン(闇の人格であるウィスパードも含む)の配下デジモンであるセトモンも担当している。オーガモン&メルヴァモンデジクロス形態 第12話(通算第66話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。ユウがクロスローダーを使用しオーガモンとメルヴァモンがデジクロスした姿で、体はメルヴァモン、頭部はオーガモンとなっており、左目をウインクする仕草(この仕草はシャウトモン(第1期本編(瞳の中でする)および第2期の主題歌である『New World』のジャケットのみ)と元バグラ軍でゴールドランド(再統合前はゴールドゾーンだった)のデスジェネラルであったオレーグモン(第2期第10話(通算第40話)のみ)もやっている)を披露し、そのおぞましい姿を見たユウは姉のネネにメルヴァモンを借りたことを謝罪した。 フェレスモン 声 - 堀川りょう タギルのクラスの転校生の田村マコト(声 - 小林ゆう)の前に現れたデジモン。天使を名乗り、友達が欲しいというマコトの願いを叶えると言い、タギルとタイキ以外の全生徒を操り「友達」とした。真の目的は、操った者達をデジタルデータ化し、自らと一体化させる事であった。マコト以外を吸収するも、タギルの説得によりマコトが正気を取り戻すと、堕天使の本性を現し襲い掛かったが、アレスタードラモンとオメガシャウトモンに倒されタギルに捕獲された。フェレスモン&スターモンズデジクロス形態 第15話(通算第69話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。タイキがクロスローダーを使用しスターモンズとデジクロスした姿で、スターモンズがハンマーに変化したが尖っており、フェレスモンは持てず右手を怪我してしまった。 ベツモン 声 - 岸尾だいすけ デジタルワールド一の怪盗を自称するデジモン。かつてはコソ泥だったが、ガムドラモンに見出され相棒となり、彼を兄貴と呼んで慕っていた。ガムドラモンと一緒にデジタルワールド中を暴れ回っていたが、強大なゴクウモンと対峙した際、ガムドラモンを見捨てて一人で逃げてしまう。その後、デジクオーツに落ち記憶を失い、変装でハンターを騙して衣服を奪って暴れていた。人を拐って工場で着ぐるみを作らせていたが、当初は戦うのをためらい、進化できないでいたアレスタードラモンに倒されハントされた事により記憶が戻り、ガムドラモンとも和解する。ベツモン&オメガシャウトモンデジクロス形態 第17話(通算第71話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。タイキがクロスローダーを使用しオメガシャウトモンとデジクロスした姿だが、体を金色に塗っただけだった。 エカキモン 声 - 山口勝平 成長期・突然変異型デジモン・データ種。 絵を舐める事で描かれたものを実体化させる能力を持つデジモン。絵を描くのが好きなタギルの同級生のショウタ(声 - 野田順子)のイマジネーションに惹かれて現れ、彼の描くUMAを実体化させるが、タギル達のデジモンによって消されてしまう。怒ったショウタが描いた最強のUMAを実体化させるも、制御できずに暴走してしまう。 UMAを消すためにタギル達に協力し、ショウタがイマジネーションした消しゴムを装着したアレスタードラモンの「イレイザーフロッグショット」でようやくUMAを消すことに成功する。UMAを倒した後は反省し、自らタギルのクロスローダーに入った。純粋にショウタの創造力に惹かれての行動であり、人間を利用するなどの悪意は無い。エカキモン&シマユニモンデジクロス形態 第18話(通算第72話)終了後のミニコーナー『デジモン紹介コーナー』にて登場。シマユニモンとデジクロスした姿で、体の色は白と黒になってしまった。 ダゴモン 声 - 飯塚昭三 「海の邪神デジモン」と呼ばれる凶暴なデジモンで、アイル曰く「可愛くない、むしろ酷い」姿をしている。海底のデジクオーツの宝であるデジタマと、それを守るプレシオモンを吸収して力を得ようとしていた。ミズキを操って結界を解除させ、プレシオモンに迫るも、クロスアップしたアレスタードラモンとサブマリモンの攻撃によって倒され、捕獲された。 ジョーカーモン 声 - 高木渉 完全体・魔人型デジモン・ウィルス種。 デジモンランドの支配人。バコモン達を使い、子供達をデジモンランドへ集めていた。セフィロトモンと共にタギル達を攻撃するが、バコモンによって阻止され、最終的にセフィロトモンと共に捕獲された。 セフィロトモン 声 - 岸尾だいすけ デジモンランドの真のオーナー。デジモンランドのスペシャルアトラクション「超ハイスピード天空回転コースター」に扮しており、体内でアトラクションを楽しむ子供達の笑いから力を得ていた。受けた攻撃を吸収し、同じ技を3倍にして返す能力を持つ。デジモンランドを更に繁栄させる力を得るべくタギル達を捕食しようとし、強大な力をもって襲い掛かった。しかし、バコモンによって子供達の笑いの力を封じられると弱体化し、アレスタードラモン達の攻撃で倒されタギルに捕獲された。 漫画版では第16話にてジュピターゾーンでの戦いでバグラ軍のデジモンとして4体登場している。
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