ザックの後任候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 19:58 UTC 版)
「BONES (テレビドラマ)」の記事における「ザックの後任候補」の解説
精神科病院に入ったザックの後任候補であり、第4シーズン以降は毎回入れ替わる形でジェファソニアン研究所で事件解決に当たる。皆、優秀な科学者で事件解決への手がかりを見つけ出すことも多いが、後任は決まっていない。クラーク・エジソンについては前節を参照。 デイジー・ウィック (Daisy Wick) 演 - カーラ・ギャロ、日本語吹替 - 斉藤梨絵 第4シーズン第3話「浮気の代償」より登場。後任候補唯一の女性。ブレナンに憧れており、英雄視している。何かと自らの功績や能力をアピールし、テンションが高くおしゃべりで空気の読めない発言が多い事から、研究所のメンバーを度々苛立たせる傾向にある。「本人を傷つけずに辞めさせたい」というカミールの意向によって、スイーツが彼女にクビを宣告。しかしスイーツは密かに彼女と交際しており、「もう隠す必要がなくなった」と言う理由で見事デイジーを傷つけずに辞めさせることに成功した。 第5シーズン5話にて、スイーツの口添えで24時間の研修生として再び登場。以降も継続して不定期に登場している。 キリストの誕生日は三月という持論を持っており、クリスマスは祝わない主義。 第10シーズンで愛するスイーツを失うが、研究所に復帰後まもなく彼の遺児、シーリーを仲間の見守る中で無事に出産した。 ウェンデル・ブレイ (Wendell Bray) 演 - マイケル・グラント・テリー、日本語吹替 - 真仲恵吾 第4シーズン第5話「完全なる世界の崩壊」より登場。親戚や知り合いが多種多様な職に就いているという環境で育ったために、人並み外れて豊富な知識を持つ。他のインターンと比べ突出した個性はないが、至って真面目な好青年である。ブースも彼を気に入っており、ホッケーの試合に一緒に出たりと良好な関係にある。 年の離れた女性と交際していた被害者を扱った際、ブレナンから「年上の女と寝たことがあるか」と尋ねられ、勘違いを起こしてかなり困惑していた。それというのも多額の借金があったせいで、無事に大学を卒業して良い職に就くために問題を起こしたくなかったから。アンジェラには借金はマフィアから借りているのではないかと心配されていたが、実際には彼が生まれ育った街は経済的に困窮した地域で、彼を大学に行かせるために知り合い達が費用を出し合ってくれたというものであった。第5シーズン2話では奨学金が打ち切られ、ジェファソニアンを去らざるを得なくなったが、資産に余裕のあるブレナン、ホッジンズ、カミールが匿名で寄付したことで残ることが出来た。 ザックが一時的に研究所に戻ったことにより自ら研究所を去るが、その後も再び登場している。 第9シーズン第13話「つらすぎる真実」にて、ユーイング肉腫であると判明する。ブレナンに第一人者の専門医を紹介され化学療法を薦められるも、長期生存率の低さや、父親も癌であり科学療法で長年苦しむ光景を目の当たりにしていた事から、一度は治療を拒否する。そして海外を見て回りたいという夢を叶えるために旅立とうとしたが、「愛する人達に『戦う男』だったことを覚えていて欲しい」と考えを改め、病気と向き合う事を決意する。第20話で復帰するが、ブレナンに医療用大麻を薦められた事から、嘘はつきたくないと薦められる前から大麻を使用していた事をブレナンに告白。その後、カミールにも同じように医療用大麻の使用を告白するが、医療目的でも大麻の使用は連邦法では違法であり、証拠を扱う上で連邦政府の研究所においておけないと告げられ荷物をまとめる事になる。しかし、ブースが解雇は不当だと司法省のキャロリンに駆け合い、証拠には触れずX線や報告書を精査し意見をする契約職員の顧問として再雇用されることになる。 第10シーズンでは医療用大麻を使わなかったため現場復帰を果たした。 コリン・フィッシャー (Colin Fisher) 演 - ジョエル・ムーア、日本語吹替 - 落合弘治 第4シーズン第6話「血染めのエレベーター」より登場。所謂メンヘラ気味の青年で、精神科の施設にも何度か出入りしている人物。何かと悲観したがる根暗な性格を持ち、頻繁に自分を卑下するようなネガティヴな言動をしては、周囲にまで鬱を伝染させている。但し能力的には優秀であり、ブレナンも度々称賛するほど。インターンの中では最も背が高く、黒ずくめのファッションを好み、耳と唇にピアスを付けている。 第14話にてオタクであることが判明し、それが原因で彼女とも破局したという。しかしその趣味が幸いして事件解決に繋がる手がかりを発見することになった。第5シーズン第9話ではSFマニアぶりも披露しており、同じくSF好きのホッジンズとランスの二人を『アバター』の先行上映に誘い、良席を確保するためテントまで持参して行列に並んでいる。ちなみにフィッシャー役のジョエル・ムーアは、『アバター』にノーム・スペルマン役として出演した俳優である。また第8シーズン第8話では、ブラックユーモア専門のアマチュアお笑い芸人として時折ステージに立っている事も判明している。 根暗なわりに女性関係は派手で、本人曰く「百人斬り間近」。作中でも事件の容疑者と寝た事が露見してクビにされかけたり、件のテントで知り合ったばかりの女性とSEXをしたりしている。 ビンセント・ナイジェルマリー (Vincent Nigel-Murray) 演 - ライアン・カートライト、日本語吹替 - 小川輝晃 第4シーズン第7話「聖人の秘密」より登場。イギリス出身。お坊ちゃん風の容姿に反して陽気でおしゃべりな人物。仕事の最中にも絶えず事件と無関係なトリビアの数々を披露しては研究所のメンバー(主に共に調査することの多いカミール)を閉口させているが、本人曰くそうすることで集中力を保っているらしい。ノリの良さで通じるものがあるのか、ホッジンズとつるむ事が多く、その度におかしな実験に付き合わされているせいでカミールから警告を受けた事があった。然し本人にも楽しんでいる節がある。ブレナンを尊敬しており、彼女に認めてもらいたがる描写もある。ブレナンからは「ナイジェルマリーさん」とさん付けで呼ばれる。 第6シーズン第22話「心の傷」において、ブースと間違われて(目印となるブースの携帯電話を預けられていた、)元軍人のテロリスト・ブロードスキーにライフルで狙撃され命を落とす。「この場所と皆さんが大好きなんです。僕を追い出さないで」と哀訴しながら死んでいく彼の姿は、必死に救命措置を施していたブレナンとブースに深いショックを与えたが、悲しむブレナンをブースが懸命に慰めたことが、結果的に二人が結ばれる切っ掛けとなった。彼の死後、ホッジンズとアンジェラの間に生まれた長男マイケルのミドルネームには「ビンセント」が名付けられた。 第9シーズン以降は、ジェファソニアン研究所の一角に遺影が飾られている。 アラスト・バジリ (Arastoo Vaziri) 演 - ペジ・ヴァーダト、日本語吹替 - 河相智哉 第4シーズン第17話より登場。敬虔なイスラム教徒で思い遣りのあるイラン人。 第5シーズン第4話では宗教を認めて貰おうとヨルダン訛りを態と話していたが、豚の骨の担当(宗教的理由)の事でカミールと言い合い、訛っていないのがバレてしまった。但し、吹替版では訛りが表現されていたのは第5シーズン第4話のみ。又、野球好きで高校時代は州の代表でスカウトが来た事も有る(第5シーズン第19話)。昔はイラクで軍隊の通訳をしており、自分の同行していた部隊がテロリストに襲われ殺されそうになった時、テロリストを射殺した。そのテロリストにも家族がいたことなどで今でも罪悪感を持っており、自らを度々悪魔と称している。その後カミールと恋人同士となる。 フィン・アバーナシー (Finn Abernathy) 演 - ルーク・クラインタンク、日本語吹替 - 早志勇紀 第7シーズン、第2話より登場。カミールの推薦を受けて試験採用された実習生。 16歳の時に大学を二年で首席卒業し、目下博士号取得も近いと言われている優秀な若者。但し(ハンサムではあれど)粗野なチンピラのような風貌をしており、言葉遣いもやや雑。実は数年前に窃盗など幾つかの犯罪を犯し、3年間少年院に収監されていた過去を持つ。 現在は更生したと主張しており、勤務態度も非常に真面目、且つブレナンすら認めるほどの能力を見せるが、登場当初はジュリアン検事が「犯罪歴のある人間を法務機関に就職させるとは」とカミールを非難しているのを目撃したり、ホッジンスに非行歴について嫌味を言われたりして捨て鉢になりかけるなど、やや危うい所も見せた。 犯罪歴の中には、自身を虐待していた継父を脅して逮捕されたという一件もある。そもそもフィンが法人類学を学ぼうと思ったのは、自分や母親に暴力を振るう継父を、その高度な知識で以てこっそり亡き者にしてやろうと企んでいたからだった。その後継父が行方不明になったために殺害の嫌疑もかけられたが、彼自身は「殺そうとも思ったが、ブレナン博士の存在を知ってからは、博士がいる限り必ず死体を発見されて捕まるとわかり思い止まった」と、無実である旨を話している。 カミールから貰ったジェファソニアンのキャップを後ろ前にして常にかぶっている。 ティーンエイジャーでありジェファソニアンでは一番若年であるため、他のインターン達から「kid」と呼ばれるなど、何かと子ども扱いされる。 女性にもてるようで、カミールの前で美人の女学生に言い寄られた上、届け物に来たミシェルともいい雰囲気になっていた。ミシェルとはカミール公認の交際をするがボストンでの研修中にミシェルに他に好きな人が出来たため別れる。 ホッジンズとは互いに「サーストン」「オーピー」と呼び合う友人のような関係だが、死んだ祖母の作ってくれた最後のホットソースをホッジンズに食べられたことで口論となる。祖母が死んだことでもう作ることは出来ないと知ったホッジンズは償いとして、ビンに残された僅かなソースを質量分析計で分析し、フィンも驚くほど完璧に再現する。二人は再現したソースを フィニガーのレストランに売り込み販売、評判となり全国展開することとなる。 オリバー・ウェルズ (Oliver Wells) 演 - ブライアン・クラッグマン、日本語吹替 - 桐本琢也 第8シーズン、第17話より登場。物理学の博士号、天文学と野生動物生態学の修士号を持ち、あと2単位で法人類学の修士号を取得できる状態であり、司法試験も通過している。 極めて高い知能の持ち主だが、それ故に周囲の人間を(あからさま過ぎて怒りも湧かないほどに)格下扱いした言動を取ったり、上司を上司とも思わないような態度を度々見せるため、研究所のメンバーからも、他のインターンからも快く思われていない。本人も「友達がいない」ことを一応気にしてはいる様子。 ジェシカ・ウォレン (Jessica Warren) 演 - ローラ・スペンサー、日本語吹替 - 牧野由依 第9シーズンより登場。優秀だが勘でものを言うことが多い。スイーツと一晩を共にしたこともある。 第10シーズンにおいて複数の家族との共同生活の中で育ったことが明かされた。また、オーブリーと恋人関係である。
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