ユーイング肉腫とは? わかりやすく解説

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ユーイング‐にくしゅ【ユーイング肉腫】

読み方:ゆーいんぐにくしゅ

Ewing sarcoma》主に若年者20歳未満)に発症する悪性の軟部腫瘍一つ多くは骨に発生するが、まれに筋肉神経脂肪などの軟部組織にも発生する抗癌剤(こうがんざい)による全身化学療法外科療法放射線照射療法の向上により長期生存率上昇している。ユーイング腫瘍(しゅよう)。


ユーイング肉腫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 15:17 UTC 版)

ユーイング肉腫
PAS染色されたユーイング肉腫組織像
概要
診療科 腫瘍学
分類および外部参照情報
ICD-10 C41.9
ICD-9-CM 170.9
ICD-O M9260/3
OMIM 133450
DiseasesDB 4604
MedlinePlus 001302
eMedicine ped/2589
MeSH D012512

ユーイング肉腫(ユーイングにくしゅ、英語: Ewing's sarcoma)は、小円形細胞の増殖によりなる悪性腫瘍のこと[1]

アメリカの病理学者、ジェームス・ユーイング (James Ewing) によって報告されたため、その名が付いている。t(11;22)(q24;q12)による融合遺伝子形成で特徴づけられる。

概要

好発年齢は10歳代で、骨盤および長管骨に好発する[1][2]。人種別では白人に好発し、黒人では稀である。多くの症例で局所の疼痛、発熱、赤沈亢進が見られる[2]

病理組織像

病理組織像では小円形細胞がびまん性に増殖している。腫瘍細胞の細胞質はグリコーゲンが存在し、PAS染色陽性である[2]。壊死が頻繁に見られる。腫瘍組織の約20%で偽ロゼット構造が観察される。大半の腫瘍細胞はCD99を発現する。ただし、他の軟部腫瘍でも一般的に発現するため、疾患特異的ではない。

診断

第22番染色体上のEWS遺伝子が関与した相互転座による融合遺伝子形成が特徴的であり、腫瘍組織の遺伝子解析が確定診断となる[2]。最も頻繁な遺伝子異常は、11番染色体と22番染色体の相互転座t(11,22)(q24;q12)で、これによりFLI-1とEWS遺伝子が融合する。

経過

好発転移部位は肺、骨、骨髄である。

脚注

出典

  1. ^ a b Stedman's Medical Dictionary 28th ISBN 978-0781733908
  2. ^ a b c d 南山堂医学大辞典 第12版 ISBN 978-4525010294

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