大麻の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 07:13 UTC 版)
自然回帰指向のラスタファリズムにとって、大麻は神聖な植物であるとされる。もともとは呪術的な色の濃いアフリカ土着的な宗教主流だったころから、大麻は薬草として扱われてきた。ラスタ出現以降は、大麻の吸引はバビロン社会への反抗の手段という意味にもとれる。ラスタ思想において、ガンジャは精神をより穏やかなものにする、とされている。 ガンジャはもともとはヒンディー語である。イギリスの植民地であったジャマイカに、ヒンドゥー教徒のインド人労働者が入植した際、大麻の種子が持ち込まれて普及した。これがジャマイカでもガンジャと呼ばれるようになった由来と言われている。 以下のような聖書の中の言葉を解釈することで、ラスタファリズムでは大麻の使用は正当な行為であるとしている。 創世記1章11節神は言われた。「地は草を 芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。 創世記3章18節お前に対して 土は茨とあざみを生えいでさせる 野の草を食べようとするお前に。 箴言15章17節肥えた牛を食べて憎み合うよりは 青菜の食事で愛し合うがよい。 詩篇第104篇14節家畜のためには牧草を茂らせ 地から糧を引き出そうと働く人間のために さまざまな草木を生えさせられる。
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