大麦粉の利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 22:31 UTC 版)
大麦粉は麺やパンの材料としても用いることができる。ただし、小麦粉と違ってグルテンをほとんど含まないため、製麺の場合、麺の弾力不足を補う必要がある(小麦粉との混合やグルテンの添加など)。また、製パンの場合もグルテンに乏しいため、そのままだとパン生地は不安定になる(膨らみにくく小麦のパンとは食感が異なるどっしりとした重い感じのパンができる)。他にも大麦粉は液状食品に利用時すると粘度が高くなるなどの問題があり小麦粉に比べるとあまり利用されていない。 大麦は小麦より粉に挽きにくいという問題があるが、発芽させることによって挽きやすくなる。 炒った大麦を挽いた粉は、はったい粉や麦焦がしなどと呼び、砂糖や湯などと合わせて練り、菓子の一種として食べられていた。麦粉は菓子の原料として広く使われている。また、はったい粉を型に入れて固めた麦落雁も、和菓子として各地の銘菓となっている。
※この「大麦粉の利用」の解説は、「オオムギ」の解説の一部です。
「大麦粉の利用」を含む「オオムギ」の記事については、「オオムギ」の概要を参照ください。
- 大麦粉の利用のページへのリンク