近代オリンピック 五輪という訳語

近代オリンピック

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五輪という訳語

五輪(ごりん)という訳語は、近代オリンピックのシンボルマークである5色で表現した5つの輪と宮本武蔵の『五輪書』の書名を由来として、読売新聞記者の川本信正1936年に考案[75]した。同1996年7月25日付の読売新聞夕刊に掲載された「五輪旗 伯林に着く」との見出しが、新聞紙面において「オリンピック」を「五輪」と紙面で初めて表記された例である。川本信正は後年のインタビューの中で『以前から五大陸を示すオリンピックマークからイメージしていた言葉と、剣豪宮本武蔵の著「五輪書」を思い出し、とっさに「五輪」とメモして見せたら、早速翌日の新聞に使われた』と述べている。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h i オリンピックスポーツ文化研究所
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  70. ^ 五輪観戦にはコカ・コーラ社製を 鹿嶋市の小学校が通知”. 朝日新聞 (2021年7月19日). 2021年7月20日閲覧。
  71. ^ 飲料メーカー「指定」依頼 学校応援で茨城・鹿嶋の一部学校 扱い巡り市に苦情”. 茨城新聞 (2021年7月20日). 2021年7月20日閲覧。
  72. ^ アルジャジーラのレッドマン記者の情報。2021年7月20日14時15分
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  75. ^

参考文献


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  2. ^ 1908年・1912年のオリンピックでは、オーストララシアとして参加。
  3. ^ 当初、シカゴで開催と決定していたが、セントルイス万国博覧会との共催のため、セントルイスへ譲渡された。
  4. ^ この大会の後、4年ごとに開催された大会だけをオリンピックと呼ぶことになり、国際オリンピック委員会は、この大会を認めていない。特別大会或いは、中間大会と呼ばれる。
  5. ^ 第一次世界大戦のため開催中止。
  6. ^ 日中戦争第二次世界大戦のため開催中止。
  7. ^ 第二次世界大戦のため開催中止。
  8. ^ メルボルンオリンピック→馬術競技のみ、検疫の関係で1956年6月10日から6月17日まで、スウェーデンのストックホルムで開催。
  9. ^ 当初2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の影響で、近代オリンピック史上初の延期となった。
  10. ^ 2020年東京大会では演奏されなかった。
  11. ^ アフガニスタン紛争 (1978年-1989年) を西側が非難しモスクワをボイコット。報復として東側もロサンゼルスをボイコット
  12. ^ NBAファイナルが6月、ワールドシリーズが10月。シーズン中でバッティングしない時期がこの2か月間のみとなる。
  13. ^ 首都圏スーパーマーケットホームセンターを展開しているOlympicグループはIOCによる商業主義路線が本格化する前に創業した歴史的経緯があるため、JOCとの協議を経て、現状維持となっている[56]
  14. ^ ラジオでの報道はその前のロサンゼルス大会からおこなわれたが、このときは権利を持つアメリカの放送局との放送権料の交渉が決裂したため、アナウンサーが会場で見た光景を、放送局のマイクで再現して話す「実感放送」だった。
  15. ^ 代替開催地としてヘルシンキが選定されたが、これも第二次世界大戦の勃発で中止となった。
  16. ^ 1964年の夏季オリンピックでは総合馬術競技、1998年の冬季オリンピックではカーリング競技が行われた。






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