大学教育とは? わかりやすく解説

高等教育

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/01 15:02 UTC 版)

高等教育(こうとうきょういく、Higher education)とは、中等教育における学修を受け、学修の成果として学位などの学術称号サーティフィケートが授与される課程、具体的には、大学[注 1]高等専門学校[注 2]専門学校[注 3][注 4]各種学校(後期中等教育修了後、修業年限が2年以上)などで行われている教育のことである。


注釈

  1. ^ 短期大学および大学院を含む
  2. ^ 専攻科を含む
  3. ^ a b 修業年限が2年以上
  4. ^ 修了者に専門士または高度専門士称号が授与される課程
  5. ^ 3年以上ないし4年以上:大学の学部
  6. ^ 2年以上:短期大学専攻科や高等専門学校専攻科
  7. ^ 広義的には、特別支援学校の高等部高等専修学校専修学校高等課程)を含む
  8. ^ 特に、日本の高等学校においては、2007年改正前の学校教育法第41条では、高等学校段階における普通教育は「高等普通教育」と呼ばれていた。
  9. ^ 研究者を含む
  10. ^ 短期大学および大学院を含む
  11. ^ イギリスでは商業技術教育委員会、日本では大学改革支援・学位授与機構など
  12. ^ 1998年、パリ
  13. ^ 高等学校
  14. ^ 短期大学を含む
  15. ^ 小学校など
  16. ^ 中学校高等学校中等教育学校など
  17. ^ UNESCOの国際標準教育分類(ISCED)によれば、高等専門学校1,2,3学年はLevel-3、高等専門学校4,5学年および専攻科はLevel-5に分類されているが、前期課程/後期課程等と内部で分かれているわけではなく、後期中等教育機関である高校生徒と同年代の学生(1-3年次)も含めて、高等教育を受けているものと法的にはみなされている。
  18. ^ 二・三年制の学科修了者に専門士、四年制の学科修了者に高度専門士の称号が授与される課程
  19. ^ 4年制大学41.3%であり、短期大学7.7%、専修学校の専門課程23.1%
  20. ^ 本科、研究科博士前期課程、博士後期課程
  21. ^ 医学科、研究科博士後期課程
  22. ^ 本科、研究科
  23. ^ 本科
  24. ^ 大学部
  25. ^ 総合課程、長期課程
  26. ^ 看護学部、研究課程部
  27. ^ 日本の短期大学とは別物
  28. ^ 一般にリベラルアーツ・カレッジは都市から少し離れた地域にある
  29. ^ 通常15週間/学期
  30. ^ 通常10週間/学期

出典

  1. ^ Top Universities World University Rankings Retrieved 2010-1-6
  2. ^ Our History - Università di Bologna
  3. ^ Paul L. Gaston (2010). The Challenge of Bologna. pp. 18. ISBN 1-57922-366-4. https://books.google.com/books?id=wyjnHZ1IIlgC&pg=PA18&dq=the+oldest+university+in+the+world+Bologna&hl=en&ei=lFy-TtitBY3RrQflnNnjAQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=3&ved=0CDsQ6AEwAg#v=onepage&q=the%20oldest%20university%20in%20the%20world%20Bologna&f=false 
  4. ^ OECD 2015, pp. 22–23.
  5. ^ 26条1
  6. ^ OECD 2014, p. 23.
  7. ^ 社会権規約第13条
  8. ^ a b UNESCO (2008年). “Japan ISCED mapping”. 2015年10月31日閲覧。
  9. ^ OECD 2014, pp. 319–320.
  10. ^ 独立行政法人大学評価・学位授与機構認定の教育施設(各省庁大学校)の課程修了者への学位授与(学士・修士・博士)
  11. ^ 学校教育法第104条第4項第2号の規定に基づく
  12. ^ a b フランスの学生が大学を占拠してまで「成績による選別」に反対する理由(ニューズウィーク日本版)
  13. ^ [1] 世界の若者失業率、17年は13.1% 2年連続で悪化 :日本経済新聞
  14. ^ [2] フランス - 若年者失業率
  15. ^ [3] フランス - 若年者失業率
  16. ^ 寺澤幸恭「ドイツにおける「実務型」高等教育に関する考察(1) -専門大学の実習セメスタ- (インターンシップ)」『岐阜聖徳学園大学短期大学部紀要』第36巻、2004年3月、85-101頁、NAID 110000963675 
  17. ^ 田中宏幸「「ファッハホーホシューレ」 -ドイツの高等教育システムの現状と新タイプ大学-」『金沢星稜大学論集』第36巻第2号、2002年12月、147-153頁、NAID 110000040713 
  18. ^ a b c d 伊藤拓, 及川恵, 西河正行 (2013)、「英国,米国の学生相談機関による集団形式のプログラムの展望-日本における精神的不適応予防のための集団形式のプログラム実施のポイントの検討-」 『明治学院大学心理学紀要』 2013年 23巻 p.123-136, hdl:10723/1742, 明治学院大学心理学会
  19. ^ a b c 及川恵, 西川正行, 坂本真士、「大規模授業を活用した抑うつ予防のための心理教育プログラムの開発 : 女子大学生を対象とした実践」 『東京学芸大学紀要. 総合教育科学系』 2014年 65巻 p.153-160, 東京学芸大学学術情報委員会
  20. ^ a b 鈴江毅 (2018)、「大学生の精神的不健康の実態と自殺予防に関する研究」 『静岡大学教育学部研究報告. 人文・社会・自然科学篇』 2018年 68巻 p.211-218, 静岡大学学術院教育学領域
  21. ^ 木村真人、梅垣佑介、水野治久 (2014)、「【原著】学生相談機関に対する大学生の援助要請行動のプロセスとその関連要因 -抑うつと自殺念慮の問題に焦点をあてて-」 『教育心理学研究』 2014年 62巻 3号 p.173-186, doi:10.5926/jjep.62.173,日本教育心理学会
  22. ^ 上田敏子、窪田辰政、大石哲夫 ほか (2014)、「大学生を対象とした抑うつ予防プログラム -文献レビュー-」 『静岡産業大学情報学部研究紀要』 2014年 16巻 p.1-8
  23. ^ Yolien De Hauw, André Grow, and Jan Van Bavel (2017-10). “The Reversed Gender Gap in Education and Assortative Mating in Europe”. European Journal of Population 33 (4): 445-474. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6241077/. 
  24. ^ クラウディア・ゴールディン 著、鹿田昌美 訳『なぜ男女の賃金に格差があるのか――女性の生き方の経済学』慶応義塾大学出版会、2023年(原著2021年)、103頁。 
  25. ^ キャティー・ケイ、クレア・シップマン 著、田坂苑子 訳『なぜ女は男のように自信をもてないのか』CCCメディアハウス、2015年(原著2014年)、134頁。 
  26. ^ a b Leave no child behind: global report on boys’ disengagement from education. UNESCO. (2022). https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000381105 


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大学教育

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W・E・B・デュボイス」の記事における「大学教育」の解説

隣人たち寄付頼ってデュボイステキサス州ナッシュビルの歴史黒人大学であるフィスク大学入学し1885年から1888年まで学んだ南部への旅と居住彼にとって南部レイシズム初め経験するとなった当時南部ジム・クロウ法のもと、偏見はびこり黒人投票権制限されリンチ英語版が行われていた。リンチこの後10年間にピーク向かえる。フィスク大学から学位取得した後、デュボイスハーバード大学当時フィスク大学単位認めていなかった)に入学して1888年から1890年まで学びアメリカ有名な哲学者であったウィリアム・ジェームズから強い影響受けたデュボイスハーバード3年分の学資アルバイトsummer jobs)、遺産奨学金友人からの借金などで賄った1890年ハーバード大学デュボイス史上2番目となるcum laude授与した1891年デュボイスハーバード大学社会学大学院(the sociology graduate school[訳語疑問点])に入学するための奨学金受け取った1892年デュボイスJohn F. Slater Fund for the Education of Freedmen(英語版)から卒業研究のためベルリン大学入学するのに必要なフェローシップ授与された。ベルリン大学学生時代にはヨーロッパ中を旅した。彼はベルリン知的に成熟しグスタフ・フォン・シュモラーアドルフ・ワーグナーハインリヒ・フォン・タイトシュカのようなドイツの最も著名な社会学者たちと学んだデュボイスドイツでの日々について「私はアメリカ社会の外にいて、外側か見ていたのだ。白人たち - 学生知己教師 - が私と一緒にいて、私と一緒に同じ風景見ていた。立ち止まって私の好奇の目見たり、人間以下のもののよう見たりするわけではなかった。私は学生という多少特権的な地位人間にすぎず、彼らはそんな私に喜んで会って話をしようとした世界について世界の、特に私が生まれた国について論じ合おうとした」と書いている。ヨーロッパから戻った後、1895年デュボイス大学院修了しハーバード大学からDoctor of Philosophy取得した最初アフリカ系アメリカ人となった

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大学教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:24 UTC 版)

美術学校」の記事における「大学教育」の解説

国公立芸術大学 - 東京藝術大学京都市立芸術大学愛知県立芸術大学金沢美術工芸大学沖縄県立芸術大学国公立5校は毎年持ち回り相互交流目的とした五芸祭開催している。沖縄県立芸術大学が正式参加する以前四芸祭だった。東京藝術大学京都市立芸術大学日本で最も歴史のある芸術学校であり(京都市立芸術大学前身1880年設立東京藝術大学前身1886年1887年設立。)、日本芸術界国内国際的に支え日本芸術産業発展日本芸術文化推進など日本国家と日本芸術界多大な貢献をした著名人数多く輩出してきたことから「芸術界東大京大」とも称されている。 東京五美大 - 東京都にある多摩美術大学武蔵野美術大学東京造形大学女子美術大学日本大学藝術学部は、総称して東京五美大(五美大)と呼ばれている。東京美術大学連合卒業修了制作展を共催する大学群

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大学教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:59 UTC 版)

通信教育」の記事における「大学教育」の解説

1892年開学したシカゴ大学全米先駆けてエクステンション専門部局を組織し、「講義教育(LectureStudy)」、「クラス教育(ClassWork)」、「通信教育Correspondence Study)」の3部門の事業導入したクラス教育部門通信教育部門でも正規教育課程にほぼならぶ講義回数課すことで一定の単位取得を可能とした。

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大学教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/07 05:01 UTC 版)

クリフトン・レジナルド・ウォートン (ジュニア)」の記事における「大学教育」の解説

1970年ウォートンミシガン州立大学学長選任されアメリカの主要大学において最初黒人学長となったニューヨーク・タイムズ紙トップ記事として掲載し、「黒ん坊先導者——クリフトン・ウォートン再度栄達 / ミシガン州立大学新学選任白人学生多数占める主要大学で初の黒人学長誕生」と報道した。デトロイト・ニュース紙もまた、主要記事として報道したウォートン1970年から1978年までミシガン州立大学学長務め経済学教授兼任した在任はしばし不穏な事態発生し1970年1972年には学生による抗議運動発生した。彼は学長として教育水準維持したままでの予算削減経済的条件ないし教育的条件不利な学生への教育融資整骨医学大学院はじめとする医学系大学院統合、などの成果挙げた。またウォートン在任中、入学予定に対して指針提示することを目的とした「入試および学生に関する組織委員会」や、選抜され学生若手教員大学管理経験与える「学長フェロープログラム」を創設するなどの革新行ったウォートン大学に対して行った長期的貢献としては、舞台芸術新たな拠点建設したことが挙げられる。この施設に対してウォートンは妻とともに最も献身的な支援行った1982年大学ウォートンとその妻の貢献称え、「ウォートン舞台芸術センター」と命名した1978年ウォートン64キャンパス構えニューヨーク州立大学機構総長就任した。 彼は国内最大規模大学機構において総長就任した初の黒人として名が立てられた。彼は1987年まで9年在任し肥大化した大学管理体系の柔軟化、大学の研究能力強化、そして大学質的イメージ飛躍的な向上、といった成果挙げたニューヨーク州立大学理事長ドナルド・ブリンケンはウォートン最大恒久的業績として、独立委員会創設管理体系の柔軟化を挙げたブリンケン理事また、彼のユニークな考え方なければ州立大学将来検討する独立委員会創設されず、委員会によって『(この大学には)国内で最も過剰な規制かけられている』との問題発見されるともなく明るみに出ることすらなかっただろう」と、ウォートン仕事賞賛した。

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大学教育

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地域社会学」の記事における「大学教育」の解説

札幌大谷大学社会学部地域社会学科が、山梨大学生命環境学部地域社会システム学科がある。

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