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Xperia ray

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SO-03C

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 08:41 UTC 版)

NTTドコモ Xperia ray SO-03C

Xperia ray
キャリア NTTドコモ
製造 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
発売日 2011年8月27日
概要
OS Android 2.3.4
CPU Qualcomm Snapdragon MSM8255 1GHz
音声通信方式 3GFOMAW-CDMA
2GGSM
(3G 800/850/1900/2100
2G 850/900/1800/1900)
データ通信方式 3G:FOMA HSDPA・HSUPA
2G:EDGE
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
形状 ストレート(タッチパネル
サイズ 111 × 53 × 9.4 mm
質量 約100 g
連続通話時間 3G 約400分、GSM 約290分
連続待受時間 3G 約360時間(静止時)、GSM 約300時間
外部メモリ microSD(最大2GB)
microSDHC(最大32GB)
日本語入力 POBox Touch(4.3)
FeliCa なし
赤外線通信機能 なし
Bluetooth Bluetooth ver. 2.1 + EDR [1]
放送受信機能 FMラジオ
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
Reality display
解像度 フルワイドVGA
(480×854ドット
サイズ 約3.3インチ
表示色数 1677万7216色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 有効約810万画素裏面照射型CMOS
Exmor R sensor
機能 AF
HD動画撮影機能
手ブレ補正
サブカメラ
画素数・方式 32万画素CMOS
カラーバリエーション
Pink
Gold
White
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ドコモ スマートフォン Xperia ray SO-03C(ドコモ スマートフォン エクスペリア レイ エスオー ゼロサン シー)、後のdocomo with series Xperia ray SO-03C(ドコモ ウィズシリーズ エクスペリア レイ エスオー ゼロサン シー)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニーモバイルコミュニケーションズ)製のNTTドコモ向けスマートフォン。ドコモの第3世代移動通信システムFOMA端末である。OSはGoogleAndroid OS 2.3 Gingerbreadドコモ スマートフォンのひとつとして発売され、2011年冬モデル発表以降はdocomo with seriesに分類されている。

概要・特徴

Xperiaシリーズのなかでコンパクトでスリムなボディが特徴。幅が広いのが一般のスマートフォンの中で、厚さ9.4mm幅が53mmと人間工学的に、手にフィットするサイズを実現している。液晶、カメラ、CPU等Xperia arc (SO-01C)と同等の機能を有している。

小型化した主目的は、6対4で男性が主流となっているXperiaシリーズとして開拓しきれていない女性のニーズを引き出すことであり、神戸コレクションとのコラボレーションしたリアカバーなども用意されている。Xperiaシリーズとしては初となる内側カメラを搭載しており、自分撮りやビデオチャットなどにも対応している。

本体サイドに超硬アルミ合金を採用し、強度を保っている。ディスプレーは化学強化ガラスを使い、Reality display(液晶とガラスを密着させ、光の反射ロスを減らし画面の視認性が大幅に向上)を採用しており、 フルタッチパネルを搭載している。更に、Gセンサー、デジタルコンパス、接近センサー、直感的な操作を行うことができる。

画面下部のホームボタン周囲にはクレッセント(三日月)ラインが配されており、着信や充電時などにクレッセント周辺が光る。

通信速度は下り14Mbps・上り5.7Mbpsの通信が可能なほか、Wi-FiでもIEEE802.11b/g/nが対応し、最大150Mbpsの超高速通信も利用可能となる。テザリングが利用できる。

専用の「電池パック SO06」は、海外のBA700にドコモ型番のシールを貼り付けたものである。SO-05Dでも同じ電池パックが採用されることになったため、流用が可能である。

ACアダプタは、附属される「ACアダプタケーブル SO03」(出力850mAh)を標準使用する形になっているが、2011年冬モデル発売以降に販売開始された「ACアダプタ 03」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製、microUSBコネクタを持つ端末用のACアダプタ、出力1Ah)も2011年12月より、利用可能オプションとして総合カタログに掲載され、公式に利用可能となった。

ワンセグは受信できないが、FMラジオは受信でき、TrackID連動し放送中の楽曲情報を入手することができる。そしてその検索結果から下記のmora touchで楽曲のダウンロードをしたり、YouTube上の動画にアクセスできる。また音声認識は、FMラジオに限らず、端末が認識できる外部の音声も認識が可能となっている。

Timescapeが標準で搭載されている。アドレス帳に写真を登録しておけばその写真がパネルに表示される。また本端末では、タイムスケープウィジェットでも、タイムラインをスクロールすることができる。

文字入力においては、POBox Touch 4.3が搭載されている。また本機種からは、女性を意識して「キセカエキーボードスキン」が充実しされ、様々なファンシーなキーボードをダウンロードし利用することができる。入力方式はフリック入力やQWERTY入力、50音キーボードのほか、音声入力も対応した。

パソコン上で音楽、動画、写真を編集管理するアプリケーションである。Media GoとXperiaのメディアスケープをUSBケーブル等を使って同期することができる。Media GoではCDなどからの音楽の取り込みだけでなく、iTunesWindows Media Playerx-アプリの音楽ファイルを取り込むことも可能である。

なお、Xperiaシリーズでは、SIMロックの外すことができる端末としては唯一、W-CDMA利用時の1900MHz帯(UMTS Bands 2)に対応している(SO-02CSO-01DはBands 1/5/6のみであり、SO-02D以降は、Bands 9に対応したため、Bands 2ははずされている)。

なお、海外版rayではAndroid 4.0のバージョンアップが行われた。国内版である本機種もAndroid 4.0へのバージョンアップが検討されていたが、それに伴いメモリ(RAM)不足の可能性があるため、却下された[2][3]。2011年に発売したXperiaシリーズ(本機の他、SO-01CSO-02CSO-01D)と富士通製のF-12Cも同様の理由で却下に至っている。その結果、2010年冬春モデルと2011年夏秋モデルでAndroid 4.0へバージョンアップされたのはGALAXY S II SC-02Cのみとなった。

カメラ

カメラ機能もXperia acroと同様、810万画素カメラとソニーの裏面照射技術を使い、携帯電話用に開発された「Exmor R for mobile」が搭載されており、従来の表面照射型に比べ大幅に高感度、低ノイズを実現しており、それに加え、F2.4の開放値の明るいカメラレンズで集光性を高め、フラッシュを使わなくても、暗部での撮影が可能となっている。その他のカメラ機能として、顔認識エンジン、画面内の被写体に自動でフォーカスをあわせるコンティニュアスオートフォーカスも搭載されている。また逆光や夜景といったシーンに応じて露出やホワイトバランスを自動で調節する、シーン別撮影機能なども利用できる。

音楽機能

ソニーウォークマンなどにも提供している、国内最大の音楽配信サイトであるmoraの楽曲を、スマートフォンで購入、ダウンロードできるmora touchが引き続き搭載されている。本端末ではspモードのコンテンツ決済に対応しているため、楽曲の購入代金は携帯電話の通話料などと合わせて清算することもできる。上記の音声認識サービス「TrackID」と連携しており、上述のFMラジオから流れている曲を検索して、購入することも可能となる。ミュージックプレイヤー再生中にinfiniteボタンを押すと、再生中のアーティストのWikipedia情報やGoogleでの歌詞情報、YouTubeでのアーティストビデオ情報などを自動的に検索する。

着信音設定ボタンにタッチするだけで、再生中の楽曲を手軽に着信音に設定できる。ソニーミュージックアプリが新たに搭載されている。

ミュージックプレーヤーはソニーのウォークマンの技術が継承されており、10種類の中から最適な音質を選べるイコライザ設定などが搭載されている。

取り込んだ音楽を着信音にすることが可能なほか、DLNAやxLOUDにも対応している。

メール・ブラウザ

ブラウザではFlash Player 10.3、JavaScriptHTML5がアドオンされており、パソコンとほぼ同等の動きのあるサイトの閲覧が可能となっている。

メールにおいてはGmailやPOPIMAPのメールがサポートされているほか、iモードメールと同じ@docomo.ne.jpのプッシュ型のキャリアメールが利用できるように、spモードアプリがプリインストールされている。Gmailにおいては複数アカウントでプッシュメールが利用できる。また音声入力メールが対応している。
それに加えspモードでは、My DocomoのID発行や、ケータイデータお預かりサービスのような電話帳のバックアップを利用することができる。

緊急地震速報(エリアメール)に対応している。

アプリケーション

Androidマーケット及びdマーケットのほか、ソニーエリクソンが用意するPlayNowやAPPNAVIから30万を超えるアプリケーションからのダウンロードが可能。またAndroid 2.2以降の特徴である、SDカードへのアプリケーションも可能となっている。日本円に対応したアプリケーションでは、携帯電話料金課金に対応している。

またアプリケーションの削除は、いままでの機種では、設定画面から削除をしていたが、アプリトレイから、ダイレクトにアプリのアンインストールが可能になり、アプリの管理が便利になった。

プリインストールアプリ

機能

主な対応サービス
タッチパネル加速度センサー XiFOMAハイスピード[4] Bluetooth DCMXおサイフケータイ赤外線トルカ
ワンセグ メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11b/g/n
GPS spモードEメール電話帳バックアップ デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新 デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) GSM3GローミングWORLD WING フルブラウザFlash Player 10.3
Androidマーケットドコモマーケット GmailGoogle TalkYouTubePicasa バーコードリーダ名刺リーダ ドコモ地図ナビGoogle Mapsストリートビュー

対応言語

以下の言語の入力、及び表示が可能となっている。

日本語中国語 簡体字、中国語 繁体字チェコ語オランダ語英語(英国)、英語(米国)、フランス語ドイツ語イタリア語ノルウェー語ポーランド語ロシア語スペイン語スウェーデン語トルコ語

歴史

  • 2011年5月9日 - 技術基準適合証明(TELEC)通過。
  • 2011年7月25日 - Global Certification Forum認定。
  • 2011年8月10日 - 製品を発表。
  • 2011年8月12日 - 事前予約開始。
  • 2011年8月27日 - 発売開始。
  • 2011年11月7日 - ソフトウェアアップデート開始。画面キャプチャ機能が追加され、以下の不具合の修正が行われた他,OSバージョンが2.3.3から2.3.4にバージョンアップされた。
    • ブラウザで新しいページを表示する際に、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しない場合がある。
  • 2012年3月26日 - NTTドコモよりAndroid 4.0へのバージョンアップについて検討していることを発表[5]
  • 2012年3月28日 - ソフトウェアアップデート開始。
  • 2012年7月2日 - Android 4.0へのバージョンアップを断念[2]
  • 2012年11月6日 - ソフトウェアアップデート開始。

関連項目

脚注

  1. ^ 対応プロファイルHFP、HSP、OPP、A2DP、AVRCP、PBAP、SPP
  2. ^ a b ドコモからのお知らせ : 【3機種追加のお知らせ】「docomo with series」「docomo NEXT series」の AndroidTM4.0へのバージョンアップについて | お知らせ | NTTドコモ
  3. ^ F-08D/P-05D/SC-05Dは8月以降4.0に:ドコモ、F-12CとXperiaシリーズ4機種のAndroid 4.0バージョンアップを見送り - ITmedia +D モバイル
  4. ^ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
  5. ^ 「docomo with series」「docomo NEXT series」「ドコモ タブレット」(18機種)の Android4.0へのバージョンアップについて NTTドコモ 2012年3月26日発表

外部リンク


Xperia ray

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:29 UTC 版)

ソニーモバイルコミュニケーションズ」の記事における「Xperia ray」の解説

スリム化軽量化したモデル

※この「Xperia ray」の解説は、「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の解説の一部です。
「Xperia ray」を含む「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の記事については、「ソニーモバイルコミュニケーションズ」の概要を参照ください。

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