Bodhidharmaとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Bodhidharmaの意味・解説 

達磨

(Bodhidharma から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 03:58 UTC 版)

菩提達磨(ぼだいだるま、中国語: 达摩サンスクリット語: बोधिधर्म, bodhidharmaボーディダルマ)は、中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧。達磨達磨祖師達磨大師ともいう。「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「」を表す言葉。『洛陽伽藍記[1]』や『続高僧伝 [2]』など唐代以前のものは達摩とも表記する。画像では、眼光鋭く髭を生やし耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。


注釈

  1. ^ 「南天竺」は「南インド」とされるが、現在のインドと完全に一致するわけではない。
  2. ^ こうし、カンチプラム。
  3. ^ この伝説もまた、慧可と曇林が盗賊に臂を斬られたという唐高僧伝のエピソードからの潤色であろうと水野弘元などは指摘する[9]
  4. ^ 成尋『参天台五台山記』によると太和19年(495年)10月5日入滅であるが、それより後年にも活動していた記述があり、信憑性にはやや問題がある。
  5. ^ 柳田聖山『禅の語録1 達磨の語録 二入四行論』(筑摩書房、1969年)に収録。

出典

  1. ^ 547年楊衒之撰。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:洛陽伽藍記/卷一
  2. ^ 645年道宣撰。大正新脩大蔵経 T2060_.50.0551b27 。
  3. ^ 『菩提達磨大師略辨大乘入道四行觀 弟子曇琳序』に「法師者、西域南天竺國人、是婆羅門國王第三之子也。神慧疏朗、聞皆曉悟。志存摩訶衍道、故捨素隨緇、紹隆聖種。冥心虚寂、通鑒世事、内外倶明、德超世表。」とある。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:達摩四行觀(略称)
  4. ^ 『続高僧伝』巻第十六「菩提達摩。南天竺婆羅門種。神慧疎朗。聞皆曉悟。志存大乘冥心虚寂。通微徹數定學高之。悲此邊隅以法相導。初達宋境南越。末又北度至魏。隨其所止誨以禪教。」(大正新脩大蔵経 T2060_.50.0551b27 - c26)
  5. ^ 第三巻 菩提達磨の条。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:傳燈錄/03
  6. ^ 『続高僧伝』では「婆羅門種」となっていたのが「姓刹帝利」クシャトリヤの一族に変わる。
  7. ^ 『景徳伝燈録』第三巻に「 … 寓止於嵩山少林寺。面壁而坐,終曰默然,人莫之測。謂之壁觀婆羅門。 … 略 … 迄九年已,欲西返天竺。… 」とある。
  8. ^ 坐禅の定義[疑問点]
  9. ^ 水野弘元「菩提達摩の二入四行説と金剛三昧経」『駒澤大學研究紀要』第13号、1955年3月、49-50頁、ISSN 0452361X 
  10. ^ 瑩山紹瑾『伝光録』第二十九章を参照。
  11. ^ 大川普済『五灯会元』より(上記の伝光録の記述とは矛盾する)。
  12. ^ 道元正法眼蔵』第二十五「渓声山色」。
  13. ^ 瑩山紹瑾『伝光録』第二十八章「菩提達磨章」。
  14. ^ 影山純夫『禅画を読む』淡交社、2011年3月、18頁。ISBN 978-4-473-03726-8 
  15. ^ 第三巻 菩提達磨伝の末尾に「後三歳、魏宋雲奉使西域回、遇師於葱嶺、見手攜隻履、翩翩獨逝。雲問師何往。師曰「西天去。」又謂雲曰「汝主已厭世。」雲聞之茫然。別師東邁。既復命、即明帝已登遐矣。而孝荘即位、雲具奏其事。帝令啓壙。惟空棺一隻革履存焉」
  16. ^ 伊吹敦「『二入四行論』の成立について」(PDF)『印度學佛教學研究』第55巻第1号、日本印度学仏教学会、2006年、127-134頁、doi:10.4259/ibk.55.127ISSN 00194344 
  17. ^ 伊吹敦「『二入四行論』の作者について--「曇林序」を中心に」『東洋学論叢』第32号、東洋大学文学部、2007年3月、204-185頁。 
  18. ^ 文芸家協会 (1924). 日本戯曲集. 東京: 新潮社. https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001629374-00 


「達磨」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Bodhidharma」の関連用語

1
菩提達磨 デジタル大辞泉
52% |||||

2
達磨 デジタル大辞泉
32% |||||


4
12% |||||




Bodhidharmaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Bodhidharmaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの達磨 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS