009 / 島村ジョー
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「2012 009 conclusion GOD'S WAR」の記事における「009 / 島村ジョー」の解説
少年院から脱走した矢先に拉致され、無重力状態でも常人の何倍ものスピードで動けるように加速装置を搭載された。
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009=島村ジョー(しまむら ジョー)
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「サイボーグ009の登場人物」の記事における「009=島村ジョー(しまむら ジョー)」の解説
声 - 太田博之/田中雪弥/井上和彦(劇場3作、メガドライブ版ゲーム)/櫻井孝宏、本田貴子(子供時代)/宮野真守/福山潤/河本啓佑、神谷明(ラジオ1作)、草尾毅(ラジオ2作)、神谷浩史(2009年イベント)、梶裕貴(ブンボーグ009) 概要 本作の主人公。18歳(※他のメンバーも何れも改造された時の年齢で001が最初の被験者で009が最後である事は間違いないが、昭和版、平成版の違いで時系列は大きく異なっている、基本的にサイボーグは老化しない)。5月16日生まれ。日本人の母と国籍不明の父との間に生まれたハーフ。古い版の単行本には「村松ジョー」「ジョウ」という表記もあった。作中ではカタカナ表記だが、一部では「丈」という漢字表記も見られる。ゼロゼロナンバーのリーダー的存在。 容姿 初期は少年の顔をしていたが、次第に愁いを帯びた青年の表情に変化している。髪は栗色〜金色で、瞳は黒〜茶色。ほとんどの場面で片目が前髪に隠れているのが特徴。1966-1968年版のアニメ(以下「旧昭和版アニメ」)では、ジョーとフランソワーズだけ配色の異なる戦闘服を着ている。アニメ第一期作(旧昭和版アニメ)では「特別な存在」として差別化をはかるために1人だけ「白」の戦闘服を着用していたが、それ以降は原作漫画に順じて他のゼロゼロナンバー・サイボーグと同じく「赤」で統一されている。マフラーはアニメ一期は主題歌の歌詞にある様に赤、それ以降は他のゼロゼロナンバーと同じく黄色である。このマフラーは相当長く踵近くまで垂れ下がっている。 改造までの経緯 孤児院で育つが、ハーフであり孤児でもあることから差別や偏見に晒され、犯罪を犯して少年鑑別所に送致された。しかし集団脱走したところをブラックゴーストに拉致され、本人が気を失っている間に改造された。1979年版のアニメ(以下「新昭和版アニメ」)では、友人を助けるために誤って不良に怪我を負わせ、送られた少年院でもハーフを理由に蔑まれて、1人で脱走したところをブラックゴーストに拉致された。2001年版のアニメ(以下「平成版アニメ」)では不良の設定が無くなり、孤児として教会で育ち、育ての親である神父を殺害した犯人に間違えられて警察に追われていたところをブラックゴーストに拉致された。1966年の劇場版1作目でのみ、最初からカーレーサーとして活躍していた設定になっており、レース中にブラックゴーストの起こした事故で重傷を負ったところを拉致されている。 能力 先に改造されていた7人の技術を結集した完成体で、汎用性に優れ、基礎能力は他のメンバーより高い。他のゼロゼロナンバーは不明であるが体内に小型原子炉を持っており、これを原動力としている(新旧両昭和版アニメより。ただし、004には体内に原爆が埋め込められているのでこれがそれに相当すると思われる)。身体の改造度は高いが、通常の生活が送れる程度には生身の部分も残されており、子孫の存在も確認されている。最大の特徴は002のものを更に改良した加速装置で、奥歯に仕込まれたスイッチで操作する。多段式により加速度は可変で、最大加速マッハ5(平成版アニメ)で行動できる。ただし旧昭和版アニメでは「加速装置」と呼称するシーンはなく、単に高速移動出来るタイプのサイボーグと言う扱いでOPでも当時の新幹線(時速200キロほど)と互角と言う描写が描かれている。加速度を使い分けることで敵を翻弄することも可能。加速中は、空気摩擦によって持ち物や着用している(特殊戦闘服以外の)衣服などが燃える、周囲の物体に無闇に触れることができない、マッハでの行動時は同等のスピードで動くものないし止まっている物体以外を認識しづらい、周囲の音も聞こえない、連続使用には限界がありメンテナンス時に不具合を起こす可能性があるなど、いくつか留意すべき点もある。なお、『天使編』では、天使に加速装置を使用不能にされてしまう場面もある。最高速度は002、火力は004や006、パワーは005に劣るが素の戦闘力も戦車込みの一個師団隊多数でも全く敵ではなく(新昭和版アニメ)「加速装置」の補正もあって地上ではメンバー中では最強である(勿論、それを上回る敵も存在する)。倒さなければならない敵でも「人の心」を持ってる者には無意識にリミッター(009の優しさ=慈悲の心で発生してしまう)をかけており、本気になればゼロゼロナンバーの最恐の殺戮兵器である。洗脳され慈悲を失くしリミッターが外れた戦闘を見て「本気になった009はあんなに強いのか」と004も驚愕している(平成版アニメ)。ただし、ゼロゼロナンバー全員が携帯している(平成版アニメのみ009に譲渡した為に004は持っていない)小型レーザー銃「スーパーガン」(平成版アニメでは「レイガン」とされている)が強力でこれの補正も大きいが「加速装置」と併用すれば回避も攻撃も絶大なバランスがとれ一部の隙もないサイボーグ戦士となる。 行動速度の相違を利用し、敵地への潜入、武器を持った相手の無力化、精神・電磁波攻撃の回避など、様々な局面で活躍する。生身の人間を抱えたままの加速は不可能とされているが、人命救助に加速装置を使用する場面もあり、設定は一定していない。006=張々湖のために甲殻類を市場から加速状態で運んだこともある。後発のサイボーグにはより高性能な加速装置が搭載されたため、加速度が追い付かず苦戦を強いられることも多い。 人類の技術によるものならば、自動車や船、飛行機などのような乗り物も即時に操れる才能(詳細は不明だが、改造能力の一種であるとされる)を持つ。 GOD'S WAR編 『GOD'S WAR編』では、意識加速と呼ばれる能力を体得、自由自在の速度で加速することが可能となり、この能力を応用して敵を自身の加速空間に誘い込み、瞬時に衝撃を与え粉砕できるようになった。 日常 普段はギルモア博士の助手をしたり、「ハリケーン・ジョー」の通称で四輪レーサーをしていたりする。第8期『時空間漂流民編』では雑誌ライターとして出版社に出入りする姿も見られる。原作では、日常はコスチュームの上から服を着て出歩いていたが、平成版アニメではコスプレが世の中に流行し出したため、時代背景からコスチュームで出歩いても周囲の人間からは「仮装大会へ行く人」という事で誤魔化せるようになった。しかし、函館の魚市場の魚屋からその事を指摘された時には少し気恥ずかしい様子を見せており、早くその場から立ち去りたいがために、お釣りをもらい忘れるそそっかしさも見せている。 性格 荒れた過去を持つものの、平時においては穏やかで優しく、戦闘時においては真摯かつ勇敢になる理想的なリーダーである。しかし、優しさゆえに戦いの場においても相手の生命や事情に思いが及び、それが弱点になることも多い。「(身体が人間でないから人の心を失わずいる自分の理由から)人間を信じたい」という気持ちが強く、002や004からは「甘い」と言われ衝突する事もある。こうした精神面の脆さを他のメンバーに指摘されることも多い。仲間を巻き込みたくない思いから単独で行動することも少なくないが、その度メンバーから「自分たちは9人で1人」と諭されている。原作や平成アニメでの短編『凍った時間』では、永劫に感じられる孤独に苦しむ彼の心情が描写されている。自分自身が改造されたことよりも仲間たちが改造された事実に対して怒りを覚え、苦しみを理解し行動する姿勢が皆からリーダーとして信頼され、サイボーグチームの団結力を高めている。 その容姿と性格から、出会った女性たちを惹き付けることも多い。003(=フランソワーズ)とは相思相愛の仲で平穏な時期には二人で一緒に暮らすこともあるのだが、気心の知れた彼女より女性ゲストへの対応を優先し、003の激しい嫉妬を買うこともある。新昭和版アニメでは、ファンでもありかつてのガールフレンドだった女性マユミや、荒れていた時代のジョーを支えていたユリという女性も登場する。 ゼロゼロナンバーで001=イワンと共に、母親の姿が明らかにされている。字幕の色は黄色。
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