内藤洋子 (女優)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 内藤洋子 (女優)の意味・解説 

内藤洋子 (女優)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 01:59 UTC 版)

ないとう ようこ
内藤 洋子
アサヒグラフ』1967年1月6日号より
本名 喜多嶋 洋子
生年月日 (1950-05-28) 1950年5月28日(75歳)
出生地 日本茨城県鹿島郡神栖村白十字保養農園[1]
出身地 日本神奈川県鎌倉市
職業 モデル女優童話作家
ジャンル 映画テレビドラマ
配偶者 喜多嶋修1970年 - )[2][1]
著名な家族 喜多嶋舞[1](娘)
和田妙子(伯母)
内藤圭子(妹)
事務所 愛企画
公式サイト 株式会社愛企画
主な作品
テレビドラマ
氷点[1]
映画
赤ひげ[1]
伊豆の踊り子[1]
その人は昔
地獄変
テンプレートを表示

内藤 洋子(ないとう ようこ、1950年5月28日[1] - )は、日本の女優

茨城県神栖市生まれ、北鎌倉育ち。鎌倉市立御成小学校北鎌倉女子学園卒業[1]。伯母はダンサーの和田妙子。妹は元歌手・タレントの内藤圭子。娘は喜多嶋舞

来歴・人物

『映画情報』1965年2月号(国際情報社)より

4人姉妹の3番目として誕生。父は勤務医だった[2]。内藤家は藤原氏の庶流で、現在の静岡県浜松市の在で代々地主を務め、洋子の曽祖父の代からは医業を生業とした[3]

小学校5年生の時に学校にエースコックワンタンメンのCM撮影隊が訪れ、それがきっかけで雑誌『りぼん』のモデルを始めるようになり[4][出典無効]、在学中の1965年黒澤明監督の『赤ひげ』でデビュー[注釈 1]

1966年、『氷点』には辻口陽子役で出演。番組が高視聴率を続けたことで、遊覧コースとして観光バスが自宅前を通過する程の事態となった(しかも「あちらに見えますのは、ドラマ『氷点』で陽子を演じている内藤洋子さんのご自宅でございます」と紹介された)[6]。主演の新珠三千代たっての共演であった。

恩地日出夫監督の『あこがれ』に主演し、ゴールデン・アロー賞などを獲得[要検証]

歌手としても成功し、松山善三監督の『その人は昔』の挿入歌だった「白馬のルンナ」が50万枚の大ヒットとなった[5][1]

1つ年上の酒井和歌子とともに東宝からは「青春スター」と呼ばれて売り出された。「永遠の美少女」と評され、内藤のほうが早く売れた。

1970年、音楽家の喜多嶋修と結婚して芸能界を完全引退[2][1]

1974年、長女・舞が2歳の頃に家族共々アメリカ・カリフォルニア州に移住した(子どもは舞のほか、渡米後に出生した長男と次女がいる)[2]。その後は本名の喜多嶋 洋子(きたじま ようこ)名義で絵本などを発表しているほか、時折テレビにも出演している[5]

代表作

映画

テレビ

舞台

CM

著作

音楽

シングル

発売日 規格 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
日本コロムビア
1967年 EP SAS-913 A 心こめて愛する人へ[注釈 2] 松山善三 船村徹
B じっとしてると恋しい
1967年 EP SAS-939 A 白馬のルンナ[注釈 3] 松山善三 船村徹
B 雨の日には[注釈 3]
東宝レコード
1971年8月 EP KS-1002 A MY LOVE…THE SEA[注釈 4] 水嶋哲 喜多嶋修
B 海と空と私[注釈 4]
1971年9月 EP KS-1003 A お伽噺[注釈 4] 水嶋哲 喜多嶋修
B やさしい感じ[注釈 4]
日本コロムビア
1983年 EP AK-804 A 恋のホロッポ[注釈 5] 松山善三 船村徹
B 今度の日曜日[注釈 5]

アルバム

発売日 規格 規格品番 タイトル
東宝レコード
1971年 LP KR-1003 洋子

Side:A

  1. My Love The Sea
  2. 雲を追いかけて
  3. やさしい感じ
  4. Lullaby Of Breeze
  5. 海と空とわたし
  6. 靄 (もや)

Side:B

  1. あの人に伝えて
  2. マドレーヌ
  3. あなたとわたし
  4. お伽噺
  5. 海をなくした女の子

脚注

注釈

  1. ^ 長女・黒澤和子が『りぼん』を定期購読しており、表紙のモデルをしていた内藤に黒澤明が目を付け、オーディションを受けるよう勧めたのがきっかけであり、最終選考に残ったメンバーには酒井和歌子がいた[5]。実は最後まで内藤と酒井のどちらにするのか迷い、最終的には2人の写真を長男・黒澤久雄に見せた結果、久雄の選んだ内藤に決まったという[5][1]
  2. ^ 舟木一夫のシングルジャケットに顔写真だけ。
  3. ^ a b 東京映画・東宝配給「その人は昔」挿入歌。
  4. ^ a b c d 詩の朗読のみ。
  5. ^ a b 舟木一夫と。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.80.
  2. ^ a b c d 喜多嶋洋子”. 愛企画. 2019年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月20日閲覧。
  3. ^ 女学生の友』 1966年8月号(小学館)188-193ページ
  4. ^ NHKスタジオパークからこんにちは』2006年1月ゲスト時の本人コメント。
  5. ^ a b c d 1960年代後半を白馬のように駆け抜けた伝説的アイドル女優の極み、内藤洋子”. シネマズ. 松竹 (2016年8月21日). 2016年10月17日閲覧。
  6. ^ 近代映画 近代映画社 1967年1月号 203頁。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「内藤洋子 (女優)」の関連用語

内藤洋子 (女優)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



内藤洋子 (女優)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの内藤洋子 (女優) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS