ムーミン・シリーズとは? わかりやすく解説

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ムーミン・シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:36 UTC 版)

トーベ・ヤンソン」の記事における「ムーミン・シリーズ」の解説

詳細は「ムーミン」を参照 ムーミン原型となるキャラクターは『ガルム』で1943年初登場しており、当初の名前はスノークだった。スノーク夢や幻覚などファンタジーに関する文章とともに登場し風刺画向けの怒った顔をしていた。1944年には『ガルム以外の絵にもスノーク登場して作家サインとしての役割果たした1945年8月トーベは「私の新し肩書きスノーク夫人と書き、『ガルム』のクリスマス号でスノーク姿の自分描いたムーミントロールという名前は、ストックホルム工芸専門学校時代叔父エイナルの話がもとになったムーミン物語文章挿絵をともにトーベが手がけ、著者挿絵画家デザイナー全て自分役割とした。切り貼りサンプル本を作りバランスを見ながら指定書き込み、絵に番号をつけて配置指定したレイアウトではページ構成と絵の配置文章余白部分検討したムーミン絵本の『それからどうなるの?』では幼少期体験をもとに仕掛け絵本作り、これもレイアウト製本作業指示全て行ったムーミン舞台化テレビ化にも関わった。初の戯曲は、1949年にヴィヴィカのすすめで執筆したムーミントロール彗星』の舞台版だった。フィンランドではイルッカ・クーシスト作曲のムーミン・オペラが1974年国立オペラ劇場上演されスウェーデンでは1982年ストックホルム王立ドラマ劇場冒険劇が上演された。舞台監督はヴィヴィカが務めた1965年にはトーベ作詞、エルナ・タウロ(英語版作曲の "Höstvisa" (フィンランド語 "Syyslaulu" 、日本語で『秋の歌』) がフィンランド国営放送音楽賞3位受賞したスウェーデンテレビ番組では脚本書いたトーベにとってムーミン物語は、戦争中自分の楽しみとして始めた趣味だった。しかし、ムーミン・シリーズのヒットによって絵画使える時間が減ると、人々期待とのバランスを取ることが苦痛になり、生涯悩みとなったコミック連載中の苦労については、のちに短編小説連載漫画家』(『人形の家』収録)で題材にした。 後述するように、トーベ子供向けとされた作品にも不安や脅威描いたこのためムーミン子供大人楽しめる作品として人気得たが、他方児童書子供向けにのみ書くべきだという批判起きムーミン対す反対運動起きた舞台ムーミン表現めぐって子供の親から苦情寄せられた。トーベ解釈観客ものとい持論だったが、子供向けとして適切な表現かどうかという批判には「そうなると「ひどい」という言葉自体禁じなければならない」というコメント掲載した時もあった。

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ムーミン・シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 14:36 UTC 版)

トーベ・ヤンソン」の記事における「ムーミン・シリーズ」の解説

詳細は「ムーミン」を参照小さなトロール大きな洪水英語版)』 (1945年, Småtrollen och den stora översvämningen) 『ムーミン谷の彗星』 (1946年, Kometjakten) 『たのしいムーミン一家』 (1948年, Trollkarlens hatt) 『ムーミンパパ思い出英語版)』 (1950年, Muminpappas bravader) 『ムーミン谷の夏まつり英語版)』 (1954年, Farlig midsommar) 『ムーミン谷の冬』 (1957年, Trollvinter) 『ムーミン谷の仲間たち英語版)』 (1962年, Det osynliga barnet och andra berättelser) 『ムーミンパパ海へいく(英語版)』 (1965年, Pappan och havet) 『ムーミン谷の十一月英語版)』 (1970年, Sent i November) ムーミン関連絵本 『それからどうなるの?(英語版)』 (1952年, Hur Gick Det Sen?) 『さびしがりやのクニット(英語版)』 (1960年, Vem ska trösta Knyttet?) 『ムーミン谷へのふしぎな旅(英語版)』 (1977年, Den farliga resan) 『ムーミンやしきはひみつのにおい(英語版)』(1980年, Skurken i Muminhuset)(ペル・ウーロフ・ヤンソン写真トーベが文を書いた写真絵本。) ムーミン・コミックス ムーミン・コミックス筑摩書房2001年トーベ・ヤンソンラルス・ヤンソン冨原眞弓訳。

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ムーミン・シリーズ (原作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:40 UTC 版)

ムーミン」の記事における「ムーミン・シリーズ (原作)」の解説

作者トーベ・ヤンソン画家でもあり、ムーミン原型となるキャラクター小説執筆以前にも風刺雑誌ガルム』などでたびたび描かれていた。小説として初め登場するのは1945年スウェーデン語著された『小さなトロール大きな洪水』で、その後ムーミン・シリーズとして知られる計9作品登場するうになる造形的には、トーベ10代の頃次弟ペル・ウーロフ・ヤンソンとの口ゲンカ負けたときに、トイレの壁に悔し紛れ描いた『SNORK(スノーク、とても醜い生き物)』として描いたものが、ムーミントロールルーツであるとされるネーミング叔父の家へ下宿をし学校通っている時代勉強合間冷蔵庫から食べ物失敬して夜食にしていたのだが、あるときに叔父から注意され「この裏にはムゥーミントロールというお化けいるからつまみ食いはやめなさい。首筋に冷たい息を吹きかけてくるぞ。」と言われことがきっかけである。 小説子供向け作品体裁とっているが、その内容は必ずしも子供向けではない。第二次大戦戦中戦後執筆された初期の作品には、洪水彗星襲来など自然災害繰り返し描かれる新聞連載漫画大成功によってもたらされた「ムーミンブーム」にほとほと疲れ果てた頃に書かれ第6作『ムーミン谷の冬』契機として、後期の作品はよりはっきりと内観的であり、おとぎ話体裁をとった純文学といってよい内容備えている。また、小説の挿絵トーベが行っており、初期インク濃淡描かれていたが、次第細かな線のみで表現されるようになった朝日新聞千葉恵理子によると、トーベはこの作風の変化画家としての進歩だと受け取り改訂する際に初期作品挿絵を線による挿絵差し替えたとされている。 1954年からイギリス大衆紙イブニング・ニュース英語版)」 にムーミントロール漫画が週に6日掲載された。トーベ・ヤンソン漫画描きスウェーデン語セリフコマに書くと、語学堪能末弟ラルス・ヤンソンセリフを英語に翻訳した原稿印刷に回る。途中ラルス作品アイディア自体提供する時期経て1960年以降ラルス引き継ぎ1975年まで合計73作品連載された。うち21作はトーベの絵である。

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