育成経過
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1988年、栽培特性がすぐれ、中生の晩の熟期である「ニシホマレ」を母本とし、低アミロース性遺伝子(dull 遺伝子)を持つ「探系2021」(農業生物資源研究所で育成された「金南風」の低アミロース突然変異系統)と交配した。同年冬にF1(雑種第1世代)を25株養成した。 1989年、F2世代で120個体を供試して個体選抜を行い、中~晩生の熟期で米の白濁が少ない14個体を選抜した。以後、系統育種法により選抜を行い固定を図った。 1992年、F5世代から「は系半糯272」の系統番号で生産力検定試験、特性検定試験に供試した。 1994年、F7世代からは「西海215号」の系統名で関係各県に配布、奨励品種決定基本調査に供試し、地方適応性を検討した。 1999年3月17日に第7084号として「柔小町」の名で品種登録され、2000年8月25日に水稲農林364号として命名登録された。
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育成経過
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1984年に「山田錦」を母、「玉栄」を父として人工交配を行い、その後代から育成された品種。 1989年に収量試験番号「大育酒685」を付し、1990年から奨励品種決定調査に供試。 1991年に地方番号「滋系酒56号」を付して特性を調査。 1998年に命名。 1999年3月17日に品種登録。 耐倒伏性は中、穂発芽性はやや易で、いもち病ほ場抵抗性は中である。 交配系譜 山田錦 玉栄(34-1) 吟吹雪(滋系酒56号)
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育成経過
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1998年に「高育30号」を母本、「高系265」を父本として交配が行われた。その後、F1世代で葯培養を行い系統を固定した。 その後、2002年に「高育68号」の地方系統名が付された。 2005年(平成17年)に「南国そだち」として品種登録申請を行い高知県の奨励品種となった。
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育成経過
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「ミルキープリンセス (米)」の記事における「育成経過」の解説
1991年に農研機構農業研究センター(現、作物研究所)において、縞葉枯病抵抗性かつ栽培性に優れた低アミロース米品種の育成を目標に、縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-i を持つ「関東163号」を母、「ミルキークイーン」と同じ突然変異個体に由来する低アミロース系統「鴻272」を父として交配が行われた。 1992年に F1個体を栽培し、 1993年にF2世代を集団栽培した。1994年にF3世代において、低アミロース米特有の玄米の白濁、及び短稈性に着目した個体選抜を行い、以後は系統栽培により選抜 ・固定を図ってきた。 1996年に「鴻561」の系統番号で生産力検定試験及び特性検定試験に供試した。その結果有望と認められたので、1997年以降は「関東194号」の地方系統名を付して関係府県に配付し、地域適応性を検討した。 2000年には種苗法に基づく品種登録を出願した(登録番号:第11234号)。 2003年9月に「水稲農林387号」として登録された。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 01:55 UTC 版)
低アミロース遺伝子の導入による北海道産米の食味水準の飛躍的向上を目標に、昭和59年(1984年)北海道立上川農業試験場において「永系84271」を母に、「キタアケ」を父として人工交配を行った。母の「永系84271」は、農林水産省農業生物資源研究所放射線育種場が「ニホンマサリ」にガンマ線(60Ca)を照射して作出した低アミロース突然変異系統「NM391」を母本として「イシカリ」を交配した組合せに由来する。 交配の年の冬に温室でF1を養成し、その葯を用いて葯培養を行った。 再分化した個体を温室に移植、秋に稔実した個体から採種し、昭和60年(1985年)から昭和61年(1986年)にかけて冬季温室でA2(葯培養第二世代)系統の養成、選抜を行った。 昭和61年以降は「AC8688」として生産力検定試験、特性検定試験を実施した。昭和62年(1987年)には、系統適応性検定試験に供試し、昭和63年(1988年)より「道北52号」の地方系統名を附し、関係機関に配布して地方適応性を検討してきた。 「道北52号」は北海道中央部において平年の気象条件下では新潟産の「コシヒカリ」と同程度のアミロース含有率を示し、その食味は新潟産の「コシヒカリ」に近いと評価され、また、せんべいや米粉団子などの加工適性がすぐれ、道産米の需要拡大への貢献が期待されると考えられた。そのため、平成3年(1991年)、食味特性を生かし、晩生でいもち病に弱い品種の安定栽培技術をもっている深川市とその周辺地帯に限定して、地域特産的な品種として奨励品種に採用されることとなった。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 13:43 UTC 版)
育成当時、低アミロース特性を有する品種としては「彩」(北海道立上川農業試験場)、「ソフト158」(北陸農業試験場(現、農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センター)、 「ミルキークイーン」(農研機構農業研究センター育成)が農林登録されていたが、「彩」は東北中南部において極早生、「ソフト158」および「ミルキークイーン」は極晩生と適した熟期ではなかった。そこで、「農林8号」に由来する低アミロース系統である「74wx2N2」を早生・多収化することで東北地域に適した低アミロース特性を有する品種を育成することとした。 1984年、東北農業試験場栽培第一部(現、東北農業研究センター)において低アミロース系統「74wx2N-1」(農業生物資源研究所から分譲された)を母、「レイメイ」を父として人工交配が行われた。 1985年にF1個体を圃場で養成した後、1986年は材料数制限のためF2種子を低温貯蔵することとなった。 1987年、1988年はF2世代からF4世代までをガラス温室で世代促進栽培した。1989年に新形質米プロジェクト研究の開始と共に、低アミロース品種の育成のため、本田でF5集団を養成し、個体選抜を行った。選抜した個体は北海道立上川農業試験場に依頼して、アミロースの検定を行った。そして F6世代以降、系統育種法により選抜、固定を図ってきた。 1991年から「UY-36」の名で生産力検定試験、特性検定試験を行い、1992年にF8世代で低アミロース系統として「奥羽344号」の系統名を付けた。新形質米プロジェクト研究の中で「奥羽344号」の加工、利用適性を検討すると共に、各県に配布して地方適性を検討した。 1998年に東北地域に適した熟期であり、かつ民間業者の調査では冷凍米飯などに適するといった特性が認められたため、農林登録を行い(水稲農林337号)、「スノーパール」と命名された。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/26 13:42 UTC 版)
1996年(平成8年)- 農研機構で「きぬむすめ」と「北陸174号」を交配・育種。 2002年(平成14年)- 「西海250号」奨励品種決定調査開始。1月、長崎県において「西海250号」を奨励品種に決定、9月、農林水産省において「にこまる」と命名。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 06:49 UTC 版)
2002年に青森県農業試験場藤坂支場(後の青森県産業技術センター農林総合研究所藤坂稲作研究部。現在廃止)でミルキークイーンの子系統である「相 624」を種子親、「相 612」を花粉親として人工交配を行った。 2002年冬期間にF1世代を温室で世代促進栽培を行った。翌2003年にF2世代を圃場で養成し,2004年にF3及びF4世代を沖縄県農業試験場名護支場(現沖縄県農業研究センター名護支所)で世代促進栽培した。2005年にF5集団に対し個体選抜を行った。 2006年、F6世代からは選抜した個体を元に系統栽培し系統の固定化を進めた。 2007年に生産力検定予備試験並びに特性検定試験に供試し,2008年に「相880」として生産力検定本試験並びに系統適応性検定試験,特性検定試験に供試した結果,有望と認められたので 2009年に「ふ系228号」の地方系統名を付した。 2009年以降、「あおもり米優良品種選定現地適応性検定試験」試験に供試され、2015年に既存の低アミロース米品種「ねばりゆき」より特性が優れているとして、第1種認定品種に指定された。 2015年6月29日に品種登録出願し、同年9月29日に出願公表された。 2017年3月15日に品種登録された。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:39 UTC 版)
2006年、青森県農林総合研究センター水稲育種部(現、青森県産業技術センター農林総合研究所水稲品種開発部)で育成を開始した。「北陸202号(後の「夢の舞」)」と「青系157号」のF1個体を母親、「青系158号」を父親として三系交配が行われた。その年の秋に温室で雑種第1世代(F1)集団を育成し、F2世代種子を採取した。 2007年には温室でF2~F4世代までの世代促進が行われた。なお、各世代約2000個体が栽培された。 2008年、集団採種したF5世代種子を90g播種し、約2000個体を圃場に1株1本植えで移植し、個体選抜を行った。その結果81個体を選抜し、次年度の系統種子とした。 2009年、前年度選抜した81個体を81系統として、1系統24個体ずつの系統栽培とした。同時に障害型耐冷性及び葉いもち抵抗性検定に供試した。系統の固定度、草型、熟期、いもち病抵抗性、玄米品質などを総合的に検討した結果、12系統を選抜し、各系統から3個体ずつを次年度の系統種子とした。 2010年、前年度選抜した12系統36個体を12系統群36系統として、1系統60個体ずつ系統栽培した。また、生産力検定予備試験、いもち病抵抗性、障害型耐冷性、穂発芽性などの特性検定試験に供試した。特性を総合的に検討した結果、いもち病抵抗性、耐冷性、玄米品質及び食味が優れる2系統を選抜し「黒2391」及び「黒2392(後の「青天の霹靂」)」の系統番号を付して、次年度も検討を継続することとした。 2011年、系統栽培を継続し、生産力検定本試験験及び特性検定試験並びに系統適応性検定試験に供試した。熟期、収量、玄米品質、障害型耐冷性、いもち病抵抗性などの特性を総合的に検討した結果、「黒2392」を有望と判断し「青系187号」の地方系統名を付し、奨励品種決定調査への配付を開始した。 2012年より「あおもり米優良品種の選定基礎試験及び現地試験(水稲奨励品種決定基本調査及び現地調査)」に供試し、青森県内での適応性を調査した。同年に、あおもり米優良品種の選定を補完する試験として、「青系172号」、「青系180号」、「青系181号」、「青系182号」の4系統と「青系187号」を比較検討し、「青系172号」と「青系187号」を有望とした。 2013年、「青系172号」、「青系187号」の2系統を「あおもり米新品種『特A』プロジェクト事業」の下、青森県内9ヵ所(平川市4か所、黒石市、田舎館村、つがる市、鶴田町、鰺ヶ沢町)で試験栽培を行った。その栽培データ及び日本穀物検定協会の食味官能評価を参考に「青系187号」を穀物検定協会の評価「特A」取得を目指す極良食味品種とすることとし、2014年2月28日に市場評価のために第二種認定品種に指定した。 2014年6月より正式な品種名命名のために公募を行い、11,049件の名称案から、2014年11月5日に三村申吾県知事によって品種名を「青天の霹靂」とすると発表された。 「青天の霹靂」の育成は、雑種第10代(F10世代)で完了し、育成に要した年数は8年であった。品種登録出願は2014年10月6日に行われ、2017年12月12日に品種登録された(登録番号第26307号)。 2015年4月1日に主要農作物奨励品種の指定を受け、本格的な生産が開始した。
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育成経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 14:41 UTC 版)
1989年、伊勢地方を台風が二度襲った。被害を受けた神宮神田「西八号田」のコシヒカリは完全に倒伏したが中央に2株並んで直立している稲があることを神田事務所の森晋(作長・神田管理責任者)が発見し、試験栽培を試みる。
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