育成組織ラ・マシア
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ラ・マシアはヨーロッパでもっとも贅沢な育成組織のひとつであり、ラ・マシア寮の運営などに年間500万ユーロの費用がかけられている。育成組織の最年少者は6歳であり、毎年1000人以上の6歳から8歳の選手が入学試験を受け、そのうちの上位約200人の選手が入学を許される。 多くのスカウトが有望株の発掘に努めており、カタルーニャ州に15人、残りのスペイン全土に15人、海外に10人のスカウトが配置されている。スカウティングにかかる費用を軽減するために地元の15クラブと契約しており、有望選手を定期的に育成組織の練習に呼び寄せている。その見返りとして地元クラブに金銭的な援助をし、指導法や技術アドバイスなども与えている。海外の有望選手を発掘するために、メキシコとエジプトに計6つのサッカースクールを設立し、専用の学校も建設して学校教育と練習を行っている。 ラ・マシアのFCバルセロナB以下の12のカテゴリーには300人以上の選手が在籍しており、20人以上のコーチ(いずれも元プロサッカー選手)が指導に当たっている。コーチ以外にも医師、カウンセラー、栄養士、料理人、理学療法士など50人以上の専門職員が働いている。FCバルセロナBはトップチームと同じ4-3-3フォーメーションを採用している。プロチームであるFCバルセロナBは午前と午後に練習し、フベニールA以下のカテゴリーは学校での勉強を終えた夕方以降に練習する。基本的にはカデッテAまでは飛び級でプレーすることはなく、同年齢の選手たちとプレーする。
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