育成要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/25 13:21 UTC 版)
「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」の記事における「育成要素」の解説
主人公の自宅マイホームには、ペットを飼うペット牧場、果実を収穫する果樹園、武器防具や魔法やゴーレムを作成するための作成小屋が備えられており、それぞれが独特のシステムを有している。ゲーム中に登場するアイテムは、インゴットや木材などの主原料アイテムと、それ以外の副原料アイテムとに大別され、プレイヤーはこれらのアイテムを用いて、ペットの育成、果実の栽培、武器・防具・魔法楽器・ゴーレムの作成を行うことが可能である。 ペット育成 ランドではモンスターのヒナを捕獲できることがある。捕獲したヒナは牧場で孵化し、成長する。その際に食品系の副原料アイテムを与えることでパラメータの変化や性格の変化が起こる。性格、つまり戦闘モード中の思考パターンであり、ペットを使う際にはこの性格によって戦闘の有効度が変わる。 通常はこの方法でしかモンスターをペットとして戦闘に参加させられないが、特定ランドでは精霊レベルによってポロン(チット)、ゴブリン(グリ)、ダークプリースト(マンボ)、サハギン(テイク)、カーミラ(ライア)、ケイブマン(ペトラッキ)、ダック(ダヤン)の7匹は成長した状態で仲間に加入することがある。これらの亜人種はペット化した後は他のペットモンスター同様にエサを与え、育てることが可能。 果樹園 副原料アイテムの一種、植物の種子を管理者であるトレントに渡すことによって果実を栽培できる。果実は果樹園のマナレベルによって供給される熟成値によって成長し、それが果実ごとに設定された値を越えると収穫が可能となる。種子は全8種、果実は全37種あり、種子は同時に2つまで渡すことが可能で、組み合わせによって収穫できる果実の系統がきまる。 武器防具作成 主原料を使って武器防具を作り出す。主原料には隠しパラメータとして性能基準値が存在し、武器として作成する場合は「鋭さ・重さ・腕力の必要性・技巧の必要性」、防具として作成する場合は「叩き耐性・斬り耐性・突き耐性・魔法耐性」、これら8つの要素が数値として設定されている。また武器種ごと、防具種ごとにも性能基準値が設定されている。この2つを掛け合わせた数値が攻撃力となる。そのため、主原料の性質と装備種ごとの特徴が合致したものほど実用的な装備ができる。 副原料を使って武器防具を強化する。副素材は強化に関して、エネルギー・属性・能力値ボーナス・系統効果・シークレットパワー予約、という隠し要素を持つ。エネルギーは武器に変化を起こすために消費され、これが主原料ごとに設定された成長抑制値を超えなければ変化は現れない。属性・能力値ボーナス・系統効果は、エネルギーが一定値を超えた場合に発現して武器防具の性能を変化させる。シークレットパワー予約は、シークレットパワーと呼ばれる特殊な効果を武器防具に宿らせる際に用いる。全68種存在するシークレットパワーはそれぞれ予約条件が違い、1つの武器防具に3つまで宿らせることが可能である。 魔法楽器作成 魔法を行使するのに必要な魔法楽器を作成する。楽器にはハープ・マリンバ・フルート・ドラムの4種が存在し、主原料・副原料の精霊コイン・楽器種によって奏でられる魔法が決定する。魔法は全112種が存在する。 ゴーレム作成 ゴーレムとはマナの力で命を吹き込まれた戦闘用のロボットである。戦闘モードでの扱いはペットと同じであるが、その行動ロジックをプレイヤーがカスタマイズできる。その作成行程には、ボディの作成、ロジックブロックの作成、ロジック構築、の3つのステップがある。ボディの作成ボディは武器防具を合計1-4つ組み合わせることで作成できる。これによって、ゴーレムのHP・攻撃力・防御力・能力値・攻撃タイプ・ロジックボードの大きさ・故障率が決定する。材料とした武器防具が高性能であるほどそれぞれの能力が優れたボディが完成する。攻撃タイプは材料に使った武器種に準ずる。ロジックボードはロジックを組む際に使用するブロックの土台で、大きいほど多彩な行動を設定できる。また、ゴーレムが一行動するごとに故障する可能性があり、その確率もボディを作成したときに決まる。 ロジックブロックの作成ゴーレムの行動を決定するロジックブロックは、武器防具楽器のいずれか2つを組み合わせて作成する。材料の系統の組み合わせでブロックの種類が、材料の主原料の組み合わせでブロックの形状が決定する。ブロックには3種あり、緑「攻撃タイプ専用系」・青「移動及び待機系」・赤「汎用攻撃系」と分かれる。緑ブロックはボディの攻撃タイプとブロックの攻撃タイプが合致しなければ使用できない。青ブロックは攻撃タイプを問わず、移動や防御行動を実行させる。赤ブロックは攻撃タイプを問わず、攻撃や反撃行動を実行させる。形状は全11種ある。 ロジックの構築ロジックブロックをロジックボードにセットし、ゴーレムの行動パターンを決定する。ボードには横軸をレンジ、縦軸をゲージとしたマス目が振られている。ゴーレムは行動を決定する際、敵との距離を横軸、アタックゲージを縦軸、それぞれの値を元にボードを参照し、そこに配置されたブロックの行動を実行する。また、ロジックを構築する際に縦方向に2つのブロックを繋げて配置すると、ブロックとブロックの間に下向きの矢印が表示される。これは行動の連鎖を示している。連鎖元の行動が実行された際に、故障が発生しなければ、敵の距離とアタックゲージを無視して、連鎖先の行動を続けて実行するのである。 こうした育成要素に関する法則は非常に複雑であり、なおかつその要素のほとんどが隠しパラメータであるため、全てを把握するのは非常に困難である。
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