性格の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:58 UTC 版)
連載初期のしずかは後期とは性格がかなり異なっている面があり、ジャイアンやスネ夫らと一緒になってのび太をからかったり、ぶっきらぼうな言動を取ることも多かった。 初期の特徴的な言動例としては「クラスで一番わすれんぼのあんたが? ホホホ」と、のび太を「あんた」と呼び、腹を抱えて大笑いするシーンがある。また、「あんたが(ペロを)生き返らせるって言ったでしょう」と言ったこともある。さらに、「あんたの家が火事よ!」、「あんたはクラスでも有名なへたくそなのよ」といったセリフもある。アニメではこれらの言動は変更されており、「あんた」の部分は野村道子によって「のび太さん」に差し替えられている。単行本でもアニメに倣い後年になって「あんた」の部分を「のび太さん」に差し替えている。 しかし後期の作品では、スネ夫がのび太を仲間外れにしようとすると「いつもそんなこといって、のび太さんをなかまはずれにするなら、あたしも帰るわ」などのび太に味方する描写も増えた。「新」ではのび太のあまりの醜態の酷さにジャイアン、スネ夫と一緒に笑う描写も増えたが、連載・放送が進むにつれて減少傾向にある。 このような連載後期のイメージを作者が意識的に形成した顕著な例としては、34巻「水たまりのピラルク」の書き換えがある。この話の初出(『小学五年生』1982年1月号掲載)においては、スネ夫がしずかとジャイアンだけを遊びに誘った際、しずかはのび太を置き去りにしてスネ夫の方へ行くが、単行本に収録された際には話がほぼ全面的に書き換えられ、のび太を思いやって気遣うようになっている。
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