性格の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/20 00:03 UTC 版)
『ナイトウィザード』の1stエディションが発売された頃のアンゼロットはあくまでウィザードたちを見守る女神にすぎず、疫病神としての側面は全くないキャラクターであった。 しかし、『ナイトウィザード』の立ち上げ期にシナリオライターとして参加した田中天が、コンベンション用のシナリオでアンゼロットに疫病神的な側面をつけて演出したことが菊池たけしの目に止まり、菊池がGMを務めたリプレイ『黒き星の皇子』でアンゼロットは「レベルの低い柊蓮司でないとこの事件は解決できないと運命で決まっている」と言って柊のレベルをわざわざ下げるという理不尽極まりない仕打ちを行うこととなる。この事件によって、多くの読者に「アンゼロットに目をつけられることは疫病神に取り憑かれるのと同じ」という印象を強く植えつけることになった。以降も、神の使徒でありながら「ガッデム」と神への呪詛の言葉をシナリオで吐き捨てたり、リプレイ『白き陽の御子』で「中坊戦隊ジャスティスV」なる組織を結成するなどの奇矯な言動で、アンゼロットの「イイ性格」っぷりはエスカレートしていく。 さらにアンゼロットのキャラクター像を大きく変貌させた要因として、声優の小暮英麻の存在がある。小暮はF.E.A.R.が制作・配信するインターネットラジオ番組「ナイトウィザード通信(現『ふぃあ通』)」内のミニドラマでアンゼロット役を担当しているのだが、その中でアンゼロットを丁寧な口調で話すが実は腹黒いサディストとして演じたのである。小暮の演じるアンゼロットのイメージは、後のリプレイやシナリオでのアンゼロット像の変貌を加速させる役割を成した。 2007年に放映されたテレビアニメ『ナイトウィザード The ANIMATION』でも、小暮はアンゼロット役を演じている。
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