良食味品種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 03:19 UTC 版)
ササニシキは、当時東北地方で広く栽培されていたササシグレに比べて収穫量が8パーセント多かった。またササシグレに比べていもち病抵抗性と耐倒伏性もやや強かった。玄米の品質においてもササニシキがササシグレを上回っていた。食味の良さについてはササシグレの方が優れていたが、当時は収穫量の多さが重要視されていた時代だったことから、この点はそれほど問題にはならなかった。多収穫品種として開発されたササニシキだったが、良質良食味品種として市場で評価され、作付面積を拡大することになった。ササニシキは宮城県のほか、1964年(昭和39年)には岩手県、山形県、福島県でも広く栽培されるようになった。宮城県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、群馬県、千葉県、神奈川県、山梨県で奨励品種として扱われ、1985年(昭和60年)には作付面積19万8800ヘクタールに及ぶに至り、この時にコシヒカリに次ぐ作付面積日本国内第2位に躍り出た。
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