精霊界エルディーナでの人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:45 UTC 版)
「エルフを狩るモノたち」の記事における「精霊界エルディーナでの人物」の解説
ロッタ 精霊界エルディーナに存在する「ウォーターバブル王国」の現女王であるエルフの女性。通称「残念女王」。自身の兄に助けを求める目的で唱えた召喚魔法で「エルフを狩るモノたち」をエルディーナに召喚した。初期のセルシアよりも淳平達に協力的である。 ロッタの兄 「ウォーターバブル王国」の先代国王で幾多の国難を救った英雄。妹の家来曰く「残念な顔」。国王という立場に飽き、旅に出た。ロッタが侍女と恋仲だと思い込んでいる。ロッタに噛み付こうとしたリヴァイアサンを蹴り飛ばして彼女を救っている。 リイド 淳平に眼前で妹「ソシエ」を裸にされ、彼に仕返しに来たエルフの女剣士。淳平が妹エルフを裸にするに連れて自分と同じ「姉」を仲間に加えて「姉連合」を組織する。だが、仲間が100人となった時にトロールに襲われる。其処を淳平に命懸けで助けられ、それを恩に着せずにボロボロの姿で自分達に戦いを促す淳平に惚れ込み「兄貴」と呼ぶようになる。 ティルティル、ミティル 幸せの青い鳥を探す兄妹。妹のミティルは背中に呪文のかけらを持っている。セルシアの召喚魔法で大量の青い鳥を手に入れる。 鉄壁都市の市長 妹嫌いのエルフの青年。自身の妹「リステル」を始めとした鉄壁都市で生まれた妹を追放した。城壁を登って自分の所まで辿り着けば市長の座を譲るという勝負をリステルをリーダーとした妹軍団に持ちかけ、彼女らに弾圧を加えている。その姿から麻衣や愛理の怒りを買う。愛理が変装したアリプ市長のシャルキーの色香に負け、鉄壁都市全体を「妹」にしてしまう。自身の発言から自分のことを快く思っていない淳平達に城壁を剥ぎ取られてしまう。 リステル 市長の妹で鉄壁都市から追放された妹エルフのリーダー。虎柄のビキニを着用している。妹嫌いの兄に仲間と共に迫害されているが、彼を慕っており、ルールを守って鉄壁都市に戻るために戦っている。 イアン 思った瞬間、思った場所に出現させて自在に敵を攻撃出来る「思念体」という能力を持ったエルフの男性。格闘の学校で落ち零れだったが、何者かと「妹エルフを脱がして裸を点検する」と「他人を思う気持ちを捨てる」という契約を交わし、「思念体」の能力を手に入れると同時に何者かに洗脳される。 自身の妹を襲っている場面に現れた麻衣を襲い、彼女に瀕死の重傷を負わせる。その後、過去から戻った淳平と戦うも彼の敵ではなく、叩きのめされた末に踵落としで沈められる。蘇った麻衣を人質に取るも麻衣の淳平直伝の金的へのパンチから胸倉を掴んでの頭突きという連続攻撃を喰らったことで洗脳が解ける。後に己を鍛え上げ、リヴァイアサンに立ち向かう。 イアンの妹 格闘家であるエルフの女性。「他人を思う気持ち」を奪われて洗脳された兄に襲われている時、偶然に通り掛かった麻衣に結果的に助けられる。自身の兄が瀕死の重傷を負わせた麻衣のため、森の魔女から蘇生効果を持った「不死鳥の腕輪」を買ってきた。 ソルティー とある町の賭博闘技場の闘士。仲間達と共に柔らか巻紙に執着している。柔らか巻紙を生み出すピチを巡って淳平と揉める。後にマルプルと契約を交わしたことで「エルフを狩るモノたち」の前に立ちはだかる。多数を相手にした淳平を一度は倒すもセルシアに対する想いで復活した淳平に一撃で倒される。 ドロテーア 呪術師であるエルフの女性。妹エルフであるために淳平に脱がされたことで彼に「誰かに口づけされないと100年眠り続ける」呪いをかける。呪術師であることと黒一色の格好から孤立していたが、淳平の何気無い一言で自分を敬遠していた女エルフ達が改心した姿を見て、淳平の呪いを解くために彼に口づけをしようとした。だが、律子によって阻止されてピチが淳平の呪いを解いた。 ベル 召喚魔法が使えなければ、一人前と認めてもらえない掟が存在する村に住むエルフの少年。召喚魔法が成功せず、呪文を唱え終わった際に偶然、空から落ちてきたセルシアを自分の召喚魔鳥と思い込む。セルシアの口車で彼女と師弟関係を結ぶ様になる。ロッタが淳平達の再召喚に失敗した際、セルシアを異世界から召喚する。 キュクロプス ベルの村を襲った3体のキュクロプス。3体共、小心者であるが善良な性格の持ち主である。物語の勇者に憧れて勇気を欲していた処をマルプルに契約を持ち掛けられる。港町マクブールに向っている時、ついでにベルの村を襲っている際、ベルに召喚されたセルシアに倒されて洗脳を解かれる。後に自分で勇気を出してリヴァイアサンに立ち向かう。 知らない男(仮) 麻衣に酷似した容姿のエルフ「ミルフィーナ」を襲った黒い肌で筋肉質で大柄な体躯をしたエルフの男性(ダークエルフと思われる)。本名不明。正体は小柄な少年で体型に対するコンプレックスからマルプルと契約を交わした様である。イアン同様に善良な性格で淳平に叩きのめされて正気に戻った直後、洗脳されていた時の己の行為を恥じた。イアンやキュクロプスと一緒にリヴァイアサンに立ち向う。リヴァイアサンが倒された後、ミルフィーナに謝罪するために彼女の家に向っている。 タリストン 港町マクブールに妹に一緒に住んでいる漁師の青年。自身の誕生日に上記の知らない男(仮)に妹を襲われている場面で淳平達に助けられる。追体験の儀式を物ともせず、リヴァイアサンを倒すためにソリン諸島に向おうとする「エルフを狩るものたち」の姿に惹かれて彼らを自身の船でソリン諸島に送る。 ナノカ タリストンの妹。呪文のかけらを持っていたため、兄の誕生日に上記の知らない男(仮)に襲われている場面で淳平達に助けられる。料理は苦手だが、兄の誕生日に懸命に勉強して御馳走(淳平曰く「ハヤシライス」)を作った。 長老 港町マクブールの長老をしているエルフの老年男性。3000年前のリヴァイアサン襲撃での生き残り。隻眼で両手足も一つずつ失っている。リヴァイアサンの恐怖を教えるため、「エルフを狩るものたち」に追体験の儀式を行わせた。 マルプル 呪文のかけらを集めている女性。上半身がグラマラスな生身の肉体、下半身が人形というハーフエルフ。語尾に「ん」を付けることが多い。願いを叶える代わりに「人を思う気持ち」を多くの人物から奪って洗脳、暴力的な手段で妹エルフの脱がして裸を点検させている。呪文のかけらを奪って完全な生身の肉体を得ることと淳平達を召喚したロッタを殺すことを目的としている。 元々は妹を死を受け入れられない人形師の男性「マッシュ」によって彼の妹をモデルに創られた人形。ソリン諸島の噂を聞いたマッシュと海を渡っている時に黒幕に襲われてマッシュの命を奪われる。上半身を生身にされた後に契約を持ちかけられ、それに応じたことで「人を思う気持ち」を奪われて洗脳されてしまう。本来は「兄」であるマッシュを始めとした人々を思い遣ることが出来る優しい心根の持ち主。リヴァイアサンに身体を乗っ取られるが、最後まで抗った後にリヴァイアサンに破壊される。破壊後、マッシュの魂と再会、淳平によって弱体化したリヴァイアサンを自らが呼び寄せたクジラに食わせてリヴァイアサンを消滅させる。 リヴァイアサン 3000年前に港町マクブールを襲い、「女神」と呼ばれる存在と相打ちになってソリン諸島に封印された不死身の怪物。細心かつ卑劣な性格の持ち主。マルプルから「人を思う気持ち」を奪って彼女を洗脳した黒幕である。自身の肉体を分裂させ、目玉に翼と尻尾が生えた生物の姿でマルプルに従う振りをして呪文のかけらを集めていた。その姿の際、マルプルから「クロちゃん」と呼ばれている。フジツボらしき物体で相手を覆わせて攻撃する技を使用する。陸上に住む生物全てに嫉妬しており、それから生じる怒りで彼らを攻撃している。「妹」であるために異世界人である「エルフを狩るモノたち」を恐れており、エルディーナから彼らを追い出す目的で呪文のかけらを集めていた。同時に彼らを召喚したロッタを目障りに思っており、彼女の命を狙っている。正体はウミヘビであり、妬みや嫉みで変化していた。“化けの皮”を淳平に脱がされて上述の姿へと正体を現すと同時に力のほとんどを失う。その後、ロッタ達に命乞いをし、それに応じた彼女を噛み殺そうとしたが、彼女の兄に蹴り飛ばされると同時に淳平にロッタの兄ごと海へ蹴り飛ばされる。そして、上記の様に海の中でマッシュとマルプルによって引導を渡される。 ゴッド・シスター 豪胆な性格と優れた洞察力を持った「偉大なる妹」と呼ばれる老婆。武器あり魔法ありの総合格闘トーナメント「世界妹コンテスト」の主催者。『兄』ギルドの定例会で近くに来ていた兄と50年ぶりに再会、その成長を称えられる。 ジャミラ 「世界妹コンテスト」の出場者。筋骨隆々とした体躯をした女エルフで「鋼の妹」という異名を持つ実力者。呪文のかけらの持ち主。麻衣と決勝戦で戦う。麻衣の脱がす魔法に頼った試合が退屈で居眠りを始めた淳平の関心を得るため、魔法を封じて自分に立ち向う彼女に「兄に自分を見て欲しくて格闘技を始めた幼い日の自分」を重ねる。 サム すぐに「死ね」と言うエルフの男性。些細なことでエルフ、物問わずに「死ね」と言うために村民達に疎まれている。麻衣が購入した「逆転シール」が額に貼られたことが原因で落ち込んでいる淳平達を結果的に励まし、彼らから感謝されたことで嬉しさを感じる様になる。落ち込んでいる愛理を励まそうとしたが、「逆転シール」のせいで「死ね」と言ってしまい、怒った淳平に叩きのめされる。「逆転シール」が剥がれ、怪我を負って倒れる処を村民達に「生きろ」と懸命に励まされたことで自分の気持ちに素直になり、彼らに感謝と謝罪を述べる。 ネロ、ビアンキ 「物欲領主」の重税に苦しむ町に住んでいる二匹の猫。町の住民達の人気者で彼らから名前を付けられており、ネロは美しい毛並みの黒猫でオス、ビアンキは美しい毛並みの白猫でメスでネロとは恋人同士である。ちなみに町の住民達は「ネコ」という動物であることを淳平達に教えられるまで知らなかった。ビアンキはミケに一目惚れされる。ネロは領主が「ネコ」を欲したことで町に「ネコ」を臨時徴収に来た兵士達からビアンキを守るために自ら捕らわれる賢く勇敢な性格の持ち主である。その姿を目の当たりにしたミケに助けられる。 リリア サキュバスの美少女。自分の裸にしに来た「エルフを狩るモノたち」を自分の命を狙いに来た祓魔師と勘違いして淳平の「生命吸引(エナジードレイン)」で老人にした。セルシアの説得で誤解が解けるも自分の心臓を食べて不老不死になることを目的とする祓魔師の攻撃から淳平を庇って死亡する。だが、その夜に淳平は成長した彼女が訪ねて来る夢を見る。 ボナ 遠い南の島からファッションの最先端であるミルアーノにやって来たエルフの女性。長身でスラリとしたモデル体型の美女だが、円錐状に纏めた髪型とボディペイントという奇怪な格好をしている。結婚を控えた姉のためにボディペイントの勉強をする目的でミルアーノを訪れたが、その姿を奇異に思った住民達から迫害を受ける。 シャーリー・ウォルター ミルアーノで大人気のファッションデザイナー。恰幅のいい体型をしたエルフの女性。ボナの容姿を気に入り、モデルとしてスカウトし、彼女に無理矢理に自分がデザインした服を着せようとする。当てた相手に服を着せる「ドレスアップ」の魔法を使用する。 メリンダ 異世界で珍しく宇宙や宇宙人の存在を信じて日夜研究しているエルフの女性。呪文のかけらで奇怪な姿になり、自暴自棄になったセルシアのデマカセで彼女のことをガラパゴス星からやって来たイグアナゴンと思い込む。 アッシュ リヴァイアサンの兄。人間の姿で麻衣に近づいたが、その正体は三つ目で象の頭をした怪物。妹に対する抑止力として「エルフを狩るモノたち」に永遠にエルディーナにいて欲しいと望んでいる。だが、エルディーナに人間が存在しない為に人間がエルフよりも遥かに短命である事を知らなかった。
※この「精霊界エルディーナでの人物」の解説は、「エルフを狩るモノたち」の解説の一部です。
「精霊界エルディーナでの人物」を含む「エルフを狩るモノたち」の記事については、「エルフを狩るモノたち」の概要を参照ください。
- 精霊界エルディーナでの人物のページへのリンク