南ベトナム解放民族戦線
南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 04:31 UTC 版)
「ディエンビエンフー (漫画)」の記事における「南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)」の解説
姫/「お姫さま(プランセス)」 角川書店ゲリラの少女。11歳で正確な名前は単行本1巻の時点では不明。頭にネックレスのような飾りを付けている。可愛い少女の外見とは裏腹に、身体能力、戦闘能力は人間離れしたものであり、鮮やかかつ華麗に米兵達を皆殺しにしていく。しかし何故かヒカルだけは殺さなかった。「ンクク」と笑う癖がある。おばあちゃんからは「ハイバ・チュン」とも呼ばれている。 小学館ゲリラの少女。頭にネックレスのような飾りをつけており、髪型はツインテールと頭の上で髪をわっかにしている。笠を被っていることが多い。身体能力、戦闘能力が高い。メインの武器はナイフ。また、罠を作る腕もかなりのもの。ヒカルを気に入っているらしい。「ンクク」という特徴的な笑い方をする。DBPP vol.7のフンのインタビューによれば「しゃべれない娘」とのこと。 誕生日は1954年の5月7日、ディエンビエンフーの戦いでフランス軍の要塞が陥落した日である。3歳の頃からおばあちゃんの戦闘指南を受けている。ヤーボに敗北した後、新たに「ハイバー・チュン・アタック」という技 を身につけるべく、ヒカル達と離れておばあちゃんから秘密教練を受ける。テト攻勢の際にヒカルと再会したがヒカルがロンに対して優しい側面を見せたためショックを受け一時離脱したが、ティに促され、ヒカル救出のため再び戦線に戻るため帰国の途についた。 双葉社(TRUE END)仮面をつけ変わり果てたティムと対決、そしてヤーボ大佐も加わり2人の連携攻撃で倒れ、おばあちゃんがタイマンでヤーボ大佐の相手をすることに。 ヤーボ大佐死亡後、「ハノイ・ヒルトン」にて収容されていたヒカルと逢瀬を重ねていた。「ハノイ・ヒルトン」ヒカルが脱出後にティムと行動していた時も度々会っており、性行為を行なっていた。その姿をティムに見られ、ティムと対決することになるが、勝利する。 おばあちゃんが使用していたグエン朝 初代皇帝ザーロンの剣である仕込み杖を受け継ぐが、おばあちゃんがヒカルの命を狙い、強制送還させようとした為、ヒカルをかけておばあちゃんと戦うことになる。その際にヒカルとの子供を授かっているのではないかとおばあちゃんに指摘され、お腹の子を堕ろそうと攻撃される。おばあちゃんを敗し、強制送還されそうになるヒカルを助けに行き、ヒカルと再会を果たすも、ヒカルと共に米軍の爆撃をくらい死亡。 おばあちゃんとの戦い前に、ヒカルとの子供を授かり秘密裏に産んでいた。命を狙われる危険があった為、ニューに預けていた。 おばあちゃん 角川書店ゲリラの老婆。「姫」の戦術の師匠である。ホー・チ・ミンを子供扱いしている。語尾に「ド」を付ける。 小学館「お姫さま」の祖母にあたる人で、凄腕の戦士。ホー・チ・ミンやボー・グエン・ザップをガキ呼ばわりし、党にもベトコンにも縛られない存在。口癖のように「アン・ドゥ・トロワ」を繰り返す。語尾に「ド」を付ける。漢詩もたしなむらしい。ディエンビエンフーの際には前線で銃を使って戦い、成果をあげる。軍の人間からは恐れられている存在であり、お姫さまですら敵わない相手。 俊敏な動きで残像を発生させたり、巨大な爆弾を素手で掴んだりするなど、とても人間とは思えない行動をすることもある。 20代の頃、昼はフランス領事館でメイドとして下働きし、夜は来るべき革命に備え暗躍していた。クォン・デ候と出会い恋に落ちた。 1978年の時点でなお存命かつ現役 であり、カンボジア侵攻に参加する描写がある。 双葉社(TRUE END)変わり果てたティムを救出しようとしたヤーボ大佐と遭遇。お姫さまが相手にするも敗した為、ヤーボ大佐とタイマンで対決。勝利し、ヒカルとティムを「ハノイ・ヒルトン」に収監した。北ベトナム労働党から査問にかけられ危険人物と認識され、命を狙われることになる。 米軍の完全撤退と共にヒカルの命を狙い、強制送還させようとするが、お姫さまと対決することに。 ヒカルとお姫さまの死後、ニューからお姫さまが秘密裏に子供を産んでいたことを知る。ニューに母親になるよう言うが断られた為、お姫さまの子供を育てることとなった。 ズオン 隻眼の仏教徒。殺生を好まない、心優しい男性。戦闘によって、自身が修羅と化してしまうのを恐れている。主な武器は銃。 戦争が終わったら焼身自殺を図ろうと思っており(アオザイ通信#24)、小学館版の55話で、ノルの不始末の責任を取って焼身自殺を遂げた。TRUE ENDでは過去の戦っている姿のみ確認できる。 黒い三連華 ズオンの弟子である3人の姉妹からなる女性戦士隊。ただしそれぞれ孤児でズオンに拾われ育てられたため、血は繋がっていない。 今時の女子のようで、「パねぇ」などという言葉を使い、おばあちゃんを困らせている。 ズオンに拾われたその日から戦争に勝利するために恋も夢も捨てると決意している。 彼女らが活躍する小学館版の第二部が廃刊してしまった為、TRUE ENDでは過去の戦っている姿のみ確認できる。 TRUE ENDではおばあちゃんがノル率いるパンツァー部隊の生き残りに命を狙われる為、ロンとノルは小学館版同様亡くなっている模様。ロン 長女で18歳。眼鏡を掛けている。隠密決死隊(蒼龍)を率い、肉弾戦を得意とする。 ヒカルのことを「オナニー猿」と呼んでいるが、密かにヒカルを想っていた。 小学館版第二部では、テト攻勢にてパワーアップしたライトニングとの戦いで自爆し重傷を負う。想いを知ったヒカルにキスをされて涙を流し死亡した。 ノル 次女で16歳。長髪長身。パンツァー突撃少女隊(飛龍)を率い、RPG対戦車砲が武器。 女の子からもモテるが、人を愛することを知らなかった。 小学館版第二部では、パワーアップしたライトニングについては、目の前でロンを殺された憎しみと一目ぼれした恋心の両方を抱いている。 それが災いし、ライトニングにつけこまれ、フエで性行為に及んだ挙句、激怒したズオンに殺されてしまう。 ティ 三女で10歳。お団子頭。半目で口癖は「にゃ~」。 ノル曰く「ぽやっとして男ウケが良く、ナンパされてどこでもトコトコついていきそう」とのこと。 小学館版第二部では、テト攻勢時はバアちゃんの密命で単独行動し、任務完了。黒人のアメリカ軍脱走兵との間に子供が出来たため、戦線離脱。 ヤスクニ提督 小学館版第二部で登場。ベトナムに残留した元日本兵。ベトコンに加わることでアメリカに対する自身の戦争を継続しようとする。主な武器は「陛下」(昭和天皇)より賜ったという軍刀。実は旧日本軍における任務は「飯炊き係」であり、そのため彼が作る日本風カレーの味は絶品。 テト攻勢においては、緒戦のアメリカ大使館襲撃で「赤城」チームのリーダーをつとめ獅子奮迅の働きをするが、パワーアップしたライトニングとの戦闘で苦戦し、テト攻勢の失敗によりフエに撤退する。 ソンミ村の虐殺に遭遇し、軍刀を抜こうとするが錆びて抜けず、アメリカ兵に狙撃される。最期はヒカルに止めを刺してもらって戦死。
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