セオクイットとは? わかりやすく解説

セオクイット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/19 04:23 UTC 版)

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座標: 北緯10度23分50秒 東経105度48分0秒 / 北緯10.39722度 東経105.80000度 / 10.39722; 105.80000

ボートによる密林基地の散策

セオクイット (ベトナム語: Xẻo Quýt ) は、ベトナムメコンデルタ地方、ドンタップ省カオライン県にあるベトナム戦争の史跡。ベトナム戦争中、1960年から1975年にかけてドンタップ省における南ベトナム解放民族戦線の中心的な基地となっていた[1]。今日でも豊かな自然の残る密林地帯となっている。

地理

セオクイットはカオライン県のミーヒエップとミーロン社にまたがる地区で、省都のカオライン市から約30kmの距離、省路650号線沿いにある。50ヘクタールの面積を持ち、うち20ヘクタールはメラルーカ英語版の林で占められている。

自然

1992年にベトナム政府により国の史跡とされた。セオクイットには170種類の植物(野生種158種、樹木12種)が存在し、動物相においても200種(7種の両生類、22種の爬虫類、73種の魚類、91種の鳥類、7種の哺乳類)が存在している。特にベトナムのレッドデータブックに記載されている動物のうち13種(ナンダハコガメコウハシショウビンカワウソ類インドニシキヘビなど)がここに生息している[1]

観光施設

今日では観光地になっており、2012年末までに50,000人以上の来場者があり、計画を23%超えるものとなっている[2]。敷地内には、手漕ぎボートで20分ほどかけてジャングルの中の基地跡を巡ることのできる水路や、徒歩用の散策路が整備されている[3]。水路には爆撃によってできた3つの水溜りが含まれている他、散策路には、地下トンネルの跡や当時の建物が再現されている。またレストランや休憩所、オオオニバスの池なども整備されている[4]

出典

  1. ^ a b Khu di tích Xẻo Quýt”. 2012年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月13日閲覧。
  2. ^ Xẻo Quýt - tiến bước cùng lịch sử”. 2013年7月24日閲覧。
  3. ^ Lonely Planet Vietnam PDF e-book 12th editioin. Lonely Planet Publications Pty Ltd.. pp. 396-397. ISBN 978-1-74220-582-3. 
  4. ^ 現地パンフレット「Khu di tích XẺO QUÝT Căn cừ lòng dân」より

外部リンク


セオクイット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 08:44 UTC 版)

サデーク」の記事における「セオクイット」の解説

メコン川挟んで隣接するカオライン県ジャングル中にはベトナム戦争中に南ベトナム解放民族戦線根拠地であったセオクイット水上基地があり、小型の手漕ぎ船で密林内の水路周遊することができる。

※この「セオクイット」の解説は、「サデーク」の解説の一部です。
「セオクイット」を含む「サデーク」の記事については、「サデーク」の概要を参照ください。

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