侘瑠徒「北域維新軍」とは? わかりやすく解説

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侘瑠徒「北域維新軍」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 16:52 UTC 版)

ご主人様は山猫姫」の記事における「侘瑠徒「北域維新軍」」の解説

後に北域十二都市の内、九都市治める「北域国」となる。今まで帝国になかったシムールとの同盟関係持ち、その騎馬兵力は北域国の強大なとなっている。今やその勢力飛ぶ鳥を落とす勢いがある。 泉野 晴凛(せんや せいりん) 主人公初登場時19歳泉野家の三男だが兄二人とは母が違う異母兄弟である。後妻である母親辺境王族血を引いている。エリート一家生まれだが、優しい性格のため、武人には向ないと判断され暗記も苦手なために科挙連続して落第し落ちこぼれ呼ばれていた。幼いころから市場遊んでさまざまな言語精通しており、シムール言葉話せるのを月原弦斉に買われミーネ姫の教育係となる。やや気弱なところがあるが心優しく誠実な性格であり、わがままだったミーネ心を許している。 侘瑠徒の総督だった月原弦斉が苑山燕との確執から解任された後、シャン族居留地でしばらく生活をすることになる。その折弓聖名高い老人ルデルに弓の扱い教わり、鍛試(試験)を経て、龍射(帝国における百騎長)の称号を受ける。その弓の実力シムール帝国双方でも並ぶ者無き腕前となる。ひょんなことから侘瑠徒の町を守る総大将となり、第一次侘瑠徒防衛戦ではシムールタッケイ族・ユルム族の連合軍3万人対し、皇伏龍立てた弊経の像を使った策略自身弓技にて勝利する。だが月原弦斉と、弦斉を憎む苑山燕確執から中央疑われ謀反人仕立て上げられてしまう。そのためになりゆきから「侘瑠徒」の王を名乗り、「尊王討奸」の旗を掲げて世直し軍を立ち上げることとなる。 帝国との不利を少しでも覆すためにシムール首都エルソムへと赴いた際は、ミーネ姫の提案シャール姫の要望叶えたタッケイ族長スンタタ懇願からシムール初の妻を決め料理勝負へと発展する結果紆余曲折経て3年後改め決めることとなっている。そのような出来事性格気に入られシムール族王エオルとは友好な関係を築いている。帰国後、謀反鎮圧のために送り込まれ帝国緑軍万と第二次侘瑠徒防衛戦では苦境陥るも、思いがけない援軍もあり、結果的に大勝利する。延声攻略戦の後、犂山綾世の推挙で「北域王」を名乗ることになる。 帝都潜入していた伏龍から長嶺暗殺計画知らされて、それを防ぐために伏龍の策で世間には内密出陣し長嶺帝の救出成功する長嶺帝を保護した後、エオル王から叱咤受けた長嶺帝の意を受け帝国の崩壊食い止めるために出陣し帝都近くの征古原帝国軍合流する。 とある事情から一時期眼帯付けていたため、(メンミにドツかれただけだが)隻眼であると言う噂が広まり「北域の独眼竜」とも呼ばれる。その弓の腕前から、70年前の「北擾の役」に英雄称えられ弊経の生まれ変わりとも評されている。 シャン・クム・ミーネ 初登場時13歳シャン族の姫。上の4人の姉は既に許嫁決まっている。末娘可愛がられ育ったため常識知らず、そのため周囲から山猫姫と揶揄されていた。しかし、頭の回転良く帝国語も早く覚え様々な発想により周囲の人間驚かせることも多い。元々は帝国シムールシャン族)との友好関係を築くために、皇帝後宮送られるはずだった。 羊の焼肉大好物。妻を決め料理勝負では現代でいうドネルケバブ考案する。晴凛の嫁候補自称・嫁。 シルム・カンカ・ミリン ミーネ世話係父方祖父帝国人で祖母から習っていた帝国語をシムール訛りではあるが話すことができる。ミーネのことを山猫呼んでいる。シムールでは「毒舌ミリン」と呼ばれて恐れられていて、その毒舌っぷりは侘瑠徒でも発揮されている。だが、それは人間観察の裏返しであったりもする。 シムールに伝わる体術継承しており、戦った帝国兵たちに鬼(鬼婆とも)と呼ばれた。晴凛の兄、光凛に惹かれ始めている。若干貧乳気味。 皇伏龍 (こう ふせたつ) 初登場時21歳酒場出会った帝都出身の男。本名神流千斗(しんりゅう せんと)といい、帝都でも有名なエリート養成塾錬涯塾(れんがいじゅく)の出身だが、酒の旨さ知って落ちぶれたという。シムールとの戦いでは、晴凛や仲間達と共に弊経の像を使った策略撃退成功する帝国緑軍との戦いでは、延声の補給担当官篭絡緑軍兵糧攻めにしたり、小細工繰り返して軍の士気低下させる等その智謀冴え見せつけた。 かなり(悪い意味で)イイ性格をしており、ミーネ姫が見習ってはいけない人間だと晴凛に注意する程。昔、実家神流易学学問女性心理適用しようとして、手酷くフラれた経験を持つ。そのためにアイリーンからのアプローチにも踏み込めない模様だったが、ある事情傷付いていた彼女を受け容れることでアイリーンとの関係にも決着をつけた。 現在の正確な情報を得るために帝都潜入し、錬涯塾の恩師やかつての仲間達組織して長嶺暗殺計画という情報を得、北域国へと帰還し、晴凛達と共にその計画防ぎ長嶺帝の保護成功する。 征古原戦いにおいても帝国・北域連合軍軍師となり、策を献策する。 博識政治情勢にも詳しく、北域国のみならず帝国内にもその名を轟かせる比類なき軍師。 アンギュトヌス・アイリーン 伏龍追って侘留徒にきた謎の美女知の教団呼ばれる秘密結社一員で、教団からの使命有能な人物の子供授かること。言葉や行動の端々にその思想現れていて、普通を望む伏龍にそのゆえんでつれなくされているが、そんなことお構いなしアプローチしている。ただし、伏龍対す感情は、使命感だけでは無い模様実情わからない帝都伏龍と共に侵入し情報収集をする。その際教団足を運んだが、その際教義疑問ぶつけたために破門となる。だが、そのこと逆に伏龍決断させる切っ掛けとなり、伏龍結ばれることとなったその後伏龍と共に帝都脱出し長嶺暗殺計画止めるため、一人運例に残って情報収集を行う。 ミーネ姫が色々と余計な知恵をつけている原因でもある。 タッケイ・ラム・シャール 初登場時17歳。タッケイ族の長スンタタの妹。一族の中では並ぶものがない弓の名手シャールを嫁に欲しいという人物星の数ほどいるが、自分を弓で打ち負かした男以外には嫁がないと決めていた。 第一次侘瑠徒防衛戦前哨戦で、晴凛と勝負し完敗喫し、晴凛にプロポーズする料理勝負では魚醤使ったラグマン煮込みうどんのような物)を作る。後にそれを発展させて現代いうところの塩ラーメン元祖のような物を作り上げ、皆に絶賛される。若干安産型だがスタイル良く、超巨乳ミーネ姫や紫からその暴力的なまでのバスト嫉妬対象となっている。晴凛の嫁候補自称・妻。 メンミ シャール付き人シャールお姉さまと言って慕っている。 当初シャール対す尊敬愛情から嫁ぐことに反対していたが、その後晴凛の人柄に触れるうちに晴凛を認めるようになる奥手シャールに対してタッケイ族の長老奥方達から晴凛を落とすイロハ教わり、それを伝授しようとしている。 正剛龍飛せいごう りゅうひ初登場時23歳。侘瑠徒守備隊十人隊長だったが、第二次侘瑠徒防衛戦の折に晴凛より北壁を守る将軍帝国からは無認可)に任命される。延声開放後、侘瑠徒の守備隊長となる。後に北域国庁舎の警護隊長となっている。 鋼長棍呼ばれる通常の二倍重さの鉾を用いる、盾ごと兵士をふっ飛ばすなどかなりの腕力持ち主学がある人間であれば年下でも兄貴と呼ぶポリシー持ち、晴凛にも敬語で話す。 諒奏 (りょうそう) 月原弦斉の秘書官頭の回転が早い能吏最初シムール戦の後、延声に報告出てそのまま軟禁され、延声攻防戦時は牢に入れられた。延声開放後は侘瑠徒の留守居役となる。後に北域王晴凛の秘書官となる。 泉野 光凛(せんや こうりん泉野家の次男先妻の子。晴凛の異母兄弟。北域維新軍内政担当軍務局下級官僚兵站担当していたが、不正を見抜かれ財務局官僚卑劣な罠に嵌り、そのことから忠誠誓っていた帝国現状失望し、晴凛たちの仲間になる。頭の回転速く、延声潜入作戦では捜索兵士の目を潜り抜けるのに才を発揮し、延声の太守犂山綾世を保護した。北域国の財政運用一手担っている官吏。南域討伐に際しては、北域王代理と軍の後方任務全て担当するミリンからは「本の紙魚」等と呼ばれているが、本人ある意味納得している。ミリンに対して好意抱いている模様。 孟旗 (もうき) 帝国軍軍人代名詞のような人物将軍だったが、負傷者収容よりも作戦の遂行優先しようとする諫言千人隊長降格された。 侘瑠徒に7000人の兵士とともに捕虜として収容され、晴凛の人柄と『尊王討奸』の4文字に嘘が無いことを知り、晴凛の部下になることを志願する。 晴凛のことを「素人であるがゆえに人間真実知っている」と評価した燎原りょうげん帝国軍上佐。北域の県都・延声の守備隊隊長内心苦々しく思いながらも上には逆らわない様に生きてきたが、光凜の件で堪忍袋の緒が切れ侘留徒側に寝返った伏龍実家教え神流易学という学問修めている。北域行幸では北域維新軍将軍となっている。長嶺暗殺阻止にても一役買っている。 犂山綾世(すきやま りょうせい) 北域辺境県の県都「延声」の太守にして定族(皇帝姻戚に当たる貴族)だが、苑山の息の掛かった秘書官監視されており事無かれ主義対応し一度は偽の詔勅で晴凛をおびき寄せて処刑しようとしたその後、自らの権限拡大解釈した沢延銘に奥の間幽閉され、延声攻略戦最中に光凛とミリンによって開放され、侘留徒側に付く事になった。 父・随細と共に政治に関して素人である晴凛の後見人の様な立場となる。

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