み‐りん【味×醂/味×淋】
味醂
読み方:ミリン(mirin)
ミリン
ミリン Solieria pacifica (Yamada) Yoshida
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からだは若い藻体では円柱状で老成した藻体ではやや扁平な円柱状となる。盤状付着器から単独もしくは数本まで直立し,分枝は互生的で枝の先端は尖り,枝の基部は強くくびれる。皮層は外側の小型細胞と内側の大形細胞からなり髄部は粘液に満たされており粘液中にゆるく配列した糸状細胞が観察される。手触りは肉質で弾力がある。生体は明るい紅色~薄いオレンジ色。押し葉標本は台紙に良くつく。
似たものとしてタオヤギソウがあるが,タオヤギソウは細く小さめの個体で,分枝が多め。また,本州北部や北海道まで分布している。
高さ:25~40cm
ミリン
ミリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 06:28 UTC 版)
ミリン | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Solieria pacifica |
ミリン(学名:Solieria pacifica)とは、スギノリ目ミリン科ミリン属の紅藻である[1][2][3]。
南日本の海に分布しており、食用となる[1][4]。海藻養殖されている[5]。
特徴
全体的に紅色であるが、窒素が低いと黄化する。多肉質で粘性に富む[6]。
体はやや扁平な円柱で、そこから枝が互生的に2-3回枝分かれする。枝は基部がくびれ、先端が尖る[7]。
味
生の状態では、鮮度が落ちやすいため塩蔵される。クセがなく、コリとした触感と中身にジュルっとしたトロミがある[8]。
出典
- ^ a b 小林, 美樹、小川, 晃弘、熊谷, 敬之、藤田, 大介「富山湾深層水を用いた紅藻ミリンSolieria pacificaの成長と体色改善」2013年、doi:10.11174/dowas.14.27。
- ^ “紅藻”. soruipc2.bio.mie-u.ac.jp. 三重大学. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “ミリン”. tbg.kahaku.go.jp. 国立科学博物館. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “ミリン”. soruipc2.bio.mie-u.ac.jp. 三重大学. 2025年1月17日閲覧。
- ^ “稼げる食用海藻高度化事業 VII(ミリン増養殖試験)”. 熊本県水産研究センター事業報告書(Web). pp. 284–288 (2022年). 2025年1月17日閲覧。
- ^ 小林, 美樹、小川, 晃弘、熊谷, 敬之、藤田, 大介「富山湾深層水を用いた紅藻ミリンSolieria pacificaの成長と体色改善」2013年、doi:10.11174/dowas.14.27。
- ^ 『海藻: 日本で見られる388種の生態写真+おしば標本』著:阿部秀樹、野田三千代、神谷充伸 (監修) 出版社:誠文堂新光社、ISBN:978-4416812006 p.188
- ^ “シーベジタブルのポップアップストアを東京・外苑前に期間限定でオープン。希少種の海藻を使って新しい海藻料理の食文化を発信する「藻場亭」で、海藻ラーメンを新発売”. PR TIMES (2024年6月17日). 2025年1月21日閲覧。
関連項目
- 真正紅藻綱
- トサカノリ ‐ ミリン科トサカノリ属の食用海草。
ミリン
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「ポケットモンスター サン・ムーン」の記事における「ミリン」の解説
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