代表歌とは? わかりやすく解説

代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 01:00 UTC 版)

在原業平」の記事における「代表歌」の解説

ちはやぶる 神代聞かず 竜田川 からくれなゐに くゝるとは — 『古今和歌集』『小倉百人一首撰歌落語千早振る」も参照世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし — 『古今和歌集撰歌忘れては 夢かとぞ思ふ 思ひきや 雪踏みわけて 君を見むとは — 『古今和歌集』巻十八雑歌下。 から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ — 『古今和歌集撰歌。 名にし負はば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと — 『古今和歌集撰歌。 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして —『古今和歌集』巻十五恋歌五。 人知れぬ わが通ひ路の 関守宵々ごとに うちも寝ななむ —『古今和歌集巻一三、六三二また、伊勢物語』五段。 白玉何ぞと人の 問ひしとき 露と答へ消えなましものを—『新古今和歌集』巻八、八五一また、伊勢物語六段

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 23:30 UTC 版)

源俊頼」の記事における「代表歌」の解説

(うずら)鳴く 真野の入江浜風尾花波寄る 秋の夕暮れ (『金葉和歌集』秋・239小倉百人一首うかりける人を初瀬山おろし激しかれとは祈らぬものを(『千載和歌集』恋二・707百人秀歌小倉百人一首の原撰本)山桜咲きそめしより久方の雲居見ゆ滝の白糸(『金葉和歌集』春・50百人秀歌小倉百人一首両方に採られている歌人で、異なる歌が採られているのは俊頼のみである。

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:07 UTC 版)

折口信夫」の記事における「代表歌」の解説

春のことぶれ 卒業する二兎人に 道なかに人かへりみずたちつくす道祖神とわれとさびしと言はむ 櫻の花ちりぢりにしもわかれ行く遠きひとりと君もなりなむ 今昔秀歌百撰83選者山本直人(東洋大学講師) 葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道行きし人あり (海やまのあひだ) いきどほる心すべなし。手にすゑて、のはさみをもぎはなちたり (海やまのあひだ) 水底に、うつそみの面わ沈透(シヅ)き見ゆ來む世も、我の寂しくあらむ (海やまのあひだ)

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 05:11 UTC 版)

柿本人麻呂」の記事における「代表歌」の解説

天離(あまざか)る 夷(ひな)の長道(ながぢ)ゆ 恋ひ来れば 明石の門(と)より 大和島見ゆ『万葉集』巻3-255) 東(ひむがし)の 野にかきろひの 立つ見えて かへり見すれば 月西渡(かたぶ)きぬ(『万葉集』1-48) ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉(もみぢば)の 過ぎにし君が 形見とぞ来し『万葉集』1-47淡海(あふみ)の海(み) 夕波千鳥 汝(な)が鳴けば 心もしのに いにしへ思ほゆ『万葉集』巻3-266) ささなみ志賀辛崎からさき) 幸(さき)くあれど 大宮人船待ちかねつ(『万葉集』1-30通称近江都歌」) 石見のや 高角山の 木の間より わが振る袖を 妹見つらむか(『万葉集』巻1-132、通称石見相聞歌」) 鴨山岩根しまける 吾をかも 知らにと妹が まちつつあらむ(『万葉集』2-223石見國在りて臨死(みまか)らむとせし時、自ら傷み作れる歌) また、愛国百人一首には「大君は神にしませば天雲のの上に廬(いほり)せるかも」という天皇称えた歌が採られている。 今昔秀歌百撰で柿本人麻呂は6番で、あしひきの山川の瀬の鳴るなへに弓月が獄に立ち渡る出典万葉集巻七、選者齋藤恭一(元埼玉県高校教諭))

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 14:31 UTC 版)

加藤千蔭」の記事における「代表歌」の解説

今昔秀歌百撰 57番 照る月はあやしきものかかなしとも面白しとも人に見えつつ,うけらが花選者市川静夫(敦敦文化事業株式会社社主

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:30 UTC 版)

前田夕暮」の記事における「代表歌」の解説

木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな(『収穫』) 向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(『生くる日に』) 印象派絵画影響受けて詠まれた、小中学校の教科書採用されることも多い作品自然がずんずん体のなかを通過するーー山、山、山(『水源地帯』) 初め飛行機乗った時の感慨詠んだ歌。口語自由律期を代表する作品

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:25 UTC 版)

小池光」の記事における「代表歌」の解説

いちまいガーゼのごとき風たちてつつまれやすし傷待つ胸は 『バルサの翼』 バルサの木ゆふべに抱きて帰らむに見知らぬ色の空におびゆる 『バルサの翼』 この歌集の代表歌とされている。少年は、模型飛行機作るため適した軽いバルサ材買って家へ帰ろうとしている。飛行機少年の夢を乗せて未来へ飛び立っていく夢と希望象徴である。しかし、飛んで行くはずの空は、少年嘗て見たことのない色に染まっている。「抱い」ているものの実現しないだろう不安と恐れおびえている少年がいる。少年期繊細な感性生に内在する恐怖歌った写実ありながら現代生きる人間全て敷衍できる不安を抉った象徴的な一首廃駅をくさあぢさゐの花占めてただ歳月はまぶしかりけり 『廃駅』 夜の淵のわが底知れぬ彼方にナチ党員にして良き父がいる 『廃駅』 「わが底知れぬ」と詠むことによって、自己の内部深淵彼方にあるナチ党員をひきつけ歴史的残虐性人格良き父という無辜の一市民性格同一人物中に存在するという両具性を詠んだ点に卓越した力を感じる。しかし、この発想はあくまで日本人側から日本人存在意義を問うものとされている。 うごき鈍くなりたる母とむきむき雑煮をくひて言ふこともなし日々思い出佐野朋子のばかころしたろと思ひつつ教室行きしが佐野朋子をらず 『日々思い出日の丸お子様ランチの旗なれば朱色の飯(いい)のいただきに立つ 『日々思い出第3歌集『日々思い出』になると作歌方法大きな変化現れるいわゆるただごと歌といわれる範疇の歌を詠んでいる。第2歌集までの抒情をやめ、一見どうでも良いような日常茶飯事歌っている。一首目は、小市民的な家族の日常の中に、二首目は、目に入る存在そのまま捕らえようとする中に、肩を張らず日常詠むとなっている。これは、年齢重ねる中で、気が張り切って詠んできた前作まで作歌姿勢この際一休みし再度抒情目指し作歌転換期していく、そのための「ただごと歌」の実験のように思われるちなみに小池旧かな作品発表しているが、『日々思い出』という歌集名だけは新かなである。 ながれゆく煙を透かしけむりのかげあはく移ろふパネルの壁に 『滴滴集』 足の爪遠いところに生えてゐてそれを剪らむと曲げゆくからだ 『滴滴集』 一首目、煙が手前にあれば、その向こうのけむりの影は、普通は見えない。それを透かして見ているところに観察面白さがある、同時に「煙」と「けむり」は言葉重複による単調さ避けるため、また「煙」と「けむりのかげ」は異なるものであることの強調である。二首目、全く日常的な対象の歌。しかし、人体中に遠い、近いという観念があることの発見また、からだを曲げてゆく人体のフォルム面白さ表現している。 この歌集は、全体通じて日常的な素材中に新鮮な発見批評精神支えられた皮肉、諧謔暗示ユーモアペーソスが、あらゆる視座掬い上げられていると評価され斎藤茂吉短歌文学賞対象となった

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 17:34 UTC 版)

山田富士郎」の記事における「代表歌」の解説

さんさんと夜の海に降る雪見ればわたつみの暗さ知らず/『アビー・ロード夢みて』 異星にも下着といふはあるらむかあるらめ文化精髄なれば/同上2010年12月5日朝日新聞天声人語」に引用された。) 兄妹けいまい)のくちづけのごとやさしかるひかり降る墓地 手放し泣く同上

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代表歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 02:26 UTC 版)

笹公人」の記事における「代表歌」の解説

少年時友と作り秘密基地ふと訪ぬれば友が住みおり/『念力家族117ページ2014年5月5日朝日新聞天声人語」に引用された。) 「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内大山のぶ代/『念力家族金星王女わが家訪れてYMO好んで聴けり/『念力家族124ページ 中央線揺られる少女精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕焼け/『念力家族201ページ ランニングシャツオヤジ中華鍋死ぬほど叩く宇宙通信/『念力姫』9ページ UFOさらわれたという老人テクノカットになりて還りぬ/『念力姫』10ページ長き転校生テラ戦士春になったらたしかめてくれ/『念力姫』14ページ 修学旅行眼鏡はずした中村美少女でした。それで、それだけ/『念力図鑑49ページ 自転車八百屋突っ込んだあの夏の日よ 緑まみれの/『念力図鑑118ページ 浜辺には力道山脱ぎ捨てタイツのようなわかめ盛られて/『念力図鑑165ページ ごろ寝するニートの上燃えあがる「はたらくおじさん」の熱気球 /『抒情奇妙な冒険

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 09:56 UTC 版)

グレイス・スリック」の記事における「代表歌」の解説

愛はとまらない」(Nothing's Gonna Stop Us Now) - スターシップ1987年全米1位)、マネキン (映画)主題歌で、ダイアン・ウォーレンアルバート・ハモンドによる共作

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