代表歌
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ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは — 『古今和歌集』『小倉百人一首』撰歌。落語「千早振る」も参照。 世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし — 『古今和歌集』撰歌。 忘れては 夢かとぞ思ふ 思ひきや 雪踏みわけて 君を見むとは — 『古今和歌集』巻十八、雑歌下。 から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ — 『古今和歌集』撰歌。 名にし負はば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと — 『古今和歌集』撰歌。 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ 我が身ひとつは もとの身にして —『古今和歌集』巻十五、恋歌五。 人知れぬ わが通ひ路の 関守は 宵々ごとに うちも寝ななむ —『古今和歌集』巻一三、六三二。また、『伊勢物語』五段。 白玉か 何ぞと人の 問ひしとき 露と答へて 消えなましものを—『新古今和歌集』巻八、八五一。また、『伊勢物語』六段。
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代表歌
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鶉(うずら)鳴く 真野の入江の 浜風に 尾花波寄る 秋の夕暮れ (『金葉和歌集』秋・239) 小倉百人一首うかりける人を初瀬の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを(『千載和歌集』恋二・707) 百人秀歌(小倉百人一首の原撰本)山桜咲きそめしより久方の雲居に見ゆる滝の白糸(『金葉和歌集』春・50) 百人秀歌と小倉百人一首の両方に採られている歌人で、異なる歌が採られているのは俊頼のみである。
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代表歌
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春のことぶれ 卒業する二兎人に 道なかに人かへりみずたちつくす道祖神とわれとさびしと言はむ 櫻の花ちりぢりにしもわかれ行く遠きひとりと君もなりなむ 今昔秀歌百撰83。選者:山本直人(東洋大学講師) 葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり (海やまのあひだ) いきどほる心すべなし。手にすゑて、蟹のはさみをもぎはなちたり (海やまのあひだ) 水底に、うつそみの面わ沈透(シヅ)き見ゆ。來む世も、我の寂しくあらむ (海やまのあひだ)
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代表歌
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天離(あまざか)る 夷(ひな)の長道(ながぢ)ゆ 恋ひ来れば 明石の門(と)より 大和島見ゆ(『万葉集』巻3-255) 東(ひむがし)の 野にかきろひの 立つ見えて かへり見すれば 月西渡(かたぶ)きぬ(『万葉集』巻1-48) ま草刈る 荒野にはあれど 黄葉(もみぢば)の 過ぎにし君が 形見とぞ来し(『万葉集』巻1-47) 淡海(あふみ)の海(み) 夕波千鳥 汝(な)が鳴けば 心もしのに いにしへ思ほゆ(『万葉集』巻3-266) ささなみの 志賀の辛崎(からさき) 幸(さき)くあれど 大宮人の 船待ちかねつ(『万葉集』巻1-30、通称「近江荒都歌」) 石見のや 高角山の 木の間より わが振る袖を 妹見つらむか(『万葉集』巻1-132、通称「石見相聞歌」) 鴨山の 岩根しまける 吾をかも 知らにと妹が まちつつあらむ(『万葉集』巻2-223、石見國に在りて臨死(みまか)らむとせし時、自ら傷みて作れる歌) また、愛国百人一首には「大君は神にしませば天雲の雷の上に廬(いほり)せるかも」という天皇を称えた歌が採られている。 今昔秀歌百撰で柿本人麻呂は6番で、あしひきの山川の瀬の鳴るなへに弓月が獄に雲立ち渡る(出典:万葉集巻七、選者:齋藤恭一(元埼玉県高校教諭))
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代表歌
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今昔秀歌百撰 57番 照る月はあやしきものかかなしとも面白しとも人に見えつつ,うけらが花。選者:市川静夫(敦敦文化事業株式会社社主)
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代表歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:30 UTC 版)
木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな(『収穫』) 向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(『生くる日に』) 印象派絵画の影響を受けて詠まれた、小中学校の教科書に採用されることも多い作品。 自然がずんずん体のなかを通過するーー山、山、山(『水源地帯』) 初めて飛行機に乗った時の感慨を詠んだ歌。口語自由律期を代表する作品。
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代表歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 06:25 UTC 版)
いちまいのガーゼのごとき風たちてつつまれやすし傷待つ胸は 『バルサの翼』 バルサの木ゆふべに抱きて帰らむに見知らぬ色の空におびゆる 『バルサの翼』 この歌集の代表歌とされている。少年は、模型飛行機を作るため適した軽いバルサ材を買って家へ帰ろうとしている。飛行機は少年の夢を乗せて未来へ飛び立っていく夢と希望の象徴である。しかし、飛んで行くはずの空は、少年の嘗て見たことのない色に染まっている。「抱い」ているものの実現しないだろう不安と恐れにおびえている少年がいる。少年期の繊細な感性と生に内在する恐怖を歌った写実でありながら、現代に生きる人間全てに敷衍できる不安を抉った象徴的な一首。 廃駅をくさあぢさゐの花占めてただ歳月はまぶしかりけり 『廃駅』 夜の淵のわが底知れぬ彼方にてナチ党員にして良き父がいる 『廃駅』 「わが底知れぬ」と詠むことによって、自己の内部の深淵と彼方にあるナチ党員をひきつけ、歴史的残虐性の人格と良き父という無辜の一市民の性格が同一人物の中に存在するという両具性を詠んだ点に卓越した力を感じる。しかし、この発想はあくまで日本人の側から、日本人の存在の意義を問うものとされている。 うごき鈍くなりたる母とむきむきに雑煮をくひて言ふこともなし 『日々の思い出』 佐野朋子のばかころしたろと思ひつつ教室へ行きしが佐野朋子をらず 『日々の思い出』 日の丸はお子様ランチの旗なれば朱色の飯(いい)のいただきに立つ 『日々の思い出』 第3歌集『日々の思い出』になると作歌の方法に大きな変化が現れる。いわゆる「ただごと歌」といわれる範疇の歌を詠んでいる。第2歌集までの抒情をやめ、一見、どうでも良いような日常の茶飯事を歌っている。一首目は、小市民的な家族の日常の中に、二首目は、目に入る存在をそのまま捕らえようとする中に、肩を張らずに日常を詠む歌となっている。これは、年齢を重ねる中で、気が張り切って詠んできた前作までの作歌姿勢をこの際一休みし、再度抒情を目指し作歌の転換を期していく、そのための「ただごと歌」の実験のように思われる。ちなみに、小池は旧かなで作品を発表しているが、『日々の思い出』という歌集名だけは新かなである。 ながれゆく煙を透かしけむりのかげあはく移ろふパネルの壁に 『滴滴集』 足の爪遠いところに生えてゐてそれを剪らむと曲げゆくからだ 『滴滴集』 一首目、煙が手前にあれば、その向こうのけむりの影は、普通は見えない。それを透かして見ているところに観察と面白さがある、同時に「煙」と「けむり」は言葉の重複による単調さを避けるため、また「煙」と「けむりのかげ」は異なるものであることの強調である。二首目、全く日常的な対象の歌。しかし、人体の中に遠い、近いという観念があることの発見、また、からだを曲げてゆく人体のフォルムの面白さを表現している。 この歌集は、全体を通じて日常的な素材の中に新鮮な発見や批評精神に支えられた皮肉、諧謔、暗示、ユーモアとペーソスが、あらゆる視座で掬い上げられていると評価され、斎藤茂吉短歌文学賞の対象となった。
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代表歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 17:34 UTC 版)
さんさんと夜の海に降る雪見れば雪はわたつみの暗さを知らず/『アビー・ロードを夢みて』 異星にも下着といふはあるらむかあるらめ文化の精髄なれば/同上(2010年12月5日の朝日新聞「天声人語」に引用された。) 兄妹(けいまい)のくちづけのごとやさしかるひかり降る墓地 手放しに泣く/同上
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代表歌
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少年時友と作りし秘密基地ふと訪ぬれば友が住みおり/『念力家族』117ページ(2014年5月5日の朝日新聞「天声人語」に引用された。) 「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内に大山のぶ代/『念力家族』 金星の王女わが家を訪れてYMOを好んで聴けり/『念力家族』124ページ 中央線に揺られる少女の精神外傷(トラウマ)をバターのように溶かせ夕焼け/『念力家族』201ページ ランニングシャツのオヤジが中華鍋死ぬほど叩く宇宙通信/『念力姫』9ページ UFOにさらわれたという老人がテクノカットになりて還りぬ/『念力姫』10ページ 耳長き転校生はテラ戦士。春になったらたしかめてくれ/『念力姫』14ページ 修学旅行で眼鏡をはずした中村は美少女でした。それで、それだけ/『念力図鑑』49ページ 自転車で八百屋の棚に突っ込んだあの夏の日よ 緑まみれの/『念力図鑑』118ページ 浜辺には力道山の脱ぎ捨てしタイツのようなわかめ盛られて/『念力図鑑』165ページ ごろ寝するニートの上で燃えあがる「はたらくおじさん」の熱気球 /『抒情の奇妙な冒険』
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代表歌
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「愛はとまらない」(Nothing's Gonna Stop Us Now) - スターシップ(1987年、全米1位)、マネキン (映画)の主題歌で、ダイアン・ウォーレンとアルバート・ハモンドによる共作。
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