ローガン政権(シーズン4 - 5)
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「24 -TWENTY FOUR- の登場人物」の記事における「ローガン政権(シーズン4 - 5)」の解説
チャールズ・ローガン (Charles Logan) 演 - グレゴリー・イッツェン、日本語吹替 - 坂東尚樹 登場:シーズン5、Recurring:シーズン4、6、8 キーラー政権副大統領。エアフォース・ワン撃墜に伴い大統領となる。 功名心や猜疑心が強く、短気で感情的な上、小心者で思慮にも欠けており、決断力や人望もない、パーマー大統領とは対極の大統領として描かれている。シーズン4では気弱で無能な部分がアピールされていたが、シーズン5以降は大統領職に慣れたためか強気で独善的になり、周囲に当たり散らしては仕事や責任を押しつけることが多くなっている。 上記のように、非常に人格的に問題のある癖の強い人物ではあるが、彼なりの愛国心や国民の生命を守ろうとする意思はあり、苦悩する場面が少なくない。また、シーズン5では愛国心が暴走する形で、テロリストと結託していた。シーズン4 キーラーの職務不能によって大統領に昇格する。もともと分裂状態の共和党にあって、凡庸でこれといった野心もないので選ばれたような人物であり、大統領職にあって決断力も実行力にも乏しい。就任早々に核兵器強奪計画が発覚して、早々にバンカー(地下シェルター)に逃げ込み、就任最初のCTUとの会議では怖じ気づいたあまりに怒鳴り散らす。その後もあまりに優柔不断で終始CTUだけでなく各閣僚の足を散々引っ張る役立たずぶりを露呈する。挙げ句の果てには情報を引き出したジャックを逮捕しろとまで命令し、マルワン捕獲作戦中に逮捕させた為に作戦をぶち壊した。 補佐官のマイクと、その紹介によるパーマーの助言によって何とかことを収める。シーズンラストで、ジャックの身柄引き渡しを迫る中国政府への対応のため、彼の口封じを進言する腹心のカミングスの行動を黙認し、それを察知したパーマーに責められると今回の成果が全て自力であるかのように振舞う。 シーズン終了後、協力してくれたにもかかわらず、デイビッドをホワイトハウスに接触出来ないよう締め出したと、シーズン5にて妻のマーサによって語られている。 シーズン5 名実共に大統領となっている。しかし、相変わらず何から何まで他人頼り。空港占拠事件ではロシアとの対テロ対策の調印式に合わせて、条約締結を辞めるよう脅迫を受ける。早期解決をCTUに命令するが、やはりマイクに任せっきりで、突入中止やニュースでの評判の悪さを聞いては怒鳴り散らした。 妻のマーサは精神不安定の状態で、過去に入院したこともあり、パーマー暗殺説を話した時は妄想と言い切ってまったく相手にしなかった。更にはテロリストの要求でロシア大統領スワロフのパレードの警備詳細のリストを渡すよう要求され、愚かにもリストを教えてしまう。しかし、妻マーサがスワロフ夫妻と共に乗り込んでしまい、引き返すよう命令するか苦悩する。結局は命令を取り止め、CTUからの警告でスワロフ夫妻とマーサは救われた。しかし、テロリストとの取引が無効となってしまった為に再びテロの危機にさらされる。 実は、テロの首謀者の一人であり、中央アジアの石油利権のため、グラハム・バウアーと手を組み(実態は彼の傀儡)、カミングスとは別にテログループへの神経ガスの横流しに加担する。序盤では、テロリストのビエルコの動向を把握できなくなり、無実が確定したジャックを使ってテロの解決に当たらせるが、終盤でパーマー暗殺に関与した会話の録音データがジャックの手に渡ったことで一転して命を奪うため持てる権力を総動員して様々な手を打つがことごとく失敗。追い込まれたことで自殺を図ろうとするが、マイルズの裏切りで録音データを破壊したことで逆転する。最後の手段としてジャックの襲撃を受けて自白を迫られたが動じずに逆にジャックが逮捕された。ところがジャックが討ったひと芝居であり、この時の本当の目的はローガンに盗聴マイクを仕掛ける事が目的であった。この録音を聞いた司法長官により、逮捕された。 その後、政府への信用問題もあり、表向きは辞職という形でカリフォルニアの別荘で軟禁生活を送る。この時期にマーサとは離婚。なお、司法妨害の罪こそ認めているが、パーマー暗殺事件とビエルコのテロへの関与は否定し、グラハムのことも黙秘を通した。 シーズン6 前シーズンで行った贖罪のためにCTUの捜査に協力する。スワロフ露大統領への協力を取り付けるため、先妻のマーサに協力を要請しに行くが、精神的に不安定な彼女にナイフで刺されてしまう。救急車で搬送中に意識不明に陥った。 その後、劇中で詳しく詳細が語られていないため生死不明だが、シーズン7小説版で一命を取り留めた事が明らかになっている。 シーズン8 ダニエルズが大統領だった頃に恩赦を貰い釈放されていた。ロシアとのビジネスを通じて、ロシア政府の内情に通じている。ロシア政府が和平交渉の調印を拒否する段になると、イーサン・ケニンを通じて、テイラー大統領に自分なら和平交渉へロシア外相を戻すことが出来ると働きかける。ロシア外相との詳細は大統領には隠すが、内容はハッサン大統領暗殺の黒幕がロシア政府並びに同外相である事を伏せる事と引き換えにという事だった。 また、未だに政界復帰への野心は捨てておらず、あろうことか自分がロシアを引き留めた実績を認めて発表するよう進言して発表させた。久しぶりに表舞台に立てる事で浮かれ放題のローガンだったが、ジャックがデイナからロシア政府とハッサン大統領暗殺の核心に迫ろうとすると、それが自身の出世への邪魔になる事を恐れて妨害工作に走るがごとごとく失敗。トカレフが訓練を受けたからと軽く思い込みそれでも成功すると思い込んでいたがジャックが現れる。脅された事で事件の真相を全て話し、後に秘書ピラーを口封じに殺害し、自らも拳銃で首を撃ち自殺未遂をするがしぶとくも一命を取り留めた。 マーサ・ローガン(Martha Logan) 演 - ジーン・スマート、日本語吹替 - 火野カチコ 登場:シーズン5、Recurring:シーズン6 チャールズ・ローガン大統領夫人。元下院議員。シーズン5 デイビッド・パーマーと長年の友人関係だったこともあり、いち早く暗殺事件の裏を察知する。しかし、投薬治療を受けているほどに精神不安定だったため、暗殺事件について自身の見解を述べても、誰にも信じてもらえず、真相の露見を怖れるカミングスに精神病院へ送り込まれる寸前だった。夫チャールズを愛し、自分こそが支えられると信じていたが、彼の度重なる決定に強い不信感を露にし、スワロフ夫妻が帰国の際、その車に同乗して止めようとしたがそれでもローガンは見過ごす事を決めた。襲撃事件が発生し、決死の覚悟で自分を守ってくれたシークレットサービスのアーロンに惹かれる。たまたまチャールズの命によるアーロンの口封じを狙った現場に出くわしたことで真相を知り、ジャックに協力。チャールズをハメたと思わて激昂させ、わざと事件の事を自白させて録音を取り、彼の拘束に一役買う。 シーズン6 チャールズと離婚。以前よりさらに精神不安定になり施設でアーロンと共に暮らしている。CTUの捜査のために協力を求めてきたチャールズを前に強い疑心暗鬼で精神不安に陥り、ナイフで刺してしまう。ただ、その後はチャールズに依頼されたスワロフ露大統領への協力を、親しい関係であるその妻のアーニャを介して行った。 その後シーズン6と7の間で自殺してしまう。 ウォルト・カミングス(Walt Cummings) 演 - ジョン・アレン・ネルソン(英語版)、日本語吹替 - 渡辺英雄(シーズン4) → 梅津秀行(シーズン5) 登場:シーズン5、Recurring:シーズン4 大統領首席補佐官。シーズン4 副大統領だったローガンの補佐官で彼の腹心。マイク曰く「15年間、彼のために汚れ仕事を担ってきた」(ローガンはすべて黙認している)。シーズンラストで中国総領事館襲撃に絡んだジャックの口封じを進言して、実行に移す。 シーズン5 大統領首席補佐官。元CIA工作員と共謀しロシアの分離主義派を利用してテロ事件に関与していた。それらが露見し、ジャックに拘束・尋問を受け、情報を明かす。 その後、シークレット・サービスに拘束されていたが、首吊り自殺を遂げた。終盤に自殺に見せかけた口封じの他殺であることが判明する。 マイク・ノヴィック 大統領補佐官(後に首席補佐官に昇格)。 ハル・ガードナー(Hal Gardner) 演 - レイ・ワイズ、日本語吹替 - 長克巳 登場:シーズン5 副大統領。 ローガンにLAに戒厳令を出すように提案、国土安全保障省によるCTU吸収にも賛成の強硬派。それゆえにジャックに黒幕ではないかと疑われた。ローガンに忠実のように見えるが優柔不断な彼に戒厳令を出すように進言して操り、国民の信頼を落として次期大統領の座を狙う野心家。 ローガンが退いた後に大統領に就任する。 ジャックの功績を称えていたが、中国に拉致された時はジャックの救出には消極的で何も手を打たなかった。 ジェームズ・ヘラー 中国に拉致されたジャックの救出には大統領となったガードナー同様、何も手を打たなかった。 国防長官。 エヴリン・マーティン(Evelyn Martin) 演 - サンドリーヌ・ホルト、日本語吹替 - 世戸さおり 登場:シーズン5 マーサ・ローガンの秘書兼世話係。デイビッドの情報源。メールでのやり取りをしていたのをウェインが発見して確認に来る。 デイビッドとの関係は話したが、ヘンダーソンの一味に娘を誘拐されたため黒幕を話す代わりに娘を助けて欲しいとジャックとウェインに助けを求める。協力によって娘の救助には成功したが、銃撃戦のさなかに負傷。モーテルに運ばれた後意識を失ったため、娘が救急車を呼んでしまい、ヘンダーソンに居場所を突き止められ、ジャックの居場所を問いただされる。その後は不明。 マイルズ・パパジアン(Miles Papazian) 演 - スティーブン・スピネラ、日本語吹替 - 登場:シーズン5 カレン・ヘイズに長年使えてきた忠実な部下。カレンと共にCTUを国土安保省へ吸収するために派遣された。過去にシャーリーからセクハラで訴えられており、不起訴になったようだが彼女とは折り合いが悪い。 CTUを吸収するために手順の変更を行い、勝手に動くクロエ達を監視ししようとしたが、クロエに裏をかかれてとごとく失敗した。 ようやく居場所を突き止めたと思ったが、今度はブキャナンをカレンが解放し、ジャックに協力しだして自分は締め出された事でカレンに問いただし、真実を聞いたことでようやくカレンに協力するようになったと思いきや、ローガンに密かに電話して昇進を条件に関与を示す証拠の録音データを破壊した。異動しようとしたところを見つかり、ジャックに首を絞められカレンに責められたが、嘲笑いながらホワイトハウスへ異動した(ローガンが辞任した為、無効になったと思われる)。
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