投薬治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 01:54 UTC 版)
一時的に勃起を維持させる効能のある薬品としては、下記のものが知られている。いずれも厚生労働省の承認を取得した処方薬で、薬価基準未収載。また、機能性(心因性)のものについては、症状に応じた薬剤が処方される。 テストステロン - 原因がLOH症候群の場合。すなわち血中遊離型テストステロン濃度を測定し、異常低値を示す症例では男性ホルモンを補う補充療法(ART)を行う。前立腺癌細胞の発育を助けるほか、造血機能や各種の代謝に影響があるため、投薬には慎重を要する。 クエン酸シルデナフィル - バイアグラ。1999年発売(ファイザー)。7-8割のケースで有効とされる。 ヒドロキシホモシルデナフィル - レビトラ。2004年発売(バイエル薬品)。 タダラフィル - シアリス。2007年発売(イーライリリー・日本新薬)。長期間作用型。 インターネット通販での個人輸入も行われているが、2008-2009年に実施された調査では55.4%が偽造品であった。2016年の調査では流通する70製品のうち、28商品が偽造品であった。偽造品には有効成分が全く含有されない製品や、有効成分が日本の3倍含まれる製品、血糖降下剤が混入した製品などがあり、内服した男性が低血糖症や意識混濁で病院に救急搬送されるケースもある。また青いチョークを削っただけの製品や、覚醒剤など違法薬物が入った製品も流通されている。
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