ヘラー家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 15:14 UTC 版)
「24 -TWENTY FOUR- の登場人物」の記事における「ヘラー家」の解説
ジェームズ・ヘラー(James Heller) 演 - ウィリアム・ディヴェイン、日本語吹替 - 塚田正昭(シーズン4 - 6) → 真田五郎(リブ・アナザー・デイ) 登場:シーズン4、リブ・アナザー・デイ、Recurring:シーズン5 - 6 キーラー政権、ローガン政権時でのアメリカ合衆国国防長官。 シーズン3から4にかけてCTUを解雇されたジャックを特別補佐官として直属の部下として雇い入れ、愛娘と彼の関係を認め信頼する。ジャックもまた、実父フィリップとの不和もあって、実の父のように慕っていた。しかし、シーズン6ではオードリーの件で一転して険悪な関係となる。リブ・アナザー・デイでは大統領として登場。ジャックがロンドンに現れ、自分を暗殺しようとしていると聞いた時には真っ先に否定。かつてはジャックを相当憎んでいたが、やはりどこかで彼の愛国心を信じていたようで、彼を呼び寄せて協力を仰ぐ。シーズン4 CTUを解雇されたジャックを特別補佐官として雇っていた。 愛娘オードリーと共にテロリストに拉致され、人民裁判にかけられる。愛国者でテロリストに利用されないように脱出や自殺と様々な手を図るが失敗。最終的にはジャックに救出され、ジャックと共に脱出とオードリー救出時の銃撃戦に参戦した。その後は、CTUロス支局でブキャナンと共に指揮をとる。 シーズン5 ローガン政権でも国防長官として留任し、当初は日本に滞在していたが、終盤にパーマー暗殺の報告を受けて急遽帰国する。 帰国直後にジャックから今回のテロの黒幕がローガンであると知らされるが、国の将来を心配して証拠をローガンを辞任に追い込むようジャックを裏切る。しかし、証拠を盾にローガンに辞任を要求したものの証拠が奪われて形勢逆転されてしまい、さらにはヘンダーソンの部下に命を狙われる。ジャックを信じなかった事を詫びるかのように、ヘンダーソンとの取引の材料に使われないためにと車ごと湖に飛び込み自殺を図る。 1度は死んだと思われたが、30分ほどでCTU戦術チームに救われて一命を取り留めた。 シーズン6 中国当局に拉致されたジャックの釈放について何の手も打たなかったことで、オードリーが中国に彼を探しにいって死亡。このことで一転して険悪な関係になる。 実は生きていたオードリーが保護されたことでCTUを訪れ面会する。面倒をみると申し出たジャックに、「君は呪われている」と憎悪の目で言葉を放ち、オードリーとの関係を一方的に断ち切る。 事件の解決後、ヘラー家に忍び込んだジャックと再度話し合うこととなり、そこで自分が(ジャックの)救出に全力をあげなかったことが原因であると認め、その上で責任をジャックに転嫁してしまったと謝罪した。 リブ・アナザー・デイ 大統領となり、イギリスにある米軍基地の設置延長の為の会談にイギリスに訪れている。認知症を患っておりオードリーの再婚相手でスタッフのマークから職務を全うできるか疑問を投げられているが、無人機の爆撃に奮起した事で無事に乗り切る。ジャックが自分を暗殺しようとしていると聞いたが真っ先に否定し、彼を呼び寄せて復職させた。 しかし、テロリスト犯であるマーゴット・アルハラジ一家の確保が出来ないまま攻撃予告の時間が迫るなかで、独断でマーゴットとの取引に応じる決意をし、要求の場所であるスタジアムにジャックと共に向かう。マーゴットは無人機でヘラーを爆撃するが、寸前のところで乗っ取り装置に侵入したジャックとクロエの協力で命を救われる。 その後、チェンによって奪われた装置によって中国の空母を誤爆される事態が発生。中国と戦争寸前の危機に陥る。中国から衛星2機を撃墜され、さらには沖縄米軍基地の12海里に侵入され、あわや開戦という所でジャックからチェン確保の知らせを受けて戦争を回避する事に成功したが、オードリーの死を知らされた事で倒れてしまう。 翌日、エアフォースワンでオードリーを連れ帰る為に式典を行う中で、イギリスのアラステア首相に認知症になってしまった事で、オードリーの写真を見てもオードリーだとしばらく気付かなかった事を話し、今日起きた事もすべて忘れてしまう事に対する無念を寂しそうに打ち明けていた。 オードリー・レインズ(Audrey Raines) 演 - キム・レイヴァー、日本語吹替 - 田中敦子 登場:シーズン4 - 5、リブ・アナザー・デイ、Recurring:シーズン6 ヘラーの娘。父を上司として国防総省で働いており、同僚のジャックと関係を持つようになる。シーズン4 父と共にテロリストに誘拐されるが、ジャックの活躍によって助け出される。その後、冷えた関係の夫ポールに疑いがかかり、ジャックが彼を拷問する。そのジャックの姿を見て、彼に対する愛情が揺らぎ、逆にポールとの関係が修復する。その後、無実とわかったポールは捜査に協力するが、そこで重傷を負う。捜査を優先しようとするジャックは、彼よりも情報源の男の治療を優先させたため、ポールは死亡してしまう。このことにオードリーは激怒し、またジャックの死が偽装であることを知らされていなかったため、2人の関係は終わる。 シーズン5 ジャックの生存を知り、彼と再会する。一時はヘンダーソンの策略によって疑われるが、すぐに誤解は解ける。そして一連の事件の捜査を通して関係が修復され、愛が再燃する。しかし、テロ解決後にジャックは中国当局に拉致されてしまい、再び離れ離れになってしまう。 シーズン5〜6の間でジャック救出に動かない政府を見かねて、単身中国へ向かう。しかし、交通事故で死亡したという形で、中国当局に監禁されてしまう。 シーズン6 中国で死亡したと思われていたが、チェンが、ジャックと核兵器の基板を取引するための人質として米国へ連れてくる。基板は奪われたものの、オードリーは助け出される。しかし、数々の拷問で弱りはて、歩くこともままならず、薬物による拷問によって廃人寸前となっており、ジャックと父ジェームズを目の前にしても彼だとも解らず、二人に大きなショックを与える。 リブ・アナザー・デイ シーズン6後、マーク・ブードローと出会い、彼が根気よくリハビリに付き添ったおかげで回復。その後マークと結婚し、「オードリー・ブードロー」と名を改めている。 ヘラー大統領の秘書であり、政権の主要人物の一人として活躍。かつてはチェン・ズィーの拷問で追い込まれていた彼女だったが、マーク・ブードローと出会った事で無事に回復し、マークと結婚する。幸せな生活を送っていたが、ジャックが現れた事でマークに対する気持ちは変わらないものの、ジャックに対して残る恋心や贖罪の気持ちから動揺する。それを見たマークも嫉妬から態度が変わり出し、衝突してしまうもののヘラー大統領を支える為に再び絆を取り戻していく。 終盤に中国の攻撃を引き留める為に中国の要人の娘と面会している最中にチェンの襲撃を受けて人質になってしまう。ジャックから救出を依頼されたケイトがチームと救出に向かい無事に救出されたが、潜んでいたもう一人の狙撃者の銃撃により命を落とす。 リチャード・ヘラー(Richard Heller) 演 - ローガン・マーシャル=グリーン、日本語吹替 - 登場:シーズン4 ジェームズ・ヘラーの息子でオードリーの弟。集会での父親に対する非難をやめるようジェームズに説得されていた時に誘拐事件が起きたため、CTUに拘束されて拷問を受けるが、釈放される。 その後マルワンとの電話相手に浮上したため再びCTUに連れてこられたが、同性愛者であることを知られないために無意識な関与を隠していたことが発覚し、結果的に多くの命を失わせることになったとジェームズに非難される。 ポール・レインズ(Paul Raines) 演 - ジェームズ・フレイン、日本語吹替 - 後藤敦 登場:シーズン4 シーズン4でのオードリーの夫。1年前から別居中で、話し合いを伸ばしに伸ばした為にオードリーからは三行半を突きつけられ、別居から半年ほどでジャックとオードリーは深い関係になっている。 オードリー救出後、彼女が心配な為にCTUに現れる。そこでジャックとオードリーの関係に気づく。義父のヘラー長官にその事を報告するが、逆に話し合いを避けていた事を非難されて娘の自由にさせろと警告された。 その後、自身が共同所有する建物がマルワン達テロリストのアジトに使われていた為に、一味との関係を疑われてジャックに尋問を受ける。実際は弁護士を通してサインしていた形だった為に彼自身は無関係だった。だが、自身の会社が提供したハード類が使われていた為に、自分なら早く調査が出来ると協力を申し出てマクレナン・フォースター社で情報の回収に成功したが、直後のEMPでデータは破壊されてMF社のコンロンに捕まり拷問を受ける。無事にジャックに救われるが、狙われたジャックを銃撃から庇い負傷し、CTUの医療室に搬送される。無事に回復し容体は安定していたが突如急変。しかもタイミング悪く負傷したテロリストが運び込まれ、彼から情報を聞き出さなければならない為にジャックがポールよりもその男の治療を優先させた事で命を落とした。 マーク・ブートロー(Mark Boudreau) 演 - テイト・ドノヴァン、日本語吹替 - 横堀悦夫 登場:リブ・アナザー・デイ オードリーの再婚相手であり、ヘラー大統領の首席補佐官。廃人同然だったオードリーと知り合い、彼女に付きっきりで看病して再起させた人物。 犯罪者としてのジャックしか知らない事と元恋人である嫉妬から、ジャックがロンドンに現れた事を知った時は大統領を暗殺しに来たと思い込み、更にはヘラー親子に関わらせたくない一心と、以前から要請のあったロシアからのジャック引渡し要求を呑むためにヘラー大統領の知らない所で引渡し協定を作り、大統領のサインを偽装してロシアに売ろうとしていた。 しかし、ジャックが大統領命令により復職した事で状況は一変。大統領やオードリーがジャックを信頼している事を知った事で少し心境が変化したものの、サインの偽装がバレるのを恐れたブードローはロシアに水面下でジャックを追跡させたが失敗。情報を売った事がバレた為に反逆罪に問われて逮捕されそうになるが、ジャックの提案によりロシアのスパイ強襲作戦に参加させられる。事件が終了した後はそのままCIAに拘束された為、オードリーの遺体にも会わせてもらえないまま、アメリカに犯罪者として移送された。 結果的に大統領やオードリーを裏切ってしまう形になったものの、その行動はヘラー大統領を本気で大切に思う気持ちからと、過去にジャックのせいで中国に拷問を受けたオードリーを夫として心配するあまりの行動であり、決して根っからの悪人という訳ではない。
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