トラブル・不祥事とは? わかりやすく解説

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トラブル・不祥事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 11:53 UTC 版)

バニラ・エア」の記事における「トラブル・不祥事」の解説

2014年1月29日から2月1日までの間、初号機である「JA01VA」の油圧系統一部不具合生じて点検したところ部品交換が必要となり、この部品海外から取り寄せとなったため、期間中1月29日に4便、30日31日2月1日に6便ずつ、と期間中の全運航便数12便のため、最大 半数大規模欠航発生した。この欠航対応の際、欠航案内当日空港乗客チェックインするまで分からなかったり、払戻変更対応も窓口限られ電話至って月曜日から金曜日までの昼間のみの対応や利用者格安航空会社対す運賃システムの不理解により混乱来した2014年5月3日那覇成田行きJW806便に前脚ステアリングトラブル発生し、2時間20分の遅延2014年5月16日に、機長退職新規採用予定通り進まず運航要員確保できないため、同年6月1日から30日までの間に運航される154便の欠航決定発表した。なお、7月1日以降運航便は機長確保出来とのこと通常運航されている。 2016年平成28年4月17日、JW104便(台北成田着、乗客159名)に搭乗していた国際線旅客を、成田国際空港到着時に誤って国内線ターミナル誘導し50名の搭乗客が入国必要な手続き経ずに、日本密入国した事案が発生一部乗客申し出で発覚した当日15時から17時頃まで、成田国際空港付近強風のため数便のゴーアラウンド・ダイバートが発生。JW104便は中部国際空港ダイバートし、給油行った後に、成田国際空港21時45分到着後、成田国際空港東京空港交通配車担当者が、同便を中部国際空港発の国内便と誤認し乗客は3台のランプバス分乗し全て成田国際空港国内線到着口へ案内された(このため一時159全て東京入国管理局成田空港支局通過しない日本への密入国となってしまった)。 これに対し国土交通省航空局長は、当該旅客入国手続きを確実に済ませてそれを同省に連絡することと、再発防止策検討して2016年平成28年4月22日までに同省に連絡するよう厳重注意行った今回事態を受け国土交通省航空局長に4月22日バニラ側が提出した報告書では①バス会社配車担当者バニラエアからバス会社運行指示変更電話のみで行われ正確に伝わっていなかったため、JW104便がダイバート先の中部国際空港から到着したことから国内線誤認識し、運行指示出していたこと、②バス配車から駐機場バス到着口までの動線上でエラー気づく仕組みがなかったこと、③不具合未然防止目的とした定期会議などを設定しておらず運行管理状況品質管理体制確立不十分だったことの3点挙げ対策として4月18日からランプ構内バス運行会社への配車連絡方法国際線国内線の別をより分かりやすく誤認防止到着時刻変更等による配車変更時は、電話FAXなどを併用した相互確認強化徹底し4月21日からバス運転手バス到着口に到着する前にバス会社内で国際線国内線最終確認実施4月28日から到着バス担当者新たに設置し配車前にバス運転手相互確認を行うことで、未然防止を図るとした。また、5月には不具合発生未然防止目的とした定期的な会議の場を新設し継続的に委託業務実施状況確認を行うこととした。 バニラ・エアでは石井知祥会長五島勝也社長に対しそれぞれ減俸20 %1か月処分下しまた、東京空港交通増井健人代表取締役社長1カ月25%減俸処分下した2017年平成29年6月5日奄美空港関西国際空港着の便で、脊椎損傷による半身不随のため、車椅子利用している身体障害者ある男搭乗者に対して階段式のタラップ車椅子から降ろし、自からの腕力のみでタラップ這い上らせる事件発生した往路である6月3日に、関西国際空港搭乗カウンター写真提示され、「奄美空港降機する際、タラップになるため歩けない人は搭乗できないということ案内されたため、男性は「同行者の手助け上り下りする」と答えて降機の際は、同行者男性担いでタラップ下りた帰省する5日関西国際空港行き便に搭乗する際、バニラ・エアから業務委託されている空港職員から「往路車椅子担いでタラップ下りたことは同社規則違反であった」と発言があった。その後、「同行者の手伝いのもと、自力階段昇降をできるなら搭乗可能」と説明されたため、同行者往路同様に車椅子ごと担ごうとしたが奄美空港職員制止した男性車椅子降りて階段を背にして17段あるタラップの一番下の段に座り、腕の力を使って一段ずつずり上がり、3分から4分かけて上ろうとした。その際空港職員は「それもだめです」と発言したその後そのまま黙って誰も手伝わなかったと報道された。しかし、空港職員に駄目だと言われた後も、同行者男性足首持ってもらって腕で上っている途中でバニラエア客室乗務員機内から駆け下りて来てドアの前で小型機内車椅子乗り移って搭乗出来たと書いている。同社その後やり取りする中でお客様自力上ることになり、こんな形での搭乗はやるべきでなく、本意ではなかった。不快にさせた」と男性謝罪し奄美空港向けに急遽、アシストストレッチャー(座った状態で運べ担架)を導入しその後階段昇降機導入することを決定したバニラエアは「車椅子ご利用の方へ」で予約時に歩行状況車椅子仕様付き添い有無3点出発日の5営業日前までに、車椅子 仕様確認フォーム会社FAXにて送付してください公式ウェブサイト載せていた。さらに「奄美大島ご利用お客様へ」で奄美空港施設要件に伴い奄美空港出発/到着時にターミナル接続されている搭乗橋ご利用いただけない場合ございますその際には、アシストストレッチャー(階段昇降器)を利用する階段昇降であり、事前確認必要があるので出発前に予約センターまで問い合わせお願いします記載していた。その一方で当該男性は、空港設備問題理由搭乗拒否される恐れがあるため、意図的に事前申告をしなかったことを明かした同社による上記の様な注意書き含め本件事案は、障害者差別解消法違反するという指摘もある。当該男性障害者障害者差別解消法基づいて鹿児島県障害福祉課(障害者権利擁護センター)と大阪府福祉障がい福祉企画課異議申し立て相談)を行い鹿児島県障害福祉課は、障害者差別解消法 第5条努力義務規定され合理的配慮足りなかったとして、同社改善打診した。両担当課は連携して対応し同社謝罪改善繋がったとしている。なお、同社ホームページ掲載している事前連絡については、強制ではなく協力お願いであること」を明らかにしている。 2017年平成29年6月18日、JW304便(香港成田着、乗客168名)の搭乗客のうち34名への誘導誤り2016年平成28年4月と同様、成田国際空港国内線カウンターバス誘導してしまい、入国審査検疫税関検査経ずに、搭乗客を日本密入国させた事案がまた発生し同社降りた搭乗客への誘導に関する運航管理体制不備改め露呈させた。これに対し国土交通省航空局長は、入国必要な手続き関係する官署連携密にとり、誤って入国した旅客について、確実に入国必要な手続き済ませるよう、責任をもって対応にあたり結果随時報告することと今般事案発生の原因究明再発防止策至急検討し文書にて同年6月23日までに報告することとして厳重注意行い同月23日同社報告書提出を受け同月27日付で再発防止策実施体制整備及びその履行及び輸送責任主体としての意識の再徹底講じた措置については、同年7月31日までに報告するよう業務改善勧告行った今回事態を受け国土交通省航空局長に同年6月23日バニラ側が提出した報告書では①バス運転手同社到着バス担当による配車内容確認について、2台目以降バス運転者に対して同社到着バス担当からの直接確認出来ていなかったこと、②バス到着口に到着する前にバス運転手バス配車担当者間で内際区分に関する無線による相互確認を行うことになっているが、バス運転手誤った確認内容対しバス配車担当が気づかなかったこと、③国内線バス到着口に、誤って国際線バスが来た場合誤り確認しお客様降車防止する仕組みがなかったこと、④お客様からの申告を受けるまで、国際線到着されお客様誤って国内線バス到着口で降車されたことを把握出来ていなかったことの4点挙げ対策として6月20日から国内線到着口に配置している空港警備員が、到着バスの「内際別表プレート」を確認し万一国際線表示バス誤って国内線バス到着口に到着した場合バス運転手に対してお客様降車行わないよう指示国際線バス到着口に向かうよう指示し複数バス同時に到着する場合は、1台ずつ確認すること、6月21日からは無線確認回数現行の到着到着前に行う1回から機側を出発する際も行うことで2回の確認行いまた、バス配車担当者バス運転手無線交信の内容バス配車サブ担当者確認すること、6月23日からは地上係員バス乗り到着した機体のそばに向かい地上係員すべてのバス運転手と、バス掲出する「内際別表プレート」など配車内容確認し最後に出発するバスターミナルに戻る体制確立し6月26日から到着時は1人だった地上係員2人増員し最初バス到着到着確認し最後バス到着到着最後の乗客間違いなく入国審査受けられるよう誘導するよう対応するとした。 2017年7月9日台北早朝出発し関西国際空港午前8時半到着したJW172便エアバスA320-200型機(機体番号:JA08VA)で化粧室内の外壁パネル意図的に外され中に複数ポーチ入った数十キロ金塊隠されていたのを同社客室乗務員飛行中発見し着陸後警察通報した該当機は現場検証及び安全確認のため、次便運航予定だった関西国際空港奄美大島行きJW873便は約4時間遅れで運航された。後日、他の同社同型機化粧室調査したところ保有する11機中4機で同様の細工されたり、しようとした痕跡発見された。同社税関同機国際線運航国内線運航される機材運用情報利用され免税国外入手され金塊税関通過せずに国内持ち込み換金し消費税分の利益上げようとした犯行可能性があるとして警戒強めるとした。

※この「トラブル・不祥事」の解説は、「バニラ・エア」の解説の一部です。
「トラブル・不祥事」を含む「バニラ・エア」の記事については、「バニラ・エア」の概要を参照ください。

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