最後の乗客とは? わかりやすく解説

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最後の乗客

作者早川麻百合

収載図書眠り殺した
出版社近代文芸社
刊行年月1995.1


最後の乗客

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 14:50 UTC 版)

最後の乗客
The Last Passenger
監督 堀江貴
脚本 堀江貴
原案 堀江貴
製作 堀江貴
出演者 岩田華怜
冨家ノリマサ
長尾純子
谷田真吾
畠山心
大日琳太郎
音楽 徳家"Toya”敦
撮影 佐々木靖之
編集 堀江貴
制作会社 マーマレード・ピクチャーズ
配給 ギャガ
公開 2024年10月11日
上映時間 55分
製作国 日本
言語 日本語
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最後の乗客』(さいごのじょうきゃく)は、2024年10月11日に全国公開された日本映画東日本大震災から10年を経て立ち上げられ世界各地の映画祭で上映された企画で、宮城県を舞台にしたヒューマンミステリーである。

原案・制作・脚本・監督・編集はすべて堀江貴による自主製作のオリジナル中編映画で、堀江監督の自主製作短編映画『Ordinary Days』に続く2作目。岩田華怜・冨家ノリマサのW主演で制作された。

監督の堀江貴・主演の岩田華怜・撮影の佐々木靖之がともに宮城県出身。岩田は震災当日、仙台の自宅で被災している。

概要

2015年堀江、堀江監督が「最後の乗客」を着想。2020年3月に制作資金のクラウドファンディングを開始し、3月末には目標資金調達に成功。翌4月上旬までに宮城県内にて撮影を予定するも新型コロナウィルスの感染拡大をうけ直前に撮影を断念。あわせて震災10年後の公開予定も白紙となった。

コロナ禍の緊急事態宣言解除後、2021年11月20日にクランクイン。2023年3月に仙台・東京・大阪にて初の上映会が催された。その後、海外映画祭向けバージョンが次々と各国へ出品され多くの映画祭で作品賞・監督賞・演技賞などを受賞。2024年10月、国内大手配給会社ギャガによる全国公開が決定した際は「凱旋ロードショー」と話題になった。


あらすじ

とある港町。タクシードライバーたちの間では、深夜に人気のない歩道に現れるという女の噂がささやかれていた。ある夜、いつも通りタクシーのハンドルを握って閑散とした住宅街を流していた遠藤は、噂となっている歩道で1人の女性を乗せる。車を発進させた直後、路上に小さな女の子と母親の2人が飛び出してきて、その母娘も仕方なく同乗させることに。行き先はなぜか両者とも同じ「浜町」だった。奇妙な客と秘密を乗せたタクシーは、目的地へ向かって走りだすが……。

キャスト

スタッフ

  • 原案・脚本 -堀江貴
  • 監督・編集 -堀江貴
  • 企画・制作 - 堀江貴 / マーマレード・ピクチャーズ
  • 撮影 - 佐々木靖之
  • 音楽 - 徳家"Toya”敦
  • 照明 - 後関健太
  • 録音 - 松田寛光
  • 記録 - 藤川典良 
  • ヘアメイク - 在川洋子
  • スタイリスト - 畠山麻美
  • 助監督 - 長尾陽子
  • 配給 - ギャガ

エピソードなど

  • 作中には「卵おにぎり」が重要なシーンごとに登場。これは、もともと宮城県の震災復興の一つとして、宮城県の物産である米や海苔などをこの映画を通して世界に紹介するきっかけにできないかという思いから、この映画の企画がスタートしたため。堀江監督は、海外の映画祭や上映会の会場ではおにぎりイベントを行い、「おにぎり」をもっと広めたいという願いを込めてこの映画上映を重ねてきた。この、卵のおにぎりは映画の中では父娘の絆の象徴ともなっているが、実際に監督が子供の頃よく母が弁当などに入れてくれた「おふくろの味」だとの事。「最後の乗客」パンフレットには、この「卵おにぎり」のレシピが掲載されている。
  • エンドロールで使われた多くの写真は東日本大震災の津波で流され、瓦礫の中から見つかった写真を洗浄し復元したもの。仙台市宮城野区若林区の被災地で収集した約16万枚の写真のうち、持ち主が現れず、いまだに市役所で保管されている約5万枚の写真の一部がエンドロールに使用された。
  • ロケは、2021年11月より仙台市内荒浜地区、仙台市立荒浜小学校跡、東日本大震災慰霊之塔など6か所で行われた。

受賞・ノミネート歴

  • Montreal Independent Film Festival 2022
  • San Diego Art Film Fest 2023
  • Cannes World Film Festival 2023
  • Boden International Film Festival 2023
  • International Manhattan Film Awards 2023
  • Venice Art & Film Festival 2023
  • Nashville Independent Filmmakers Festival 2023
  • Valencia Indie Film Festival 2023
  • New York City Independent Film Festival 2023
  • New Jersey Film Festival 2023
  • Global Nonviolent Festival Best Actress 2023
  • Global Nonviolent Festival Best Feature Film 2023
  • Global Nonviolent Festival Best Director 2023
  • Global Nonviolent Festival Best Screenplay 2023
  • Global Nonviolent Festival Best Music 2023
  • Bowery Film Festival 2023
  • Boston Japanese Film Festival 2023
  • Chandler International Film Festival 2023

WEB配信

  • 2025年3月5日より各配信サイトでデジタル配信・レンタルが開始された

脚注

注釈

出典

外部リンク



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