スチール・とは? わかりやすく解説

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steel

別表記:スチール、スティール

「steel」とは、「鋼鉄」「刀」や「鋼のような」「非情にする」といった一種指した物事の状態や動作堅固であることを示すときに用いられる英語表現である。

「steel」とは・「steel」の意味

「steel」は名詞・形容詞・動詞と、様々な働きを持つ英単語である。名詞としては「鋼・鋼鉄・スチール」「(鋼の)刀・剣」「強い精神力」などの意味を持つ。形容詞としては「鋼のような」「非常に硬い」などの意味になる。動詞としては「非情にする」「研ぐ」「~に鋼を被せる」といった意味を表す。

「steel」の複数形

「steel」は一般的に不可算名詞として扱われ単数形のまま使用される。ただし、例外的に「steel」の複数形使用されることもある。その場合は「steels」という形で表現される。「steels」は主に2つの意味使用される1つ目は、種類グレード異な複数鋼材を指す場合である。例えば「We need to compare the properties of different steels to find the best one for our project.(さまざまな鋼材特性比較し最適なものを見つける必要がある)」というように使われる2つ目は、特定の製品部品使用される複数鋼材を指す場合である。例えば、「These scissors are made from high-quality steels.(これは高品質鋼材使用したハサミである)」というように使われる

「steel」のスラングとしての意味

「steel」というスラングは、一般的に勇気決意」を表す言葉である。強靭耐久性がある鋼鉄イメージから、強い意志精神力表現するために使用される。このスラングは、多く場合苦難直面したり、厳しい状況陥った際に自分自身他人を励ますために使われる例えば、スポーツ試合中選手が「私たちは勝つためにこの試合挑んでいる。私たちは強いsteel(決意)を持っている」と発言することがある動詞として使用する場合は、「steel oneself against/for/to」の形を取ることが多い。アメリカ英語の中でよく使われイギリス英語では「steel」の代わりに「mettle」という言葉がよく用いられる

「steel」の発音・読み方

「steel」は「stíːl(スティール)」と発音する最初の「s」は「無声歯茎摩擦音と言われる音である。舌先上の歯茎押し当て空気摩擦させて発音するのがポイントである。続く「t」は「無声歯茎破裂音」である。舌を上の歯茎押し当て、弾くように離すことで発音する。「ee」は「íː」の発音となる。日本語の「エ」ではなく、「イー」に近いイメージである。舌を前に伸ばして口を開け長く発音するのがコツである。また、ここには強勢置かれるので、強く発音することを意識する最後の「l」は「有声歯茎側面摩擦音」という発音で、「ダークL」とも呼ばれる。舌の側面上の歯茎押し当て空気を通すことで発音する

「steel」の活用変化一覧

動詞「steel」の活用変化は、一般的な動詞の活用に倣う。「(基本形)steel」「(過去形)steeled」「(過去分詞形)steeled」「(過去分詞形)teeling」となる。

「steel」の語源・由来

「steel」の語源は、ゲルマン語族の言語である古高ドイツ語「stahal」に遡る。これは「固い」という意味を持つ「stah」に、「-al」という接尾辞がついたものである。この単語は、今日でもドイツ語で「stahl」という形で残っており、鋼鉄を指す一般的な単語として使用されている。やがて「stahal」は英語に導入され古英語の「stēl」という単語になった中英語になると「stele」という単語変化している。「steel」という単語最初に登場したのは、14世紀英語の文章である。当時は主に剣や武器材料とを指す単語として使用されていた。その後鋼鉄様々な工業製品建築物など広く使用されるようになり、「steel」は一般社会で広く使われる単語となった

「steel」と「steal」と「iron」の違い

「steel」と「steal」と「iron」は混同されることがあるが、それぞれ異なる意味を持つ。「steal」は、盗むことを意味する。「steel」とスペル似ているうえ、発音は「stíːl(スティール)」で全く同じである。文脈即して解釈するよう、注意が必要である。「steel」と「iron」は成分製法において違いがある。「鉄鋼」という意味の「steel」に対し、「iron」は「鉄」を指す。「鉄」原子番号26を持つ元素であるFe」のことで、化学的に単体金属元素である。「鉄鋼」は「鉄」に「炭素」を添加して作られる合金のことを指すのが一般的である。また、用途に応じてクロムニッケルモリブデンなどが添加されることも多い。

「steel」を含む英熟語・英語表現

「steel」を含む英熟語英語表現には以下のようなものがある。「steel trap」は「鋭い知性持っている人」「物事をよく理解する人」という意味の表現である。「steel mill」は「製鉄所」のことである。「steel-cage match」は「の中で行われるプロレス試合」のことである。「steel wool」は「鋼線毛・鉄線毛」のことで、日本語でも「スチールウール」と呼ばれている。「steelhead」はの名前で、カワマス一種である。「steel frame」は「鋼鉄骨組み」を指す。

「stainless steel」とは


stainless steel」は「ステンレス鋼」のことである。クロムニッケルなどの合金元素添加して作られる。この合金は、非常に耐久性高く錆びにくい性質持っている。これは、空気中の酸素反応して錆びるのに対しクロム表面酸化被膜形成することで防錆効果発揮するためである。食器調理器具医療器具建築など、様々な用途利用されている。

「steel」の使い方・例文

「steel」は以下の例文のように使用することができる。

The bridge was constructed using high-quality steel.」(高品質鋼材使用して建設された。)
「They decided to steel themselves for the challenges ahead.」(彼らは今後の課題備えて覚悟を決めることにした。)
「The sword was forged from the finest steel in the land.」(その剣はこの地で最高の鋼材から鍛えられた。)
「She tried to steel herself against the bad news she was about to hear.」(彼女は聞くべき悪いニュース耐えるように自分鼓舞しようとした。)
The company produces high-strength steel for use in construction.」(その会社建設用に高強鋼材生産している。)
「He managed to steel himself and deliver the speech without faltering.」(彼は自分奮い立たせ、ためらわずスピーチを行うことができた。)

スチール【steal】

読み方:すちーる

[名](スル)《盗む・奪うの意。「スティール」とも》

野球で、盗塁すること。「二塁に—する」「ダブル—」

バスケットボールで、相手持っている球を奪うこと。


スチール【steel】

読み方:すちーる

《「スティール」とも》鋼鉄。はがね。→鋼(こう)


スチール【still】

読み方:すちーる

映画の中の一場面を表した写真宣伝用などに使う。スチール写真スチル


スチール

鋼の事。主成分にする合金指しの持つ性能(強度靭性磁性耐熱性など)を人工的に高めたもの。炭素含有が0.3%−2%以下のものの総称である。建築物では、構造体外壁建具等さまざまで使用される金属

スチール

名前 SteelSteele; Stiel; Stier; Stil

スチール

読み方:すちーる

  1. 紐育株式市場標準のことをいふ。スチール「米国」に基ゐたのである。〔相場語〕

分類 相場

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:26 UTC 版)

スチールスティール英語: stealsteelsteele etc.




「スチール」の続きの解説一覧

スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 22:40 UTC 版)

石井心咲」の記事における「スチール」の解説

ベネッセコーポレーション 人は、一生育つ。(2015年

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/26 07:22 UTC 版)

松田侑花」の記事における「スチール」の解説

阪急百貨店2008 My graduation style この項目は、ファッション係の人物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者求めています(ポータル ファッション)。

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スチール(鋼)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:17 UTC 版)

フレーム素材 (自転車)」の記事における「スチール(鋼)」の解説

主成分とした合金で、炭素を0.04パーセントから2パーセント程度加えたもの。使用目的予算などにより多種多様の鋼が用いられるが、錆びにくい鋼として知られるステンレス鋼コストが普通の鋼の5倍以上の上に加工面にも難があることから、コスト重視での選択が多い鋼のメリット阻害することからほぼ用いられない。 なお、使用目的予算などにより、クロムモリブデンニッケルマンガンなどが加えられた以下の鋼が用いられるクロムモリブデン鋼 クロムモリブデン添加されたもの。自転車フレーム代表的な素材で、「クロモリ」の略称でも知られる。SAE4130材が有名。 ニッケルクロムモリブデン鋼 ニッケルクロムモリブデン添加され三元合金溶接部分の軟化抑えられ引っ張り強度も高い。SAE8630材が有名。 マンガンモリブデン鋼 マンガンモリブデン添加されたもの。クロムモリブデン鋼に近い特性をもつ。 ハイテンション鋼高張力鋼ハイテン一般鋼材より強度上げた素材総称引張強度以外の規定はなく、低価格実用車多く使われる一般鋼材 低価格自転車用いられる。 スチールは自転車フレームとしては長い歴史を持つ素材で、実用車始めロードバイクマウンテンバイクシクロクロスBMX など、ほぼ全ての種類自転車用いられる重量の点を除けば強度振動吸収性など、自転車フレームとしては最も理想的な素材一つである。特に実用車など強度耐久性重視される車両においては様々な素材出てきた現在においても、最もポピュラー存在であり続けている。ただし、競技用フレームとしての地位軽量なカーボンフレームに完全に奪われレギュレーションで特に素材規定がある競技日本競輪など)を除き使用される事はほとんどなくなった長所 価格が低い。製造設備が簡単で済む。保守整備に高度な専門知識を必要としない振動吸収性長けている耐久性がある(プロ競技など特殊な環境除き通常の使用なら数十乗り続けられるとも言われている)。大きな損傷以外は修理できる。 短所 宿命として、錆びる(ただし海岸雨ざらし放置しない限り強度影響しない表面だけである)。比重が大きい事と錆び対策兼ね合いから重量軽減化がし辛い(但し、鋼はヤング率極めて高い(チタンの約2倍)ので、そこまで他の素材比べ重くなると言う訳では無い)。

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:10 UTC 版)

ねりお弘晃」の記事における「スチール」の解説

UR賃貸住宅 U35日本IBM IBMが、あなたに飛躍力を。- ゲーム・デベロッパー

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 15:39 UTC 版)

大津愛理」の記事における「スチール」の解説

アーバンエクストリームレディースブランド「F」 QQLIVE2007いさぎよくたしなみを。 中山会報誌

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 06:10 UTC 版)

釣り竿」の記事における「スチール」の解説

スチールを用いた釣り竿引っ張り弾性率21(ton/mm^2)と標準弾性グラファイトに近い特性があるが、引っ張り強度40(kg/mm^2)と弱く、非常に重いため現在ではほぼ用いられなくなっている。

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スチール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/28 02:41 UTC 版)

リム (楽器)」の記事における「スチール」の解説

鉄製メッキ施してある。やわらかい材質のため、音質ソフトになる。

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