サンクチュアリ・黄泉比良坂とは? わかりやすく解説

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サンクチュアリ・黄泉比良坂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 11:16 UTC 版)

神域のカンピオーネス」の記事における「サンクチュアリ・黄泉比良坂」の解説

伊弉冉命いざなみのみこと日本神話女神天の神々からの命令で、海にただよう脂じみたものを夫の伊弉諾命と共に神具天之逆鉾》でかきまわし日本列島形作った語られる国生みの母。土地作り終えると次に子作りしてせっせと神様増やしていくが、火の神《火之迦具土》を生むのとひきかえ命を落とし地底にある黄泉国食物を口にしたことで穢れ受けて死の国女王となった生前黒髪黒目薄幸そうな細面肢体ほっそりとした柳腰で、ひどく華奢だが、逆にそこが婀娜っぽいような容姿をしていたが、死後ところどころ肉が腐り落ちて白骨むき出しになり、五体には無数の蛆虫這いまわり、全身から黒い火花放つ黄泉津大神としての能力で、誕生言霊謡うことで地中から呼び出した黄泉醜女》や《黄泉軍勢》といった屍鬼軍勢使役し冥界瘴気発生させて周囲生物殺し草木枯れさせ、大地乾かし腐らせて『穢れた土地』へ変え呪詛穢れ言霊聴覚より内側入りこませ、活力や命をまたたく間食い尽くす。さらに、全身黄泉国生んだ八雷神という8の子供たちを宿し、彼らを8筋の黒き雷光として放つことで攻撃するまた、黄泉女王として亡者対す支配権有し生前人界では突出した術者だったとしても、亡霊になった状態ではイザナミの命に逆らうことはできない白鳥変化し空を飛ぶともできる。しかし、「日本国の母」でしかないため戦いにはあまり慣れておらず、たいした武器持っていないのが弱点で、例として八雷神雷撃はヴォバンの《疾風怒濤》に比べればはるかに格下加えて、《死の女神、負の存在》なので、命の源である太陽霊気きわめて脆弱である。なお、黄泉国から葦原中つ国戻った際に膿み腐れた体は生前のものへと治癒しており、身にまとう衣も、襤褸切れから筒袖の青い『袍』と黒の『裳』へと変わっている黄泉国から逃げ帰るイザナギ追っていた時、アテナからの援護受けて葦原中つ国帰還屍鬼軍勢放って神域瞬く間に滅ぼすと、イザナギの民を根絶やしするべく無数の《空間歪曲》を発生させ日本侵攻、自らは大坂城拠点として関西地方黄泉醜女黄泉軍勢溢れえらせる不慣れな戦闘於奈に追い詰められところをアテナ助けられて、彼らが撤退している間に城内大量屍鬼生み出す。だが、再戦軍勢於奈に一撃焼滅されたため、八岐大蛇生け贄にして息子建速須佐之男命》を《同盟神》として召喚焼け野原となった大阪城公園地中に《天之逆鉾》の力で隠れ奈良亡霊軍団始末しようとしたが芙実花に妨害され居場所特定した於奈に《金鵄大祓》で焼き払われる。命を落とす直前息子権能保護されたが、の策で息子切り札『千の劔』を浴びて死亡する黄泉醜女よもつしこめイザナミ仕え存在であり、ゾンビ日本神話バージョンと言える鬼女体つき女人だが、身の丈3メートル、唇は大きく裂けぼさぼさ乱れた長いざんばら髪、牙も爪も鋭く獰猛きわまりない。肌は死体さながら白く鼻を刺す腐臭全身から立ちのぼる。またたく間千里駆けるとされており、動き稲妻のように俊敏肉食性黄泉軍勢(よもついくさ) イザナミ仕え和製ゾンビ八雷神にひきいられる腐乱した凶猛死者軍勢怪物の中では珍しく車両突撃銃火器でも殺せるが、通常の銃弾では急所にあたる頭部心臓一撃を受けなければ倒れない。数が非常に多く、1箇所につき黄泉醜女が1割に対し黄泉軍勢は9割も出現する伊弉諾命いざなぎのみこと日本神話で、妹であり妻であるイザナミと共に国土誕生させた国生み父神。《千引巌》を1人で動かす剛力を持つ強壮な神で、魔除け髪飾り所有する古代シュメールタンムズ北欧神話ヘルモーズギリシア神話詩人オルフェウス英雄ヘラクレスなどと同じ「冥府下り」を行った神であり、死した妻を求めて黄泉の国降りるが、待ちきれずに約束破って彼女の腐敗し穢れた姿を見てしまい、開きなおって怒ったあとでかつての妻を置き去りにして逃げ出し1500体の黄泉軍勢追われながら葦原中つ国帰りつくと道返之石でイザナミ黄泉の国閉じ込め即座に川で身を清めるという逸話を持つため、アテナには「不実にして身勝手なる夫」と評される。 サンクチュアリ・黄泉比良坂にて再現され神話一節で、イザナミから逃走し千引巌》によって冥府地上永遠に隔てようとしていたが、地球から侵入してきたアテナ投じた黄金貫かれ命を落とす建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと日本神話でも最高の大英雄神。黄泉の国から帰還したイザナギが禊を行なった際、その鼻から生まれたとされる三貴子末子とんでもないマザコンで、亡きイザナミ求めて全身全霊懸けて号泣、これによって山の草木枯れ果て、海も川も涸れ悪しき神々世にあふれるという禍いを起こしたと言われている、途方もなく傍迷惑問題児であった狼藉三昧のために高天原追放されるが、地上さすらう日々の中で成長親切心から八岐大蛇戦って勝利し大蛇の屍から見つけた神刀を姉に捧げた後は、出雲国治める王になったとされる黒髪美豆良の形に、動きすいよう手首と膝の下を紐で絞った貫頭衣を身につけて、腰には倭文布の帯を巻き勾玉の首飾りをさげるという古墳時代貴人装いをした屈強な青年。顔の造り自体端正だが、粗暴さと精悍さがはっきりと表れている。 荒っぽい逸話が多いが、単なる猪突猛進闘士というわけではなく、だまし討ちもできる策士である。大蛇の尾から得た神刀天叢雲劍》を疾風そのもの速さ振るい神刀宿る数々霊験使いこなす闘気激し突風として放出し周囲の敵を十数メートル吹き飛ばすともできるまた、八岐大蛇との戦いで奇稲田姫》を『』に変化させた伝説から、大切な誰か変え身につけることで守護する権能を持つ。さらに、姉の天照大神反旗を翻したときに、城塞代わりとして一千の剱を大地突き立てたという古事記日本書紀には記されない異聞元に一千振りもの刀剣を宙に浮かせのように降らせる『千の剱』という切り札がある。ただし、この切り札魔力をしぼり出さなければ発動できず、剣を御するために全精力傾けるので咄嗟に中断することも難しい。 大阪における2度目戦いで八岐大蛇生け贄としてイザナミの《同盟神》として地上召喚されるだまし討ちすぐれた剣技戦いイザナミ先に倒そうとした於奈から母を救うことで相手思惑覆す。《翼の契約》で魔力大きく消耗した八岐大蛇の術と切り札によって追い詰めたが、策略に嵌り母を変化させたを自らの術で砕いて殺してしまう。動揺して術を止めた隙に反射された自らの“光の刃”で重傷負い、それでも復讐のために立ち向かうが、彼が第4の権能を得ることを危惧するアポロン光の矢によって頸を背後からつらぬかれ死亡する。 なお、《ユニバース235》にも別の速須佐之男命という元・まつろわぬ神存在するが、こちらの建速須佐之男命とは違って日本呪術界を統括する正史編纂委員会』に影響力を及ぼす《古老》の一柱として、同胞の《玻璃の媛君》や《黒衣の僧正と共にカンピオーネである草薙護堂に対して協力的である。また、容姿青年ではなく老人である。 八岐大蛇やまたのおろち日本国八頭八尾蛇神日本神話でも最高クラスメジャーな怪物全長は4、50メートルとまさに『怪獣』と呼べ巨大さで、16個の目はホオズキのように紅く輝く。女神クシナダヒメ生贄求めて彼女の住む苦しめていたが、地上さまようスサノオに酒で酔わされ、寝込み襲われるというだまし討ち退治された。 《火》と《》に深い関わりを持つ神霊。火に対す強力な耐性があるので火焰による攻撃決定打になり得ず、口からは8筋の火焰放射を1キロメートル近く飛ばすことができる。さらに黒い砂鉄西風乗せて飛ばし砂鉄同士磁力引き合わせ、その重みで敵を拘束するともできるまた、巨体の割に意外なほどすばやく長い尾を振るい剣のごとき斬撃放つアテナの力で目覚めさせられイザナミ助太刀として大川現れるアテナ結界で《翼の加護》を失った於奈に重傷を負わせ、一行撤退追い込んだ再戦では巻きついていた大阪城天守閣ごと於奈の紅蓮の焰焼かれ護法童子や鬼の武器で傷つけられるが、死亡する前にスサノオ顕現させる生け贄としての役割果たした

※この「サンクチュアリ・黄泉比良坂」の解説は、「神域のカンピオーネス」の解説の一部です。
「サンクチュアリ・黄泉比良坂」を含む「神域のカンピオーネス」の記事については、「神域のカンピオーネス」の概要を参照ください。

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