『『袖付き』の機付長は詩詠う』の登場人物
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「機動戦士ガンダムUC」の記事における「『『袖付き』の機付長は詩詠う』の登場人物」の解説
マヌエラ 第1話、第4話、第9話に登場。レウルーラに乗艦するネオ・ジオンの年配女性整備兵。フロンタル親衛隊であるセルジ少尉のギラ・ズールの機付長を担当する。セルジ少尉が戦死した後に彼の遺品の整理をおこなう。 ジオン国防大学出身で一年戦争開戦前からザクの開発に関わっていた技術者である。ミゼンという研究者を夫に持っていたが一年戦争時にペキンの地方大学に在住していた際にジオン軍の襲撃を受けて死亡。夫を殺害したのはマヌエラ自身が整備を行ったザク部隊であった。 ネオ・ジオングの整備にも関わるが、パラオにて同機の調整後に整備兵を引退。かつて夫と暮らしていたグラナダのアパートへ帰宅する。 ジェトロ 第2話、第9話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMS整備兵。ザミュ、テルス両名のドライセンの機付長を担当する。テルス大尉の夫。 元々は整備兵ではなく、ネオ・ジオンの強化人間関連の技術者であり、8年前にテルスの強化に失敗。彼女の記憶の改ざんを行わざる得なくなった贖罪から彼女の夫になり、機付長として付き添うこととなる。元々畑違いのためか、整備がまともにできるのはテルスの強化実験の際に使用していたドライセンだけである。 ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃に巻き込まれるが、生還。その後もパラオにて新米パイロットの訓練を補佐する。 ザミュ・サミュ 第2話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMSベテランパイロット。階級は大尉。乗機はドライセン。ドライセンに対してかなりの愛着を持っており、本来大気圏内用の装備であるトライ・ブレードをオプションとして装備。宇宙空間における戦闘で使いこなし、模擬戦でテルスを倒している。 ジェトロ、テルスとは8年近く前からの知り合いであり、ジェトロのテルス強化失敗の件にその場に居合わせている。テルスが元々ジェトロへの好意を持っていた事を知っているが、あえてジェトロにその真実を明かしていない。 模擬戦の直後、ガランシェールに配備されるはずのビーム・ガトリングガンが反対側の14番ゲートに運ばれた事を不審に思い、ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃の際、あえてテルスと分かれて別方向から発進。ユニコーンガンダムに出会わないよう祈りつつ愛機で迎撃に出る。アニメ版においてパラオより脱出するバナージのユニコーンガンダムと真っ先に交戦し、撃破され戦死。第4話においてジェトロ、テルスの住まいに破損した彼のヘルメットが置かれているのが確認できる。 『ラスト・サン』ではビランチャと共にパラオ宙域で暴れていたはぐれ残党の機体と交戦。彼ら相手に慣れないギラ・ズールで応戦するバトを援護する。自身が撃破したドライセンのパイロットについては「ジオン愛が深くていい奴等」と報告している。 また、1人でいる事が多いルガーをパーティーに誘おうとするなど、年長者としての心配りが多く見受けられる。 テルス 第2話、第9話に登場。小惑星パラオに駐屯するネオ・ジオンMS女性パイロット。階級は大尉。乗機はドライセン。ジェトロの妻。 ギルボア・サント一家と家族ぐるみで付き合いがあり、料理を習いにいっているが味はよくないらしく、食したジェトロがまずさに悶絶するレベルである。 8年前にジェトロが関わっている強化人間の計画に参加し、失敗して廃人になりかけた過去を持つ。自我を安定させる為に別人格としての刷り込みが行われ、その後ジェトロに対して懐いた為、今の関係にある。しかし、実は元々ジェトロに好意を持っていたらしく、強化処置を志望したのはジェトロの為である。 ネェル・アーガマ隊のパラオ襲撃に巻き込まれ、愛機で迎撃に出る。生還を果たすが精神の問題からパイロットを続けるのが難しくなり、パラオの自宅で療養している。 アヴリル・ゼック 第3話より登場。ネオ・ジオンのMSパイロット。階級は中尉。搭乗機はゼー・ズール。地上のジオン残党軍であるヨンム・カークスの部隊に増援として派遣される。 苛烈かつプライドの高い性格で、当初はカークス隊の下士官らに高圧的な態度を取る。パラオでの水中戦シミュレーション訓練の成績は優秀であるが、ダカール襲撃時に迎撃に現れた水中型ガンダムとアクア・ジムの部隊との戦闘では、シミュレーションと実際の水中の違いに苦戦を強いられる。しかし、僚機のテッセラからのアドバイスによって撃破に成功。カークス隊の隊員とも打ち解ける。 その後、他のジオン残党軍部隊と共にトリントン基地襲撃に参加。アニメ版では基地内への攻撃中に迎撃に出撃してきたバイアラン・カスタム1号機と交戦。中破したゾゴッグからヒートサーベルを借用し接近戦を挑むが、逆に乗機の両腕をビームサーベルで両断されて戦闘不能に追い込まれる。同作品第3話の冒頭及び『星月の欠片』第3話の冒頭でも交戦する姿が描かれている。 クイントの支援でトリントンより離脱後、カークス隊の秘密基地に帰還するが、同基地が海賊の襲撃を受け、修復されたゼー・ズールで迎撃戦を行う。その際、皮肉にも自身をトリントンで撃退したドナ・スターのバイアラン・カスタムと共闘することになる。その後、海賊達を基地もろともを爆破する作戦を成功させ、脱出していた仲間たちと合流を遂げる。 テッセラ・マッセラ 第3話より登場。ジオン残党軍のカークス隊に所属するMSパイロット。階級は中尉。 当初は隻腕のズゴックEに搭乗していたが、アヴリルらが補給物資として届けたゼー・ズールに乗り換える。 冷静な性格でアヴリルから暴言同然の言葉を受けても表情を崩さないが、彼の身を案じる優しさも垣間見せる。また、相手を「○○殿」と呼ぶ癖を持つ。 アヴリルとコンビを組んで戦闘に参加。ゼー・ズールに乗り換えての初の戦闘になるダカール襲撃では初めての水中においての戦闘に苦戦するアヴリルに的確なアドバイスを与えつつ、連携プレーで連邦軍の水中MS部隊を次々に撃破し、作戦を成功させる。 その後、他のジオン残党軍部隊と共にトリントン基地襲撃に参加。アニメ版では基地内への攻撃中に迎撃に出撃してきたバイアラン・カスタム1号機と交戦。アヴリル機が大破した直後にビーム・マシンガンによる砲撃を行うが、自由に飛翔できるバイアランには全く命中せず、アイアン・ネイルによる近接戦を敢行するも逆に高速での体当たりを受けて基地施設に乗機を叩きつけられ戦闘不能になる。しかし、クイントの支援により腕を負傷しながらも生還。カークス隊の秘密基地へと帰還するが、後に同基地が海賊の襲撃を受け、隻腕のズゴックEでアヴリルらと共に迎撃戦を行う。基地爆破後には友軍と共に無事脱出している。 ペンプティ・ラス 第3話より登場。21歳。ネオ・ジオンのMS整備兵。階級は曹長。アヴリルらと共に地上のジオン残党軍であるヨンム・カークスの部隊に増援として派遣され、補給として届けられた新型機である2機のゼー・ズールの機付長を担当する。 カークス隊の旧ジオン軍水中MS群を見てはしゃぐなど呑気な言動が目立つが、一方で片腕を酷使する癖を持っていたテッセラに合わせて即調整を合わせるなど、整備兵としては非凡な才能を持つ。また、言動が過激なアヴリルのフォローも務めており、シンコからは同情される。 カークス隊の秘密基地に駐在していたが海賊の襲撃を受け、クイントの策を実行する為にMSの整備や潜水艦への物資積載、基地への爆薬設置などを担当する。基地爆破後には友軍と共に潜水艦で脱出している。 ミゼン 第4話に登場。ジオン出身の生物学研究員でマヌエラの夫。妻の仕事には理解を示していたが、所属していたグラナダの研究所が軍事方面へシフトした為、研究を続けるためにマヌエラと別居して地球へ降りる。一年戦争開戦時には北京の研究所に在籍しているが、ジオン軍の第三次降下作戦による攻撃に巻き込まれ死亡。彼を死に追いやったザク部隊は、皮肉にもマヌエラが調整したものであった。 シンコ 第5話より登場。袖付きのガランシェール隊に属する整備兵でトムラの部下。過積載でクレーンを倒しかけるなど、雑な面があるが整備の腕は決して悪くなく、トムラから信頼されているようである。クレーンを倒しかけた一件でクイントからは手厳しい評価を受けるが、その後の会話では武装を「お守り」と表現する感性を「粋だな」と評されている。ガランシェールに配備されているギラ・ズールの機付長であり、アニメ版においてガルダへの奇襲の際、スキウレ砲などの重装備をギラ・ズールに施したのは彼である。 ガランシェール隊がネェル・アーガマと合流して以降は連邦軍の機体整備を担当しており、最終話でビランチャ中尉が救助したリゼルは彼が整備したものである。 クイント 第5話より登場。ジオン残党軍、カークス隊に所属する女性士官。階級は中尉。ガランシェール隊への物資輸送を担当する。ザク・デザートタイプを操縦するが、8年前の第一次ネオ・ジオン抗争時に戦傷を負い、もはや簡単な操縦程度しかできずMSパイロット生命はほとんど断たれていると語る。しかし、トリントン基地襲撃後には出撃しており、アヴリルら残存部隊を回収した事が示唆されている。その後、カークス隊基地へ帰還するが、同基地が海賊に襲撃された為、迎撃の指揮を取る事になる。迎撃戦ではトリントン基地のバイアラン・カスタムを利用したり、海賊内に間者を仕込むなど策士としての一面を見せ、自機でも多数の敵機を撃破する活躍を見せる。最終的に海賊達を基地もろとも爆破する作戦を成功に導き、友軍と共に潜水艦で脱出する。 ゼクスト・アーデ 第6話より登場。パラオに駐在するフル・フロンタル親衛隊に所属するMSパイロット。階級は少尉。上司のアンジェロに強い忠誠心を持っており、彼自身もアンジェロから「似たものを感じる」と評され、信頼されている。アンジェロよりローゼン・ズールの最終調整を任され、スポッターと共にその任務をこなす。そのさなかでメシカの起こしたクラーケ・ズール強奪未遂に対応するため、ローゼン・ズールで訓練と称して出撃、強盗団を殲滅する。 生真面目な性格のためスポッターの言動には多少の不満を抱くが、メシカの一件で彼の軟派な態度の影に隠された真意に気付き、打ち解ける。 アニメ版でのネェル・アーガマとの最終決戦ではヤクト・ドーガを操縦して出撃。無事生き延びたとされる。 スポッター・シス 第6話より登場。階級は少尉。29歳。パラオに駐在するネオ・ジオン、フル・フロンタル親衛隊に所属するMS整備兵。アンジェロよりローゼン・ズールの最終調整をゼクストと共に任され、機付長を担当する。軟派な性格でテンガロンハットやネックレスなどのアクセサリーをつけるなど整備仕事でも容姿に気を使う。一方で、取り除くように言われていたローゼン・ズールのサイコミュ運用データを消去せずゼクストのギラ・ズールに反映したり、ゼクストの生真面目な性格を利用して訓練という名目でローゼン・ズールを出撃させるなど、気が効く面もある。過去にMSの操縦経験もあり、MSの強奪をたくらむ整備士見習いのメシカの恫喝によってやむなくクラーケ・ズールの操縦を行うことになる。彼女に銃を突きつけられながらも怒りの表情を見せることは無く、彼女の謝罪を受けた際には笑って許す器の広さも見せている。 第一次ネオ・ジオン抗争より整備士をしており、マシュマー・セロのハンマ・ハンマの整備を担当していたことが示唆されている。 その後、マヌエラ、ジューリらと共にネオ・ジオングの整備に尽力する。 メシカ 第6話に登場。ネオ・ジオンの女性整備士見習い。パラオの住民で家族を養うためにMS整備員の仕事に就いたとされるが、実際は家族を養う金銭に困っていたところを強盗団にそそのかされ、MSの強奪を手伝うために潜り込む。スポッターを拳銃で恫喝し、駐機していたクラーケ・ズールをスポッターに操縦させて強奪するも、MSで武装していた強盗団が機体の譲渡後に自分たちを抹殺する気でいることをスポッターに諭され、狼狽。後に駆け付けたゼクストとスポッターの活躍によって強盗団は始末され、強奪騒ぎも訓練であったことに隠蔽された後、彼女は整備兵として引き続き登用される。 ビランチャ・ベーア 最終話に登場。パラオに駐在するネオ・ジオンのベテランMSパイロット。階級は中尉。愛機はシュツルム・ガルス。パラオでは新兵訓練を主に担当しており、その豪快な性格と操縦から新人らを驚かせている。ジェトロ、テルス、ザミュらも戦闘訓練において世話になっていることが語られている。 ネェル・アーガマとの最終決戦にも出撃。アニメ版においてシュツルム・ガルスで出撃して僚機と共にネェル・アーガマに取りつき、ジェガン1機とネェル・アーガマ側についていたギラ・ズールを格闘戦にて行動不能に追い込むとカタパルトハッチを破壊して内部に侵入し、破壊工作を行おうとするが、直後にコンロイの駆るジェガンと戦闘になり、そのさなかにバナージがユニコーンガンダムより射出したブースターの直撃を受けて吹き飛ばされてしまう。 ブースターによる一撃で失神し、気が付いた時には戦場を離れてしまっており、内蔵式の長距離推進装置が皆無であるシュツルム・ガルスでは帰還することもできなくなってしまう。ちょうど漂流していたネェル・アーガマ所属のリゼルを見つけ、自らのことも顧みず、近くにあった自機を吹き飛ばしたブースターのパーツを利用して救助する。その後、自身は漂流を続けていたが、我慢できずに救助に駆け付けたジューリおよびレッダーによって救助され、生還を果たす。 『ラスト・サン』では、宇宙世紀0096年1月1日にザミュと共にパラオ宙域で活動している。親衛隊のバト・パンセリノスは彼の教え子で、慣れないギラ・ズールで四苦八苦していた彼からは若干怖がられている。 ジューリ 最終話に登場。パラオに駐在するネオ・ジオンの女性MS整備兵。整備作業時には常にゴーグルのようなものを身につけているのが特徴。ビランチャのシュツルム・ガルスの機付長を担当し、ネオ・ジオングの整備も担当する。常に完璧な整備を行うことからビランチャから絶大な信頼を得ており、自身もビランチャを慕っている。ネェル・アーガマとの決戦前に推進器を外装に頼るシュツルム・ガルスの特性からビランチャが戻ってこなくなることを恐れ、機体が不調であると嘘をつき出撃を取りやめさせようとする。結局、意図を見破られ、必ず帰還するとのビランチャの言葉を聞いて渋々送り出す。その後、ビランチャの機体が戦場から弾き飛ばされて帰還不能になると我慢できずにズサ・ブースターに搭乗して出撃。漂流するビランチャ機を発見し救助する。 レッダー 最終話に登場。ネオ・ジオンの新米MSパイロット。階級は少尉。パイロットを降りたテルスのドライセンに搭乗する。パラオにてビランチャよりMS操縦の訓練を受けるが、その過激な方法に翻弄される。最終決戦時にはビランチャ救出に向かったジューリのズサ・ブースターに随伴、二人の再会を見届けている。
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