鷹の祭典
鷹の祭典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:28 UTC 版)
「福岡ソフトバンクホークス」の記事における「鷹の祭典」の解説
2004年から、夏休み中のホームゲームで「鷹の祭典」と銘打ったサマーユニフォームを着用したイベントを行っている。このイベントの目玉は入場者全員へのレプリカユニフォームのプレゼントで、ほかにもファン参加型のイベントや市内での大規模なプロモーションが行われる。 ただしレプリカユニフォームの配布に関して問題点も発生している。当初ビジター応援席の観客がユニフォームを受け取ることができるのは球場から帰る時となっており、試合中ビジター席に持ち込めないようにしていた。にもかかわらず、2014年にヤフオクドームで行われた鷹の祭典で、他席種を購入できなかったホークスファンがユニフォーム欲しさにビジター応援席を購入し、ビジター席に座ったため、本来ビジター席を購入すべきビジターチームのファンがチケットを買えない問題が発生したとされる。また、その苦情に対応したTwitter公式アカウントが「ビジター席の廃止も検討」 と発言したことが誤解を招き、後に謝罪した。 この発言は「ビジターエリアの幅を事前ではなく、自由席として発売した後の状況に応じて決める」という意味で言ったものだった。 結局、翌2015年からは鷹の祭典以外の試合も含めて、ホークスグッズの入場者全員プレゼントはビジター応援席のみ配布対象外となった。ただし、試合によっては代わりにビジターチームのグッズを配布することもある。 2004年は「白の奇跡」と題しホーム用のユニフォームがプレゼントされた。 2005年は「ブラックホーク降臨!」と題し、ビジター用ユニフォームを着用して試合をおこなった。これに合わせて、ビジター用のユニフォームがプレゼントされた。 2006年には3連戦でのイベント開催となり、ホークスは3日間限定の「第三のユニフォーム」を着用して試合を行う。来場者へのユニフォームプレゼントは3日目に行われた。2006年のキャッチフレーズは「BIG YELLOW DREAM」で、ユニフォームは黄色を地色に両腕に黒を配したもの。また、帽子のつばも黄色にした。 2007年も前年同様3連戦で開催した。キャッチフレーズは「モエルゼ ナツ! ストロングホークス」で、第三のユニフォームは銀色を地色に両腕が黄色となっている。また、左胸に帽子のShのロゴが用いられた。 2008年も前年同様3連戦で開催した。キャッチフレーズは「WE=HAWKS」で、第三のユニフォームはホームユニフォームのレボリューションイエローとホワイトを反転させたものとなっている。前年までは3日目のみであった入場者全員へのユニフォームプレゼントは3日間とも行なわれた他、3日目のみスティックバルーンのプレゼントも行なわれた。また3日目に行なわれたルーフオープンショーではドームの屋根が開くと「WE=HAWKS」の文字が浮かびあがったシーホークホテルが見えるという大掛かりなパフォーマンスも行なわれた。 2009年から3年間は、第三のユニフォームはこれまでの黄色を基調としたものではなく応援歌・「いざゆけ若鷹軍団」の歌詞にちなんだ色を基礎としている。2009年も前年同様3連戦で開催した。キャッチフレーズは「カツ!ナツ!」で、第三のユニフォームは「玄界灘」(1番)にちなみ紺を基調とした「玄界灘ブルー」に「鷹の爪跡、玄界灘の荒波」をイメージした白のラインが入ったものとなった。前年同様3日間ユニフォームのプレゼントが行われた。最終日はルーフオープンショーでドームの屋根が開くと、今年のホークスのキャッチフレーズである「フリキレ!!」の文字がシーホークホテルに現れた(2日目も勝利はしたが、天候不良によりドームの屋根は開かなかった。この日は平成21年7月中国・九州北部豪雨により山口県で大きな被害に見舞われた。)。 2010年のキャッチフレーズは「燃えんといかんばい!!」。第三のユニフォームは「火」(2番)にちなみ燃える赤「勝どきレッド」を下地にして通常のユニフォームのデザインはそのままにしたものとなった。対戦相手は埼玉西武ライオンズ。 2011年のキャッチフレーズは「翔ぶんダ!2011」。第三のユニフォームは「チャンピオンフラッグ」(3番)にちなみ前年に獲得したリーグチャンピオンフラッグの水色(ペナントも同色、ただし年度によって優勝ペナントの色は異なる)を基調とした「チャンピオンブルー」(通常デザインユニホームの地色を水色にしたもの)を使用した。祭典本番を前にした7月1日の対オリックス戦(京セラドーム大阪)で初着用。以降ビジターの試合でも着用する。7月18日から20日の試合は、前年と同じ埼玉西武ライオンズであった。 2012年のテーマカラーは「VVグリーン」。旧・南海ホークス時代のユニフォームを彷彿とさせる明るいグリーンを基調としたデザイン(通常デザインユニホームの地色をグリーンにしたもの、帽子やパンツも鮮やかなグリーンの入ったデザインになる。)で、7月2日に東京ドームでソフトバンクが主催する西武戦(ヤフードーム以外での開催は初となる)と、ヤフードームで行われる15日のロッテ戦、16日 - 18日のオリックス戦など公式戦15試合(ビジターも含む)で着用し、ペナントレース終盤のホーム数試合においても使用された。なお、7月18日のゲームでは緑のサイリウムが来場者に配布された(しかし、同日に一部の者が祭典で配布されたサイリウムを花火終了後にスタンドへ投げ込む事件が発生、ソフトバンクホークス側が公式Twitterで苦言を呈すると共に謝罪する事態となった)。 2013年のキャッチフレーズは「超!ガッツメラメラ」。色は「ガッツパープル」。深い青紫色を基調としたデザイン(通常デザインユニホームの地色を紫色にしたもの、帽子やパンツにも紫色の入ったデザインになる)であり、発表会には今年のキャッチフレーズである「超!ガッツメラメラ」にちなんで、元ボクシング世界王者のガッツ石松も駆けつけた。 2014年のテーマカラーは「勝ちどきレッド2014」。2010年に着用した「勝ちどきレッド」のイメージそのままに勝鬨をあげつつ、「ホークス選手」と「ホークスファン」が一体となって戦い、突き進むテーマカラーとして採用。2010年の「勝ちどきレッド」より鮮やかなものとなり、前回(2010年)達成出来なかった「日本一」への強い思いをロゴカラーの「チャンピオンゴールド」(「SoftBank HAWKS」のロゴ・帽子の「Sh」のロゴ・背番号・背ネームがゴールド)に託し、帽子やパンツにも赤色の入ったデザインで、7月1日(東京ドーム)・7月21日(北九州市民球場)、22日・23日(ヤフオクドーム)のロッテ戦、7月25日 - 27日のオリックス戦(ヤフオクドーム)のほか、福岡ソフトバンクホークス10年目突入を記念して8月18日の西武戦を「鷹の祭典 in 大阪」と銘打ち京セラドーム大阪で行う。また、「鷹の祭典 in 大阪」ではユニフォーム右袖のワッペンを「大阪ワッペン」の特別バージョンに変更。なお左袖「キューサイ」のスポンサーロゴは通常の「緑地に白文字」から「白地に緑文字」に仕様変更されている。当初は上記の8月18日の試合で「カチドキレッド2014」は終了にする予定だったが、この試合で着用した試合で6勝2敗と好成績、特にヤフオクドームでは5連勝を達成し、リーグ優勝に弾みがつくということから、9月中に予定されるホークス主管13試合を対象に再びアンコール着用することが決まった(ただし、優勝を決めた10月2日の対オリックス戦と、以後のポストシーズンは通常仕様のものを着用したため、カチドキレッドでの優勝は成らなかった)。 この年は子供達の招待事業「スポーツキッズプロジェクト」で協働関係にあるJリーグ・サガン鳥栖とのコラボレーションを実施。鳥栖は7月23日に行われた川崎戦で選手がカチドキレッドを使用したスペシャルユニフォームを着用、入場者全員にカチドキレッドのコラボユニフォーム(前開きの野球ユニフォームに準じたもの)を配布した。同様の企画は2015年・2016年も実施している。 2015年は福岡、東京、大阪、北九州の4会場・8試合で実施する予定だったが、7月20日の北九州でのロッテ戦が、試合開始直前に振った集中豪雨によるグラウンドコンディション不良 のため中止となり、この段階では3会場・7試合となった(北九州での代替開催日は未定)。本年度のテーマは「アッチッチ!熱男(あつお)」で、特別ユニフォームは、「熱男レボリューションイエロー」と名付けた。このユニフォームも本来であれば7月26日のオリックス戦で終了予定だったが、やはり特別仕様のユニフォームで勝ち越し(6勝1敗・中止1)となった ことから、前年に続きリーグ優勝に弾みがつくとして、9月4日から20日に予定されている主管7試合でアンコール着用されることが決まり、今回の終盤戦のアンコール着用のテーマは「全員!熱男!」とすることも決めた。しかし、「リーグ優勝がかかった場合(マジック2以下で優勝の可能性がある場合)は、通常の白ユニフォームを着用する」という取り決めがあり、9月17日のリーグ優勝決定試合だった西武戦はその白のユニフォームに変更され、「熱男」ユニフォームでの胴上げはならなかった。 2016年は東京、福岡、北九州、大阪の4会場・8試合で実施。特別ユニフォームは「チャンピオンブルー2016」と名付けた2015年日本シリーズ優勝ペナントをイメージしたカラーリング。 2017年は「ワッショイ! ワンダホー!」をテーマに、7月17日から7月23日の福岡県内で行われる主催6試合(ヤフオク5、北九州1)に加え、いずれも北海道日本ハムを相手とした月曜ナイターとして施行される東京ドーム(7月31日)、京セラドーム大阪(8月14日)の合計8試合 で行われ、6勝2敗であった。今回のサマーユニフォームは、「1(ワン)ダホー!ストライプ2017」をテーマに、ホームゲーム用に使用する白をベースとしたものに、2010・14年に着用した「カチドキレッド」の縦じまをあしらったものを採用し、「Hawksの伝統を受け継ぎ、日本一へ続く道」をアピールしている。なお「鷹の祭典」自体は7月17日からであるが、前半戦最終のホームゲームである7月4・5日のオリックス戦と11・12日の東北楽天戦でお披露目を兼ねて着用が行われている このユニフォームも、終盤戦の9月13・14日のオリックス戦、23-25日の楽天戦でも終盤戦キャンペーンの一環としてアンコール着用 されるが、「リーグ優勝が決定するか、リーグ優勝がビジター球場であり、その後の表彰式がホームゲームで行われる場合」は特例で通常のホームゲーム用ユニフォームを着用する取り決めがあり、同9月23日の試合は、リーグ優勝の表彰式の都合上、通常ユニフォームで試合を行った。 2018年は東京、福岡、北九州、大阪の4会場・10試合で実施。特別ユニフォームは「もう1頂!ゴールデンストライプ2018」としてチームスローガン「もう1頂!」に因み白地に「1」を連続させたゴールドのストライプをあしらったカラーリングとした。 2019年は9試合で、水色を基調とした「鷹の祭典2019ユニフォーム」を着用。 2020年は8試合で、黄色を基調とした「鷹の祭典2020専用ユニフォーム」を着用。 2021年度は7月9-14日に福岡PayPayドームで行われる6試合をはじめ、変則2連戦となった6月28・30日(28日:京セラドーム大阪、30日:北九州)、さらに8月31日の宮崎の地方開催3試合合わせた9試合で行い、「鷹く!レッド」をテーマに、ホークスの勝負テーマカラーである「カチドキレッド」を下地に、「ファンとチームが一つになる」という意味を込め、日本一5連覇へ向けて一致団結し「鷹く!=高く」という志をもって戦うホークスの熱い気持ち、そして縁取りのネービーブルーには、エッセンシャルワーカーに対する感謝の気持ちにこたえるという意味合いを込めた。 2022年度は7月8-14日に福岡PayPayドームで行われる6試合をはじめ、6月27日の東京ドーム(2019年以来3年ぶり開催)、7月20日の北九州、8月29日の京セラドーム大阪の地方開催3試合を合わせた9試合で実施し、「もっと!もっと!もっと!ホワイト☆」というテーマで、原点回帰のホワイトカラーを下地として、頂点までの道のりを示す縦じまのストライプを施し、また胸元のロゴマークとアンダーシャツにソフトバンクホークスとなってからのチームカラー「レボリューションイエロー」を採用したものを着用する また、この「鷹の祭典」の開催期間中には、福岡ドームで行われる特定の1試合を対象として、「クラブホークススペシャルデー」と題した、球団公式ファンクラブ「クラブホークス」会員向けの特別企画が行われ、当日の始球式・花束贈呈などのグラウンド内での各種セレモニーへの抽選招待や、会員向けグッズプレゼントなどの特典が与えられる
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