運用・車種
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LVS-97は1997年から2004年にかけて50両が製造され、サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク市電)を始めとするロシア連邦の各都市に導入された。製造過程で座席や窓の配置を始めとした設計変更が行われ、特に2000年以降に製造された車両は前面デザインが変わりグラスファイバーが用いられるようになった他、2001年からは乗降扉の形状や先頭車体の扉配置も変更された。これらの車両は電気機器や車体形状の違いにより、以下の形式に分類される。 LVS-97K(ЛВС-97К、71-147) - LVS-97における基本形式。1997年から2002年までに41両が製造された。主電動機には直流電動機、制御装置には抵抗制御方式が導入された。 LVS-97M(ЛВС-97М、71-147)、 - 1998年に2両が製造された試作形式で、電機子チョッパ制御方式(IGBT素子)が用いられた。うちヴィテプスク(ヴィテプスク市電)に導入された1両は試験終了後に消費電力を抑えたVVVFインバータ制御の「LVS-97A」に改造された一方、サンクトペテルブルク市電に導入された1両についてはペテルブルク電気車両博物館(Ретро-трамвай — петербургская классика)に保存されている。 LVS-97A(ЛВС-97А、71-147А) - 主電動機に誘導電動機を用い、VVVFインバータ制御装置を搭載した形式。LVS-97Mから改造された1両に加え、1998年から2003年の間に6両が新造された。 LVS-97A-01(ЛВС-97А-01、71-151А) - 2004年に1両が試作された形式。電気機器はLVS-97Aと同様だが、後方車体の大部分が低床構造となっている。 LVS-97が導入された都市は以下の通りである。 形式国都市導入車両数LVS-97 ロシア連邦 サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク市電) 37両 コロムナ(コロムナ市電) 11両 クラスノヤルスク(クラスノヤルスク市電) 2両 LVS-97M ロシア連邦 サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク市電) 1両 ベラルーシ ヴィーツェプスク(ヴィーツェプスク市電) 1両 LVS-97A ロシア連邦 サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク市電) 6両 LVS-97A-01 ロシア連邦 サンクトペテルブルク(サンクトペテルブルク市電) 1両
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運用・車種
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1987年から製造が始まった最初の車両には、LM-68やLM-68Mと同様に制御装置に抵抗制御方式(RKSU、РКСУ)が用いられており、LVS-86K(ЛВС-86К)とも呼ばれていた。だが、抵抗制御方式を用いた制御装置は多湿なレニングラード(サンクトペテルブルク)の環境下では故障を防ぐため頻繁なメンテナンスが必要となり、低速運転時を筆頭にエネルギーの損失量も多い事が課題となっていた。そのため、1990年以降に製造された車両の一部は制御装置が電機子チョッパ制御方式(サイリスタ位相制御、TiSU、ТиСУ)に対応した機器に変更され、電力の回収が可能な回生ブレーキも搭載した事で従来の車両と比べて消費電力が25 - 28 %削減された。これらの車両は機器の違いによってLVS-86T(ЛВС-86Т)およびLVS-86M(ЛВС-86М)という形式名が付けられた。 また、同時期には技術の発展によって回転数の変更がスムーズに行われ、メンテナンスや消費電力削減の面で更に有利な三相誘導電動機が鉄道車両でも多く採用されるようになった。これを受け、三相誘導電動機とIGBT素子を用いたトランジスタ制御方式の制御装置を組み合わせたVVVFインバータ制御をロシア連邦で初めて採用した路面電車であるLVS-86A(ЛВС-86А)が1996年に1両試作された。試験においては電機子チョッパ制御のLVS-86との比較が行われ、前述した利点が実証された。 これらの形式を含め、LVS-86は1986年から1997年まで計485両が製造され、ほとんどの車両はレニングラード市電(現:サンクトペテルブルク市電)に導入されたが、LVS-86Tのうち6両はアルハンゲリスク市電に導入された。 サンクトペテルブルク市電では連結運転も実施されている(2008年撮影) 塗装が異なるLVS-86(サンクトペテルブルク市電、2008年撮影) 広告塗装(サンクトペテルブルク市電、2008年撮影) 放置されているLVS-86A(2007年撮影)
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運用・車種
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1973年から1974年に試作車が製造された後、翌1975年に量産に関する認可を受け、レニングラード市電(現:サンクトペテルブルク市電)を始めとしたソ連各地の路面電車へ向けて大量生産が開始された。量産中にも一部の設計変更が行われ、1980年には窓配置の見直しによる後部乗降扉幅の拡大、主要機器の配置の改良が実施され、1986年以降に製造された車両はメンテナンス簡素化を理由に主要機器の一部が車内後部に配置された。その後、更なる需要増加に対応するため同様の機器を用いた連接車のLVS-86(ЛВС-86、71-86)に量産体制が移行した事でLM-68の製造は1988年をもって終了し、総生産数は2,108両にも達した。 登場当初の塗装(レニングラード市電、1982年撮影) 上半分白色、下半分赤色の塗装に変更されたレニングラード市電のLM-68M(右、1982年撮影) 広告塗装(サンクトペテルブルク市電、2008年撮影) このLM-68を基に製造された発展形式として、以下の2形式が存在する。 LP-83(ЛП-83) - LM-68Mを基に製造された、運転台や主電動機が設置されていない付随車。1983年に1両が試作され、レニングラード市電で試運転が行われたが、ドラムブレーキの信頼性の低さや牽引する動力車(LM-68M)の負担増加などの欠点が指摘され、量産される事はなかった。 71-88G(71-88Г) - 1988年から1992年にかけて製造された、LM-68Mを基にした両運転台車両。車体両端に運転台があり、電気機器の一部は一方の運転室内部に設置された。乗降扉は両側面の右側・中央左寄りに存在し、集電装置(菱形パンタグラフ)も2基設置された。レニングラード市電に7両、チェリョームシキ市電(ロシア語版)に6両が導入された。 チェリョームシキ市電(ロシア語版)の71-88G サンクトペテルブルク市電の71-88Gは更新工事が行われている
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運用・車種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 08:02 UTC 版)
「ロシア鉄道RA2形気動車」の記事における「運用・車種」の解説
上記の通り2005年に試作車が登場し、試験後の2006年から量産が始まった。ロシア鉄道のみならず、ウクライナ鉄道やリトアニア鉄道、モンゴルのウランバートル鉄道(ウランバートル・レールバス)にも導入が行われた。試作車を含め、RA2形は設計や用途、製造年月の差異により以下の車種に分類される。
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運用・車種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 20:37 UTC 版)
最初の車両となった試作車は1957年に製造され、その後3年間プラハを始め各地でデモンストレーション走行を実施したのち、1960年11月30日からチェコスロバキア(現:チェコ)のプルゼニ(プルゼニ・トロリーバス)で営業運転を開始した。この試作車は先代の車種であるシュコダ8Trと類似した外見を有していたが、同年に車体設計を変更した2両目の試作車が落成し、これを基に1961年以降量産車の製造が始まった。そして、計29次の量産を経て1982年の生産終了までにチェコスロバキア、ソ連、ブルガリア、アフガニスタン、インド、ノルウェーなど世界各地の都市への導入が実施された。その両数は7,372両、もしくは7,439両とされており、ソ連で製造されたZiU-9(ロシア語版)、ZiU-5(ロシア語版)に次ぎ、世界で3番目に多く製造されたトロリーバス車両となった。 1970年代以降、機器の技術進歩に合わせてこのシュコダ9Trについても電気機器やステアリング機構を改良した下記の車種の生産が実施され、各都市に導入された。ただし、製造数の大半を占めたソ連向けに関しては信頼性の高さや頑丈さ、修繕の容易さが求められた事から旧来の機器を備えたシュコダ9Trの生産が続けられた。 シュコダ9TrT、シュコダ9TrBKR - 消費電力の削減が図られる電機子チョッパ制御装置を搭載した試作車。1970年と1972年にかけて製造され、チェコスロバキア各都市で試運転が行われた。 シュコダ9TrH - 油圧パワーステアリングを採用し、運転性を向上させた形式。1977年以降製造が行われた。 シュコダ9TrHT - 油圧パワーステアリングに加え、電機子チョッパ制御装置を採用した形式。1979年以降1981年までチェコスロバキアやブルガリア各都市に向けて製造された。 また、これら以外に旧ソ連に導入された車両のうち一部は2両を連結した総括制御運転に対応可能な車両として製造され、後方に連結される車両については前照灯など一部機器の省略が行われていた。これらの車両について、製造元のシュコダではシュコダ12Trと呼ばれ区別が行われていた。 世界各国へ導入されたシュコダ9Trであったが、生産が終了した1980年代以降は各都市で後継車両への置き換えが進み、旧:チェコスロバキアの都市ではイフラヴァ(イフラヴァ・トロリーバス)での1997年の引退を最後に全車両が定期運用から退いた。一方で旧:ソ連のウクライナの都市では21世紀に入っても多数のシュコダ9Trが営業運転に使用され、最後の都市となったリウネ(リウネ・トロリーバス(ウクライナ語版))では2020年10月に一度引退しながらも、歴史的な価値が評価され翌11月から再度営業運転に復帰している。他にもチェコやスロバキアを始め世界各国に保存車両があり、動態保存が行われている事例も多い。
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運用・車種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 06:05 UTC 版)
LVS-2009の展開にあたり、形態が異なる2種類の車両が設計された。 71-154 - ループ線が存在しない路線・系統でも走行可能な、前後車体に運転台を有する両運転台車両。2011年に路線の延伸が行われたヴォルゴグラード・メトロトラムへ向けて、2008年から2012年にかけて10両が製造された。契約段階は16両が作られる予定だったが、ペテルブルク路面電車機械工場自体が2013年に倒産したため全車の製造が実現する事はなかった。 71-154M - ループ線が存在する路線・系統に適した片運転台車両。2011年に1両(71-154M-K)が試作され、ウクライナのキエフ市電に導入されたが、故障が相次いだため2017年に運用を離脱した。 地下駅に停車する71-154(2011年撮影) 延伸開業を記念する式典と71-154(2011年撮影)
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