運用・配備とは? わかりやすく解説

運用・配備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/14 07:37 UTC 版)

FV4101 チャリオティア」の記事における「運用・配備」の解説

チャリオティアの開発順調に完了しクロムウェルからの改装による製造も特に問題はなく行われたが、実用試験始められる様々な問題指摘された。 20ポンド砲に合わせて設計され砲塔は非常に大型のものになり、重量増加抑えた結果装甲厚は第二次世界大戦後装甲戦闘車両としては非常に薄いものとなったまた、車長展望塔持たず外部視察装置の数が少ない上に配置が不十分で、更に主砲発砲時の発射煙と砲口衝撃波によって巻き上げられ土埃酷く砲手席において照準器覗いている限り周辺視界が取れない(従って戦闘指揮部隊指揮不可能)、という問題発生したため、車長照準手だけではなく指揮官として行動するには砲撃戦時には車外出て直接視界得て指示する必要があった。これらの他にも、装填手は戦闘時には大型で重い20ポンド砲弾人力装填しなければいけないことに加えて無線機操作主砲同軸機銃装弾不具合発生時の対応をしなければならないために過重労働要求されること、砲塔大型であるにもかかわらず砲塔内の配置余裕がない、主砲弾の搭載弾数25発しかない、という問題があった。 総じて機動性攻撃力優れるが、防御力戦闘継続能力劣っている車両であり、戦時急造ならばともかく、ある程度余裕がある状況下で戦力として配備するには予備車両再利用としても費用対効果が低い、と結論されている。密閉式回転砲塔主砲同軸機関銃を持つため、イギリス軍装甲車両区分では「戦車」に分類される条件備えており、実際に中型戦車”の呼称で公式に記述されたこともあるが、車体はともかく砲塔部の装甲前面38mmでしかなく、敵戦車正面から戦闘を行うには無理があった。 結果最前線配置するには充分な性能満たしていない、とされ、センチュリオン生産と配備軌道に乗ったこともあって、当初の予定とは異なり1953年よりイギリス予備役部隊であるイギリス国防義勇軍部隊だけに配備され使用された。国防義勇軍での使用期間短く1956年より配備部隊からの引き揚げが行われ、順次外国売却されオーストリアフィンランドヨルダンレバノンにて装備運用された。 1960年にはイギリスにて保管されていた1両が主砲L7 105mm戦車砲換装してのテスト用いられている。105mm砲の発生させる反動に対して車両軽量過ぎて危険である、とされた当初予想異なり結果良好であったという。 また、レバノン供与されたうち砲塔旋回装置修理交換した際に主砲L7 105mm砲に換装した車両が数両製作されており、1972年には他の車両主砲換装する改修計画構想されたが、車両自体老朽化激しく改修行ったとしても延命は困難である、との結論達して改修計画放棄されその後オリジナルの状態のまま装備された。

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運用・配備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 06:47 UTC 版)

IFAV」の記事における「運用・配備」の解説

IFAV1999年11月からアメリカ海兵隊への配備開始された。総計157両を調達し、その一部イラク戦争アフガニスタン紛争への派遣部隊でも使用されている。 :第1海兵遠征軍カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトン - 33両。 :第2海兵遠征軍ノースカロライナ州キャンプ・レジューン - 25両。 :第3海兵遠征軍沖縄県キャンプ・コートニー - 27両。 第17武装偵察中隊アフガニスタン派遣 - 22両。 第3武装偵察中隊イラク戦争派遣 - 23両。 第1非武装地帯警備中隊韓国坡州市駐留 - 15両 その他 - 12

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