運用車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 00:28 UTC 版)
越美北線はキハ120形を使用し、通常5両が運用されているが、豪雨当日は福井発の始発列車のみ運転されたため、大野側(越前大野鉄道部)には車両が3両 (201,202,205) が残ったものの、福井側(福井地域鉄道部)には2両 (203,204) しか残らなかった。 そのため、鳥取鉄道部から急遽廃車前提で後藤総合車両所に留置中であったキハ58形2両 (1042,1047) とキハ28形1両 (2466) が福井側の応援に入り、平日朝の通勤時間帯において運用された(夜の時間帯でも運行はしている)。 2005年4月からはワンマン改造されている高岡鉄道部のキハ58-1114とキハ28-2360(高岡の前は小浜鉄道部の配置)に変更した。これは加古川線電化で高岡鉄道部に気動車が転属したことによる玉突きの転属である。塗装はエンジ色のままで変更はない。先頭車の方向幕には「福井⇔一乗谷」と書かれた紙を貼った。 さらに、2007年4月からは、「リバイバル能登路」に使用した金沢総合車両所のキハ28-2119とキハ58-596(いずれもワンマン非改造)に変更した。3か月程度の運用であることから、先頭の方向幕は「普通」のみを掲出し、サボには「急行 EXPRESS」「能登路 NOTOJI」のシールが貼られたままであった。この車両は、試運転開始の同年6月25日から運用を外れ、同年6月30日と7月1日に運転された越美北線全線復旧記念臨時列車「おくえつ」に運用後返却された。 2006年5月19日、全般検査と便所設置工事を実施するために福井側で運用されているキハ120-203をトレーラーで越前大野駅に搬入し、6月20日に大野側で運用されていたキハ120-205を搬出して金沢総合車両所に回送した。クレーンで搬入出をする様子は滅多にないことであり、地元の新聞やテレビでも大きく取り上げられた。 順次トレーラーでの搬入出を行い、2006年末には福井側にキハ120-201と203、大野側にキハ120-202、204、205(すべて検査・便所施工済)という構成になった。 2007年4月から復旧時まで福井駅 - 一乗谷駅間で運用されたキハ28-2119(2006年10月21日 山陰本線浜坂駅) 越前東郷駅に停車中の一乗谷行き表示の旧塗装のキハ120形気動車(2005年7月) 九頭竜湖駅で発車を待つ美山行き表示の旧塗装のキハ120形気動車(2005年7月)
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