高岡鉄道部とは? わかりやすく解説

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高岡鉄道部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/04 17:37 UTC 版)

高岡鉄道部
高岡駅構内

高岡鉄道部(たかおかてつどうぶ)とは、富山県高岡市高岡駅構内にあった西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道部である。

概要

ローカル線の活性化と効率的な鉄道運営ができるように1991年4月1日から鉄道部制度を導入し、氷見線城端線(いずれも高岡駅構内を除く)を高岡鉄道部が運営するように改められた[1]

金沢支社が管轄していたが、2008年6月1日に鉄道部制度の見直しにより、北陸地域鉄道部に統合されて廃止された[2]

所属車両の車体に記される略号

金沢支社の略号である「金」と、高岡を表す「タオ」から構成された「金タオ」であった。なお、本来の高岡駅の電報略号は「タカ」であり、同様の例はJR北海道札幌運転所の「札サウ」(本来の札幌駅の電報略号は「サツ」である。)などがある。

所属車両

氷見線城端線北陸本線高岡駅 - 富山駅間で運用される気動車が所属していた。2006年4月1日現在の所属車両は以下の通り。

歴史

  • 1920年大正9年):中越鉄道の国有化により富山機関庫高岡分庫開設。
  • 1931年昭和6年)1月:蒸気機関車20輌を擁し城端線・氷見線の運用にあたる。[3]
  • 1934年昭和9年)3月:高岡機関庫に昇格。
  • 1936年昭和11年)9月1日:高岡機関区に改称。
  • 1960年昭和11年)4月11日:高岡管理所に組織改正。
  • 1967年昭和42年)3月:富山第一機関区高岡支区に組織変更。
  • 1978年昭和53年)11月1日:高岡機関区が発足[4]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、高岡機関区が高岡運転区になる[5]
  • 1989年平成元年)3月11日:高岡運転区が高岡列車区になる[6][7]
  • 1991年(平成3年)4月1日:鉄道部制度に伴い、第2次鉄道部として発足[1][8]。高岡列車区が統合される。
  • 2008年(平成20年)6月1日:鉄道部制度見直しに伴い、北陸地域鉄道部に統合[2]。運転士は富山地域鉄道部高岡運転派出の所属になる。

脚注

  1. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '92年版』ジェー・アール・アール、1992年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-113-9 
  2. ^ a b 鉄道部組織改正について(北陸エリア)(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年5月11日
  3. ^ 名古屋鐡道局昭和六年一月末日現在機関車配置表
  4. ^ 『国鉄車両配置表 '79』交友社、1979年。
  5. ^ 『JR気動車客車情報』87年版 ジェー・アール・アール 1987年
  6. ^ 『JR気動車客車編成表』90年版 ジェー・アール・アール 1990年 ISBN 4-88283-111-2
  7. ^ 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、145頁。 ISBN 4-88283-110-4 
  8. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '91年版』ジェー・アール・アール、1991年8月1日、195頁。 ISBN 4-88283-112-0 



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