いすみ鉄道キハ28 2346
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「国鉄キハ58系気動車」の記事における「いすみ鉄道キハ28 2346」の解説
キハ28 2346JR西日本高岡鉄道部塗装 いすみ鉄道譲渡後旧国鉄色 2012年8月27日に同社の鳥塚亮社長(当時)が自身のブログでJR西日本からの譲渡を発表、同年10月11日に搬入された。 キハ52 125とは異なり金沢総合車両所にて整備および塗装を高岡色→国鉄急行色へ変更の上で譲渡された後、いすみ鉄道にて再度整備を実施。2013年3月9日から営業運転を開始した。営業運転時はキハ52 125と編成を組成し大原側に連結される。 同車は1964年に帝國車輛工業でキハ28 346として製造され同年4月15日米子機関区(現・後藤総合車両所)に新製配置。同年5月24日付で新潟機関区(現・新潟車両センター)へ転出、同年7月14日付で千葉気動車区へ転出して房総地区での海水浴客輸送に使用され、同年9月17日付で米子機関区へ転出と実質的には貸し渡し的な転出入が行われた。1972年に冷房改造と同時に4VK発電装置を搭載し2346に改番。引続き山陰地区で運用された。1985年に七尾機関区(現・七尾鉄道部)へ転出し分割民営化時にはJR西日本に継承。1991年には富山運転所へ、1996年には高岡鉄道部へ転出。2000年に一度小浜へ転出しているが、2003年の小浜線電化と同時に再び高岡へ転出をしている。その後一度は保留車となるが、2004年には越前大野鉄道部に貸し出されて越美北線での災害復旧まで投入された。これ以後はキハ58 1114と編成を組むようになり高山本線での列車増発実験に伴い2007年に富山へ転出。高岡色のまま高山本線で運用された。 2022年現在、国内での営業車両としては本系列で唯一の稼働車であったが、2022年11月27日をもって定期運用を終了する予定。
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